横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった
角川の金田一耕助シリーズではは3作目だが、
原作は2作目。
金田一耕助が久しぶりの登場という設定。
本陣殺人事件に続いで磯川警部が登場。
3人の妹たちが殺される
おれの代わりに獄門島へ行ってくれ
復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託され、獄門島に渡る金田一耕助。
そして遺言通りに3人の娘が殺されていく。
しかもただ殺されるだけではなく
死体を何かに見立てるように。
映画では曖昧だったトリックも原作では細かく説明されていて、金田一耕助の心情も映画より遥かに表現されている。
そして全ての伏線を見事に回収できている。
ただ犯人が映画と違うところは少し驚いた。
でもこれで良いと思う。 -
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面白かった
角川の金田一耕助シリーズではは3作目だが、
原作は2作目。
金田一耕助が久しぶりの登場という設定。
本陣殺人事件に続いで磯川警部が登場。
3人の妹たちが殺される
おれの代わりに獄門島へ行ってくれ
復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託され、獄門島に渡る金田一耕助。
そして遺言通りに3人の娘が殺されていく。
しかもただ殺されるだけではなく
死体を何かに見立てるように。
映画では曖昧だったトリックも原作では細かく説明されていて、金田一耕助の心情も映画より遥かに表現されている。
そして全ての伏線を見事に回収できている。
ただ犯人が映画と違うところは少し驚いた。
でもこれで良いと思う。 -
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杉本画伯のカバー画で読む金田一探偵シリーズを事件発生順で読む祭り継続中。時代は1944年くらいの短編集。さすがにこの時代設定になるとマンションにもエレベーターがつく。エアコンはまだ普及していないが、ヨレヨレのかすりと袴姿は目立つだろ。
今回も愛と憎しみと欲からくる猟奇的事件が発生。これまでは金田一探偵はあいかわらず解決までは行かなくとも終了させることが多かったと思うのですが、今回驚くのは犯人を破滅させるエピソードがあることです。探偵は警察じゃないから逮捕はしないし、裁判官じゃないから量刑もしないけど謎や動機を暴くに徹しなければならないが、方法がもう犯罪すれすれというか黒に近いグレー。なんならアウト。やばくね?40代後半の金田一氏もこういう域に達してきたかと感慨深くもあります。こういうダークな感じもこのシリーズの魅力になっているのかもしれません。この後、墓穴をほって探偵が断罪される窮地に陥るなんて展開の作品があったら面白いかもと妄想して楽しんでます。 -
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1938年に起きた「津山三十人殺し」事件をモチーフにして、始まりから実話のようなリアルな恐ろしさがある。
古い作品だが文章は読みやすく、テンポも良いため、先が気になってどんどん読み進めてしまう。昭和の時代に書かれているため、田舎の人や女性、老婆に対する率直すぎる失礼な表現も多々あり、今読むと驚くが、思わず笑ってしまった。
特に印象に残ったのは洞窟のシーン。提灯やろうそく一つで暗い洞窟に入っていく場面はとてもスリルがあり怖くなった。この時代の女性は怖いもの知らずなのか?
