横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

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    映画もドラマもリメイクされるたびに見ていてそういえば原作読んだことないなって思い手に取りました
    難しい漢字や意味が出てきたらちょっと心配だなと思いつつもルビも振ってあり昭和に書かれたと思えないくらい読みやすかったです
    映画やドラマと比べると登場人物の印象が違うなと思いました
    話の流れは変わらないけど、何度も見た映画やドラマと違う部分を見つけてはああなるほどと、楽しく読めました

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    2025年09月15日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

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    金田一耕助シリーズ6作品、昔の慣習と言葉遣い、差別的な考えが逆に当時の空気感を表していて好き。田舎の村ならではの人の距離の近さは懐かしさを感じる。

    かなり方言が出てきて読みづらいかもしれないが、私自身が西の生まれなので、ざっくりはわかるし、西の独特な陽気さと田舎の卑屈さが通ずるところにも楽しさを感じた。

    話の構成の巧みさはさすが、またストーリーのみならず、登場人物の心理という面でも巧さを感じる。八つ墓村や犬神家の一族よりも一般的ではないのが不思議。6作中、八つ墓村に続いておススメしたい。次はいよいよ犬神家の一族かな。

    さて、今作品に戻り、私が感じたことはトリックがどいたこうよりも、人のう

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    2025年09月15日
  • 金田一耕助の冒険

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    ネタバレ

    金田一耕助短編集。「女」シリーズ。

    短編集だからサクッと読めるけどあっさり。

    今更だけど、痴情のもつれ、浮気、不倫、詐欺とかそんな動機が多い笑
    あと犯人が時差して終わるのも。

    鏡の中の女は斜め上すぎた。
    泥の中の女や赤の中の女みたいに殺人がブッキングするパターンも面白い。

    傘の中の女は真相を知るとシュールさが凄い。目と鼻の先で殺人が行われて悔しがる金田一耕助。

    等々力警部が割と頻繁に金田一の所に遊びに行ってるのわらう。

    二篇は長編化されてるみたいだからまた読んでみようかな。

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    2025年09月14日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ネタバレ

    傴僂、御領主、子爵、村正、首無し死体、夢遊病など盛りだくさんの内容が怪奇さを増している。
    首無し死体による被害者の撹乱やアリバイトリックなど織り込まれ複雑さを増している。
    最後のどんでん返しで、今まで何を読まされていたのか混乱する。
    金田一耕助の出番は少ないが、頭脳明晰さを披露する。

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    2025年09月05日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    実写化したら映えそうなミステリー。映画も観てみたい。

    比較的善が報われるストーリーだったけど、美也子みたいな女性に憧れる。
    やっぱり悪いことはしてはいけないね。

    視野の狭さ、感情や憶測だけで動く人間の恐ろしさを感じた。


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    2025年08月29日
  • 支那扇の女

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    【支那扇の女】どんでん返しに継ぐどんでん返し。スタートが変わっているだけに、引きつけられる。面白い。
    【女の決闘】高級住宅地での事件。結末がだいぶ後になってから分かる。トリックよりも動機についてが、意外性があり。

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    2025年08月26日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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    横溝正史の代表作の一つ。久方ぶりの再読です。

    瀬戸内の小島での連続殺人事件に探偵金田一耕助が挑む。

    島の歴史・慣習にも根差した人間模様が事件究明に深く関わっており、虚をてらった犯罪トリックに頼らない構成は、古い作品でありながら色褪せない印象です。

    また、昭和以前の作品に特徴的ですが、文章の美しさも読後の充足感に寄与しています。

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    2025年08月14日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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    横溝正史の代表作の一つ。久方ぶりの再読です。

    瀬戸内の小島での連続殺人事件に探偵金田一耕助が挑む。

    島の歴史・慣習にも根差した人間模様が事件究明に深く関わっており、虚をてらった犯罪トリックに頼らない構成は、古い作品でありながら色褪せない印象です。

    また、昭和以前の作品に特徴的ですが、文章の美しさも読後の充足感に寄与しています。

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    2025年08月14日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    金田一耕助を出版順に読もうと思い、まずは第1作目のこれから読みました。何回か読んだので筋はあらかた知っていますが。細かいプロットが見事で密室殺人の名作です。クリスティーの「そして誰もいなくなった」と同レベルの傑作です。

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    2025年08月03日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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    金田一の名は知っていても実際に読んだこともなく、これが初読みになります。ビブリア古書堂で読みたくなり読んでみました。
    推理しようと思って読んでいないので、最後は怒涛の流れで話が進むのは面白かった。現代では差別用語と取られる言葉も多く、「当時の」小説として読まないと文句を言う人もいるでしょうね。

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    2025年07月31日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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    金田一の名は知っていても実際に読んだこともなく、これが初読みになります。ビブリア古書堂で読みたくなり読んでみました。
    推理しようと思って読んでいないので、最後は怒涛の流れで話が進むのは面白かった。現代では差別用語と取られる言葉も多く、「当時の」小説として読まないと文句を言う人もいるでしょうね。

