横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今月は個人的短編集強化月間!
ということで、秀逸な短編集をセレクトして読んでいる私です。
金田一さんの短編集はいくつか読みましたが、読みやすさという点ではこれがダントツだと感じました。死姦が出てこない!笑
東京の等々力警部の登場が多いからか、都会らしい(?)カラッとした事件ばかりだなと感じました。
その中で、『女怪』はかなりの見もの。なんと、恋する金田一さんが描かれています。
『女怪』についてちょっとした事前知識はあったものの、これまで知った気でいた金田一さんとは全く違う一面が垣間見え、非常に新鮮な気持ちになれました。事件の結末はなんともやるせなく、その後の彼に与えた影響の大きさもきっとかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ金田一耕助ファイル14冊目。未読の長編もだいぶ少なくなってまいりました〜。
本作は、屋敷のあちこちにどんでん返しや抜け穴がある豪邸が舞台。
金田一シリーズの中では結構ボリュームがあり、手に取った時は驚いたのですが、いやこれが面白い!
『八つ墓村』の冒険要素あり、『悪魔が〜』の没落貴族あり、『悪霊島』の自分勝手すぎる犯人あり、”身体に特徴がある謎の人物”あり……オマケによく耳にする”糸を使ったトリック”まで出てきて
「これがあの!!」と興奮してしまいました。笑
パトロンの風間氏が出てくるところも高評価◎
これだけ要素てんこもりなためか、謎解きはやや性急でさすがにちょっと無理では??と引っかかっ -
Posted by ブクログ
金田一耕助シリーズ6作品、昔の慣習と言葉遣い、差別的な考えが逆に当時の空気感を表していて好き。田舎の村ならではの人の距離の近さは懐かしさを感じる。
かなり方言が出てきて読みづらいかもしれないが、私自身が西の生まれなので、ざっくりはわかるし、西の独特な陽気さと田舎の卑屈さが通ずるところにも楽しさを感じた。
話の構成の巧みさはさすが、またストーリーのみならず、登場人物の心理という面でも巧さを感じる。八つ墓村や犬神家の一族よりも一般的ではないのが不思議。6作中、八つ墓村に続いておススメしたい。次はいよいよ犬神家の一族かな。
さて、今作品に戻り、私が感じたことはトリックがどいたこうよりも、人のう