横溝正史のレビュー一覧
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金田一耕助です
新年だけに
やっぱり面白いし
本当に色褪せない
びっくりです
それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです
もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから
おい!っていうね
特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか
わざとか!と
だいたいがあれですから
金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
そして真犯人が最後死んじゃうのめちゃくちゃ多いですからね
色々きれいに清算されるの待ってるフシがある
そんでもって最後に解き明かす
遅いわ!
もうあらかた死んどるわ!
でも物語としてはそれが面白いのよね
一番残酷なのはいつの時代も読者なのかもしれんね -
Posted by ブクログ
横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。
作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見えるところではないかと思う。 -
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というわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております
『悪魔の手毬唄』ですわ
最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました
「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と
なんか歪んでますね(苦笑)
というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです
(見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと)
見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね
で、今回再読してあらためて感じたのは
『悪魔の手毬唄』は『獄門島』の10年くらい後の作品なんですが、『悪魔の手毬唄』はより読者への挑戦の色合いが濃い作品だなぁと
「推理」というものを楽しみたい読み手にとってはほんとに必須課題図書です
時系列を整理しながら、人物相関図を書きながら読み進めれば必ず犯人に行きつくこと請け合いです
驚くべき犯人にも関わらず、誰もがそこに行きつく道筋が示されている
「推理」小説のお手本とも言える傑作です
「推理」小説好きを標榜する諸氏には今からでも遅くない!是非読んで欲しいぞよ! -
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ゆる〜く横溝正史を読み直そう!『三つ首塔』です
『三つ首塔』にはちょっと思い出がありましてね
確か小学五年生か六年生だったと思うんですが、幼なじみに本屋の息子がいまして仲良くしてたんですね
その彼が誕生日にプレゼントしてくれたのが本書でした
自分からリクエストしたかどうかは忘れてしまいましたが、角川文庫の横溝正史シリーズを収集してる途中だったので少なくとも何を持ってないかの確認はされたと思います
『病院坂の首縊りの家』上下巻も一緒だったので実家が本屋とはいえ小学生としてはかなり太っ腹な誕プレでしたね今思えば
今さらながらありがとうね(届くはずもないお礼コメント)
しかし、我ながら小学生の誕プレで横溝正史て!しかもよりによって『三つ首塔』て!
はい、『三つ首塔』ね
作品紹介によると「本格推理とメロドラマの融合」みたいなこと書いてありましたが、本格推理の要素はほぼないです
どちらかというと運命の恋に落ちた男女の冒険小説って感じですね
直接的な描写はないんですが、主人公音禰は言ってみればレイプされた男に恋しちゃうわ
近親相姦に近いようなものや、当時は非常に嫌悪されていた同性愛も出てきて小学生が読む本じゃねーな全く
どうなっとんねん!(お前だ)
まぁでもね、好きですこういうの
結果なんやかんやでハッピーエンドだし
ええやんええやん、ご都合主義
ヒロインのひとり語りの体裁だったり、金田一耕助あんまり出て来なかったりでシリーズの中ではかなりの異色作ですが、あたしゃ好きですよ
よし、次は『悪魔の手毬唄』行きます!(予定) -
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ネタバレ金田一耕助、等々力警部といった主要な人物を除き登場人物がうち10人死ぬ。おそらく金田一シリーズで1番死者を出している作品。
※『八つ墓村』で32人が殺されるが金田一が関わる前に起きた出来事なので除外。
服飾デザイナー浅茅文代専属モデルが次から次へと殺されていくが、死体の乳房が抉り取られ、不気味な色をした蛾も添えられていて……。そこに、文代の周りに現れる狼男。果たして彼の目的とは?
とにかく死体の描写が生々しく、また人が次から次へと殺されていくところから「これこそ横溝正史」と言える一作。
一方で金田一耕助が犯人を突き止めるまでに被害者をかなり出してしまい、存在感があまりない感じもする一作。次回頑張ってください、先生。
昭和に発表された作品であり、現在では古典的な扱いを受けそうなものだが、十分に楽しめる一作。 -
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ネタバレ表題『毒の矢』と『黒い翼』を収録。
『毒の矢』は緑ヶ丘のある家庭に黄金の矢と名乗る謎の人物から怪奇な密告状が届き、金田一耕助が事件の捜査に乗り出そうとするところから物語が始まる。
金田一耕助が捜査をする中で、密告状の送り主に気がついたアメリカ帰りの富裕な女性が殺害されるという事件が起きる。
女性は絞殺された後に背中に矢を突き立てられるという形で殺されるが、犯人はなぜ面倒なことをしなければならなくなったのか?金田一耕助が、犯人を追い詰めていく。
『黒い翼』は不幸の手紙から始まる物語。
ある女優の一周忌で、金田一耕助の目の前で2人の男が毒殺されてしまう。
犯人と動機は?金田一耕助の名推理が冴え渡る。 -
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ネタバレ表題作の『華やかな野獣』他、二編を収録。
『華やかな野獣』は破廉恥なパーティーの主催者である奈々子が館で絞め殺され、潜入捜査をしていた金田一耕助が解決に乗り出すというもの。
絞め殺されたにも関わらず胸が抉られていた理由とは?
