横溝正史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
うーん、さすがにネタ的に、最近の復刊ラインナップには入ってないか^^;
盲聾唖の美少年がガラスの棺に入れられて、瀬戸内海の波間を漂っているという、どんだけ耽美やねんという幕開け。
殺人事件があり、探偵も登場し、ミステリの体裁はとっているものの、ミステリ、冒険小説、耽美小説を、けして器用にではないけれど、作者らしい美意識で繋ぎ合わせた傑作だと思います。
なんと言っても終盤が素晴らしい。詳しく書くとネタバレになるので書けないのが悔しいけど、とにかく芝居のクライマックスさながらの描写、スピード感、視覚的な美しさ。そして、闇。
古くささや端々の整合性には目をつぶって、芝居を見るように楽しむのがいいんじ -
-
Posted by ブクログ
面白かった
角川の金田一耕助シリーズではは3作目だが、
原作は2作目。
金田一耕助が久しぶりの登場という設定。
本陣殺人事件に続いで磯川警部が登場。
3人の妹たちが殺される
おれの代わりに獄門島へ行ってくれ
復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託され、獄門島に渡る金田一耕助。
そして遺言通りに3人の娘が殺されていく。
しかもただ殺されるだけではなく
死体を何かに見立てるように。
映画では曖昧だったトリックも原作では細かく説明されていて、金田一耕助の心情も映画より遥かに表現されている。
そして全ての伏線を見事に回収できている。
ただ犯人が映画と違うところは少し驚いた。
でも