横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村
    激オモロでした…

    昔見た映画の記憶が甦ってきて感慨深かった。

    映画とエンディングは違ったけど、どっちも好き。

    横溝正史恐るべし、また小説を読む楽しみが増えた。
  • 壺中美人
    中編の表題作と短編の『廃園の鬼』を収録。
    表題作『壺中美人』は、陶芸蒐集家の画家がアトリエで何者かによって殺害され、その真相を金田一耕助が解き明かすというもの。犯人が凶器を持ったまま現場にあった巨大な壺の中に入ってこうとする奇妙な姿が目撃されていたのだが……。
    目撃者と犯人がグルだったため、話がやや...続きを読む
  • びっくり箱殺人事件
    モギャーーーッ!!!

    笑いましたヾ(≧▽≦)ノ
    ドタバタ喜劇で、キャラの個性も最高!

    横溝作品、面白い!!



    帯の『異色』の意味がわかりました。

    完全にコメディですね。
    このタッチの小説もすごくいい♡

    もちろん、ミステリの仕掛けは最高級。
    言うことなし!
    文句なしの面白さ!

    梟座の『パ...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
    映画やドラマなどで有名すぎる作品。
    しかし、きちんと原作読んでみようと思い古本屋を巡るもなかなか見つからず取り寄せで読んだ。
    原作は原作の味があって良い。
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂
    一つの映画や舞台を見終わったかのような劇場感があった。登場人物たちの個性豊かで、演技掛かった振る舞い。それは特に嫌だなという感じにもオーバーにも感じず、楽しませてくれる演出だった。これが映像化されているのはとても頷ける。犯人も最後まで誰か分からず、金田一耕助と同じように振り回されていて面白かった。最...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
    面白かった~!
    最近、テレビドラマで観て原作を読みたくなったのだけど。
    原作のほうが、複雑で面白い!
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島
    「惨劇の夜は霧のふかい朝となって明けた」

    相変わらず章の出だしが格好良い。

    再々読だが、読みやすく、結末がわかっていても楽しめる。最初から伏線も散りばめられ、「そう、これこれ」とか頷きながら読む。途中で分かったとしてもこれはこれで良いのである。

    「月影を砕いた波が、いぶし銀のように底光りしてい...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く
    うわぁ〜……(-∀-`; )
    これは…この結末は何ともまぁ……

    『悪魔が来りて笛を吹く』
    タイトルのセンス抜群!!としみじみ感じますな゚+.゚(´▽`人)゚+.゚




    「この話、よく映像化できたな(^▽^;)」という感想が1番に思い浮かびました。笑

    私は映画は観ていないのですが、興味あります...続きを読む
  • 死神の矢
    『死神の矢』と『蝙蝠と蛞蝓』を収録。
    『死神の矢』は考古学者が自分の娘の婿を3人の男たちから選ぶために海に漂う的を狙わせるという遊びから始まる物語。婿が決まったその夜に元候補者の1人が密室で殺害され、そこから連続殺人事件に発展していくというもの。金田一耕助はどう推理するか?
    被害者たちが揃いも揃って...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島
    瀬戸内海に浮かぶ獄門島で起こる殺人事件。俳句の見立て殺人の真相は衝撃的だった。読み終えた後、改めて、この作品は傑作だと感じた。
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
    市川崑の映画はもう何度も見ているが、原作を読むのは初めて。映画は原作をほぼ忠実に踏襲しており、当然犯人もわかっているのに面白い。戦中、戦後の家父長制の舞台設定が海外ミステリーにはない独特の世界観を醸し出している。この雰囲気に浸るのが好きなので結末がわかっているミステリーでも何度でも楽しめてしまうのだ...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄
    個人的第1次金田一ブームの頃から一番好きな物語です。
    最近、石坂浩二版の映画を観ていたので、相関関係も大体頭に入っていて物語にどっぷりと浸れました。
    見立て殺人、悲劇の元となった当時の田舎に根付いていた差別意識とそれに対する復讐心、解決した後のやるせなさ、横溝作品の要素が満載です。
    金田一さんと老婆...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村
    この作品の存在はもちろん知っていてテレビで観たことがある気がしてたけど、お話は全然記憶になかったみたいです。探偵物と思って読み始めたら、ホラーあり恋愛あり冒険あり・・・てんこ盛りのエンタメ作品ではありませんか!いろんな要素が楽しめて面白かったです。ちょっと前に読んだ江戸川乱歩の『孤島の鬼』を彷彿とさ...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島
    金田一耕助シリーズはこれを初めて読んでしまったが、1作めの「本陣殺人事件」のネタバレはなかったので良かった。
    古い文体が逆に心地よく話も面白く、他の作品も読みたくなった。
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件
    金田一耕助初登場作品。
    元々は東西ミステリーベスト100で1位の『獄門島』を読むつもりでしたがまずはシリーズ第1作を読まねばと思った次第です。

    『本陣殺人事件』
    終戦後間もない1946年に書かれた作品です。
    日本家屋に関する言葉の意味が分からなさすぎて、現場の情景が浮かばず、その都度スマホで画像検...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く
    横溝正史の面白さがわかって6冊目が本作です。最初は展開がゆっくりで、なかなか読み進めなかったが、金田一耕助が西に行くあたりから、どんどん読み進めました。生きているはずがない人が、生きているかもしれないという不気味さがじわじわと感じられてきて、新しいことがわかると、○○と○○は、本当の親子なのだろうか...続きを読む
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村
    金田一シリーズの中でも一二を争うタイトルがよい!作品では現実に起こった津山三十人殺しをモチーフにしたので子供時代に読んだときは怖かった!!
    呪いや因習などドロドロした雰囲気もよくでています。
    双子の老婆…それだけでなんか怖く感じました〜
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄
    金田一シリーズ中、最も怪奇色が強く峠で山頂で老婆と会うシ~ンはヒタヒタと背中まで恐怖がはしること間違いなし!
    犯行動機のやるせなさ…ぜひ読んで!

    手毬唄口ずさんでしまいます〜
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件
    金田一初登場作品!機械的トリックが凄い、犯行動機もまた凄い!!日本でしか発想できない日本的推理小説!!!
  • 金田一耕助ファイル 全22冊合本版

    どっぶり金田一

    金田一の世界を読み耽ってます。
    作品ごとに作風がずいぶん違うので飽きずに読み続けられます。
    松本清張が戦後の闇を描いたのだら金田一シリーズは戦後の愛と希望を描いた、と言えるでしょう。