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    2025年07月31日
  • 毒の矢

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    【毒の矢】 高級住宅街に住む、三芳夫婦が金田一に持ち込んだ、宛先間違いの脅迫状(黄金の矢)が事のはじまり。アメリカ帰りの未亡人の殺人事件が発生。未亡人の背中に13枚のトランプの刺青に矢が刺さっている。未亡人の養子で車椅子の娘、娘の主治医、隣に住む夫婦、未亡人が日本に帰ってくる時に世話した牧師、娘の家庭教師、声楽家、それと三芳夫婦とその娘など登場人物が多彩。特に、車椅子の娘の観察眼がすごい。金田一も賞賛。
    【黒の翼】 不幸の手紙が発端。人気絶頂の女優の死が、1年後の追悼式で事件が発生。

    二つとも、戦後の動乱機、私生児がキーワードになる。

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    2025年07月26日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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    金田一耕助の個性が、確立した作品(あくまで、個人的な感想です。)
    絶景の孤島で島を支配する綱元の遺言より始まる、殺人事件。横溝正史の作品らしさが盛り込まれた秀作。
    金田一耕助の恋愛? チラッと見える。

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    2025年07月23日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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    金田一耕助の個性が、確立した作品(あくまで、個人的な感想です。)
    絶景の孤島で島を支配する綱元の遺言より始まる、殺人事件。横溝正史の作品らしさが盛り込まれた秀作。
    金田一耕助の恋愛? チラッと見える。

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    2025年07月23日
  • 幽霊座

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    幽霊座 なかなか面白いと思います。意外なな人物が犯人ですが、それよりも交遊関係や人間関係が絡んでいて、本格ミステリーだと思います。
    鴉 磯川警部とのやり取りを中心にストーリーが進みますが、情報を与える人物が少なく、割と簡単に怪しい人物が見つかります。
    トランプ台上の首 トリック自体は予想が付けやすい。動機については、そんな事だろうと納得出来ます。ただ、クセのある登場人物や警部補と金田一の絡みが魅力的。金田一の収入についても触れられている。 

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    2025年07月19日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    金田一耕助シリーズの中で、密室殺人がテーマとなった作品です。
    この作品は、映像化されたものを見ていたので、密室トリックがすんなり理解できましたが、文章だけだと大枠は分かるけど、細かい部分がイメージしづらいかなと感じました。
    かなり前の作品なので、時代背景とか現代感覚だと理解しづらい部分もありましたが、登場人物の雰囲気も含め楽しめた作品でした。

    この本には、作品タイトルにもなっている「本陣殺人事件」以外に「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」の二つの中編作品も収録されており、両作品とも読み応えのあるものでした。

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    2025年07月16日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    ネタバレ抜きで初金田一作品読みました!
    人間関係が昭和で少し分かりにくいものの、一人称視点で進行していくため非常に臨場感があり楽しめました!
    ホラー要素も最高。
    他の海外ミステリ活躍のホームズやポアロと違いお淑やかや探偵という印象で日本の奥ゆかしさを感じました。
    (前に進んで解決パートというより、全てが終わってぼそっと解決みたいな笑)

    ラストもう少し後日談的な視点がもう少し欲しかったところかなあ。

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    2025年07月16日
  • 悪魔の設計図

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    金田一耕助ではなく、由利麟太郎のシリーズのうちの1つです。

    内容は、すごく深い…とか、トリックが凄い…とかは、そんなに正直感じませんでしたが
    言葉のテンポが噺家のように小気味良く、
    1話完結のドラマを見ているような気軽さで、
    読むこと自体の楽しさがあります。
    朗読したら面白そう!

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    2025年07月16日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ネタバレ

    金田一耕助もの。初めて読んでみた。せむし男や夢遊病、横溝らしい物語だ。
    三文小説家の屋代は親友の仙石直記からある因縁話を聞く。彼の家の主家筋の古神家にまつわる話である。古神の忠実な家来であった仙石家。直記の父の鉄之進は古神家の未亡人、お柳さまと関係がある。古神家の先代、織部の子どもは先妻の子、守衛とお柳の子、八千代。守衛はせむしである。八千代は鉄之進の子ではないか、と直記は疑っている。八千代は脅迫状で脅されており、情緒が不安定な時にバーであった、せむしの男、蜂屋を拳銃で撃ってしまう。直記に頼まれて屋代は彼の小金井の家に行く。その時、事件が起こる。なんと顔のない死体。せむしの体から守衛か蜂屋であ

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    2025年07月06日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    ☆4.6
    大林宣彦の映画をアマプラで観た。
    中尾彬が金田一耕助だった。
    大林さんのキネマ・マジックに魅せられてしまった。
    素晴らしい映画でした。
    原作は読んでますが、これはこれで傑作。

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    2025年06月24日