横溝正史のレビュー一覧
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金田一耕助の冒険をゆるりと読み直しておりますが、今回は金田一耕助最後の事件『病院坂の首縊りの家』です
最後の事件と言っても、書かれたのは最後じゃありません
『カーテン』方式ですね
そうそう『カーテン』方式なんだよねと思ったそこのあなた!今度飲みに行きましょうヽ(´ー`)ノ
ちなみに最後に書かれた...続きを読むPosted by ブクログ -
短編が七作品。“例によって例のごとく”の金田一。シリーズの読者だからこそ楽しめるノリだと思う。ゲスなお話はこれくらいさらっと書かれているのがちょうどいいかな。Posted by ブクログ
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尊敬するひまわりめろん師匠におすすめ頂き、速攻ポチった一冊。
きっと私以外の人はみなさんご存知なんだろうなぁ。。。
こんなに有名な作品なのに、私は一度も読んだこともなければ、一度も映像も見たことが無かった(⌒-⌒; )
数ヶ月前、ミステリという勿れの映画を観ていたが、犬神家という台詞があったの...続きを読むPosted by ブクログ -
この小説の初版が昭和46年という事実に衝撃です。何年経っても色褪せることの無い傑作がこの本だと思います。
今では、昔よりも面白いミステリー小説がたくさん登場しましたが、この小説はそれらに負けず、終戦後と獄門島の独特な雰囲気が唯一無二であると言えます。
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職場の方との会話の中で出てきたので、気になって読んでみました。表紙もタイトルも怖くてホラーかと思いましたが、ちゃんとした推理モノだったので安心しました。
古めかしい言い回しが多く、最初は慣れるのが大変でしたが、人物関係やストーリーが把握出来てくると先が気になり、読むのが面白くなりました。
展開が次...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和二十×年、信州で一大財閥を築いた犬神佐兵衛がこの世を去った。彼の遺言は、後継者候補の三人の孫がそろったときに公表されることになっていた。それから八ヵ月後、いちばん上の佐清(すけきよ)が復員して三人がそろう。しかし、彼は戦争で顔に重傷を負い、素顔に似せたゴムの仮面を被っていた。そして、ついに遺言が...続きを読むPosted by ブクログ
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やっぱり横溝正史面白いなあ。
閉鎖的な村での連続殺人。
後半は洞窟内の冒険章にかわります。
複雑な関係性と人物の多さに混乱する所もありますが、終始おどろおどろしい雰囲気と半世紀前に書かれたとは思えない読みやすさで、ページをめくる手が止まりませんでした。
金田一がほぼ出てこないのも意外。Posted by ブクログ -
戦国時代、三千両の黄金を持って落ちのびてきた八人の武士が、その黄金に目をつけた村人たちに惨殺された、という言い伝えからその名がついた八つ墓村。大正に入り、名主の家に生まれた田治見要造が突如発狂し、村人三十二人を虐殺、自身は行方をくらますという事件が起こる。そして戦後、事件から免れた愛人の子・辰弥が村...続きを読むPosted by ブクログ
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横溝正史シリーズを読みたくなり購読。
全体的に暗くおどろおどろしい感じが良かった。
ただ、登場人物が多く、家系図がないと誰が誰かわからなくなりそうである。Posted by ブクログ -
『陰摩羅鬼の瑕』を読んだら、どうしても『本陣殺人事件』が読みたくなってしまった。
随分久し振りの再読だったので、金田一耕助シリーズの語り手がY氏……もとい、横溝正史本人と気付くのに少しかかってしまった。そうか、伝聞調でストーリーが進むのだったっけ。
3編からなる1冊。表題の『本陣殺人事件』はまさしく...続きを読むPosted by ブクログ -
いつもの金田一シリーズに輪をかけて愛欲金欲まみれのゲスなお話だなぁと思ったけど、一応それだけではない事情もあったみたい。ともあれ何でもありでツッコミどころ満載なんだけど、いつの間にかハラハラドキドキさせらせてしまうのでした。
それにしても、差別・偏見が酷い。ちょっと昔なだけでこんな感覚だったのだと...続きを読むPosted by ブクログ -
日本を代表する名探偵、金田一耕助のデビュー作「本陣殺人事件」を含む三編が収録された一冊。カーに影響を受けた鮮やかな密室トリックの「本陣殺人事件」は勿論、顔のない死体をテーマにした(一風変わった)「黒猫亭事件」も面白く、読みやすかった。Posted by ブクログ
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もたつかず、すごく読みやすくちょうどいいテンポで展開していってくれるので一気に読めた。
2つ目のお話、金田一耕助の最初事件、
等々力警部とのまだ信頼関係が築かれる前の2人の会話が面白い。Posted by ブクログ -
おそらく横溝正史作品で1、2を争うくらい映像化されている作品。フーダニット、ホワイダニットを主軸としているものの、個人的には「ミステリー要素のある冒険小説」だと捉えている。Posted by ブクログ
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面白かった〜!!これで金田一耕助シリーズ6作目。
ミステリーって結構事件が起きるまで最初面白くない事が多いんだけど、横溝正史って第一章からめちゃめちゃ惹きつけてきて最後までずっと面白いの何なんだろう?独特の語り部目線?で本事件を陰惨さを語ってるから??
シリーズとしては全体的に似てるんだけど、今回は...続きを読むPosted by ブクログ -
怒涛の展開に、予想はしつつも、驚くことばかり。鍾乳洞を探検するパートはいつもひやひやさせられた。薄々怪しいなとは思っていたけれど、動機もまさかだしノートの仕掛けも驚いたなぁ。
金田一全然関わってこなくて驚いた。最初と最後にちらっと出てきて分かってましたよ、私は。ってやるの流石に笑う。
人物の描写が...続きを読むPosted by ブクログ -
途中から家族関係複雑になって家系図書かないと把握しきれなくなったw
しかし細かいところに散りばめられた要素を最後に全部回収していくの見事だったなぁ…
途中で意味深な言葉(ここで〇〇していればよかったのに…)みたいな台詞も、何に関連があるの!?ってわくわくさせられて楽しかった。
突拍子もないような話に...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。登場人物も個性豊かで特徴的で、言動が劇調で頭にみんなが動いている様子が浮かんでくる。本当に想像を刺激して、思い浮かばせるのがさすがと思う。その書き方が楽しい。Posted by ブクログ