パーティーの雰囲気がハリウッド映画『バビロン』を彷彿とさせ、頭の中ではずっとメインテーマが流れていた。
『暗闇の中の猫』は金田一耕助と彼の盟友である等々力警部が初めて出会った事件を扱った作品。
銀行強盗犯が逃げ込んだキャバレーで、目撃者が銃殺され、キャバレーのマダムが毒殺される。金田一がたどり着いた真実とは?
『睡れる花嫁』は感想を書くのも嫌になるおどろおどろしい作品。中学生のときに読んで「おえ」っとなったが、今回も「おえ」っという感想が……。
どれも横溝正史の世界観を味わえる傑作短編集である。 -
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ネタバレ中編の表題作と短編の『廃園の鬼』を収録。
表題作『壺中美人』は、陶芸蒐集家の画家がアトリエで何者かによって殺害され、その真相を金田一耕助が解き明かすというもの。犯人が凶器を持ったまま現場にあった巨大な壺の中に入ってこうとする奇妙な姿が目撃されていたのだが……。
目撃者と犯人がグルだったため、話がややこしくなるも、ちょっとした違和感から犯人まで辿り着いた金田一耕助の推理力が冴え渡る1作。
短編の『廃園の鬼』では、精神を病んでしまった男が残した不気味な廃墟で殺人事件が起こる。証拠と思しきものが多く見つかるが、金田一耕助の力を持ってしても解決に至らず迷宮入りへ。
しかし、最後の数ページで真相に辿り着いた金田一耕助が犯人に当てた手記で真相が明かされる。
2作とも読み応えたっぷり、横溝正史のエッセンスがふんだんに盛られていて満足できる1冊。 -
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モギャーーーッ!!!
笑いましたヾ(≧▽≦)ノ
ドタバタ喜劇で、キャラの個性も最高!
横溝作品、面白い!!
帯の『異色』の意味がわかりました。
完全にコメディですね。
このタッチの小説もすごくいい♡
もちろん、ミステリの仕掛けは最高級。
言うことなし!
文句なしの面白さ!
梟座の『パンドーラの匣』開演中に殺人事件がおこります。
舞台上の仕掛けで起きた殺人…。
箱を開けると、ナイフが飛び出し役者に刺さる!
なんとびっくりです笑
登場人物は各配役の格好をしているのですが、これもまた個性豊かで面白い。
カリガリ博士(ドイツのサイレント映画らしい)
フランケンシュタイン
せむしのカジモト
ハイド氏
キングコング 等
横溝正史作品のすごい所は、途中から明かされる 新事実のタイミングが絶妙な所。
ちゃんと最終的な推理の前には用意されていて、ヒントがどこかに隠れています。
納得納得、大満足!(〃´-`〃)
八つ墓村や悪魔の手毬唄とは違い、最初から最後まで明るくテンポよく気持ちよく纏まった小説です!
好きだわ〜♡
めっちゃおすすめ!!!
【蜃気楼島の情熱】
瀬戸内海の小島(沖の小島)に竜宮城のような家を持つ志賀泰三。
金田一耕助と久保銀造は小島へ向かう。
その日は志賀の親戚である医者、村松の息子の葬式であった。
志賀は葬儀の後から様子がおかしくなる。
家に着くと、志賀の妻が床で死んでいた…。
金田一耕助の推理が光る短編。
短編でこんなに面白いってすごい!
短いのでそこまで入り組んでいないので、スッキリ気持ちの良い作品でした。
金田一が頭を掻いたら何かに気付いているんですね。( ≖ᴗ≖)
等々力警部や磯川警部…
有名な作品の登場人物達の関係性も、少しずつ分かってきました。
繋がりが見えてくるのも、楽しみのひとつですね♡
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うわぁ〜……(-∀-`; )
これは…この結末は何ともまぁ……
『悪魔が来りて笛を吹く』
タイトルのセンス抜群!!としみじみ感じますな゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
「この話、よく映像化できたな(^▽^;)」という感想が1番に思い浮かびました。笑
私は映画は観ていないのですが、興味ありますね( ≖ᴗ≖)
今回も推理バトル本として読んだのですが、スレスレの85%まで読んでも全く犯人が分からず、かなり苦戦しました…(・_・;
結果、犯人を当てる事ができましたが、相手も当たったので、引き分け((´・_・`)不服)
この作品は、椿子爵の自殺後に娘から金田一へ依頼。話が始まります。
『天銀堂事件』という、窃盗殺人事件との絡みと、一族の過去とが複雑に絡み合い、もう何が何だか混乱しまくりです。笑
そこで、家系図をノート1面にメモしながら読んだのですが……(-_-;)
おいおいまさか…という結末に…(。-∀-)
ミステリに、家系図と見取図は大事ですね♡
後半に明らかになっていく謎が、また謎を呼ぶ。
チラチラと伏線ありますが、最後にはスッキリ回収され、気持ち良いです。
それにしても…このお話、ちょっと考えてしまいます。
何ともやり切れない気持ち…。
悲劇です…(´._.`)
なんにせよ、名探偵金田一耕助シリーズ!
面白かったです!
おすすめ……
おすすめ〜…は、成人済みの方に!!笑笑