犯人探しよりも、村の閉鎖的な雰囲気や集団心理の恐ろしさ、宝探しの面白さが印象に残った。 -
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これが戦前の作品だったなんて調べて驚いた、古風だとは思ったが、初めで読んだときは衝撃的で、しばらく体のどこかに憑いているような気がした。驚きも新鮮だったのに。再読してみるとあまり恐ろしくもなかった。
これを初めて読んだのは、中学一年生のときだった。横溝正史初読みになったこの本は、主人公が美少年だっただけに恐ろしく不気味だった。興味はあったがまだこういう世界には慣れていなかったらしい。ちょっと文学というものから外れていると生意気にも思っていた。
5、6年前くらい前だっだか角川文庫の「横溝正史生誕百十周年フェア」が開催されていたが、この作品は入っていなかった、横溝正史の作品では後世に残る名作というわけではなかったのだろうか。妖気が漂う耽美的な文章、時代を感じさせる舞台装置や血なまぐさい殺人事件、横溝正史の世界はここから始まったと思っていたので見つからなくて少しがっかりした。
その時は探して買ってきてまで読み返すほどの気分ではなかった。たまたま病気をして休養中だったので切った張ったという殺人事件から離れたい気分だったらしい。
そのとき展示されていた25冊の殆どは読んでいたが、初めて読んだ怪奇小説の「真珠郎」という題名の衝撃はまだ収まっていなかった。
先日立ち寄った古書店でたまたまこの本を見つけた、古い本独特のにおいと黄色く変色した表紙が懐かしかった。
それまで海外の名作ミステリというのはたまに読んでいたが、また病気をして治療中に借りたワクワクのミステリを読むのが面白くなってきた。
ホラー病も治ったころにはもう殺人事件までも好みの範疇で、少しのことには驚かなくなって、読書の楽しみが広がったのが嬉しいほどになった。
「真珠郎」に出会った今が読み時、と思って懐かしさのあまり読んでみた。
思い入れがあって前置きが長い。
浅間山の麓の湖際に建つ、妓楼を移築した眺めのよい部屋を借りた二人の大学生が、殺人事件に巻き込まれる。
棲んでいる家族は二人だけだと聞いていたのだが、渡り廊下の先にある蔵に誰かいるらしい。夜、湖畔の柳の下に立っている世にも稀な美少年を目撃する。しかし、そういうものはいないと家人が言う。
そして第一の殺人が起きる、湖の水が流れ入る洞窟で「真珠郎」と名づけられた少年が返り血を浴びて、船の上で奇怪な笑い声を響かせていた。(ここを夜に読んでいたのでまさに肝をつぶし震えたw)
舞台は東京に移り、また殺人事件が起きる。真珠郎が目撃されていたが、その後姿はかき消したように跡形もなく、その後事件が起きるたびに目撃される。
蔵の持ち主は「真珠郎」を生まれたときから蔵の中で育て残酷な教育をした、望みどおり怪奇な殺人者に成長し、鎖をきって逃走する。その後に起きる事件が、複雑な彼の生い立ちとともに周りの人々の思惑が絡んでいることがわかる、話は陰惨な場面が続く。
このときはまだ金田一探偵は書かれていないが、探偵役が出てきて、絡んだ糸を簡単にほぐしてしまう。
不気味な雰囲気は、当時子供だっただけに心に焼きついたものの、恐怖譚や妖しい物の怪話など嫌いではなかったのかたまに読むようになった。改めて読み返すと、表現や言葉遣い名前などに時代を感じるものの、ミステリとしても面白く、読み終わって思い出す場面も多かった。
ただ、並みの殺人鬼ではない彼の本心が哀れで、うら悲しい部分もあることに今回初めて気づいた。
横溝正史のものでは「本陣殺人事件」が一番だと思っていて、密室の仕掛けの面白さに驚いた。映画化された有名作品もいいが短編中篇にも魅力がある。
調べてみたら「真珠郎」は処女作ではなかった、でも極初期の作品で1934年「新青年」に連載されたもの。1941年には初めて金田一さん登場の「本陣殺人事件」が書かれていた。
映画も見たが、池から足が突き出ている衝撃のシーン「犬神家」より、美しく恐ろしかった「女王蜂」の方を覚えている。
ほかの作品のようにテレビで再放送をしたのは見たことがない。見逃しただけなのだろうか。ドラマの「真珠郎」はピーターだったようで、彼が若かった頃なら凄惨なイメージがあっているような気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ知人に紹介されて読んだ本です。
正直、同作者の「犬神家の一族」は知っていたのですが、この作品は知らず、あらすじを読むと金田一とあったので某名探偵のように難解な事件が起こり探偵が解決してくれる物語だ!と思って読み始めておりました。
ただ実際は個人的な印象ですが、探偵はほとんど出てこず、そして今回の事件でも大活躍!なのは間違いないのですが、普段漫画などで読んでいるような、そんな展開ではなかったことに驚きました。
文章も昔の言葉遣いなどが色々とあり、読みにくいなと思いながらも内容が引かれる部分がチラホラあり後半になるにつれて読む手はあまり止まらなかったです。
かくいう前半は難しい言葉遣いや時代背景の説明などが長く感じてしまい、ひたすら怖かった体験をした、という話を聞かされ内容に触れない感じがあり、私自身が乗り気じゃないまま読んでいたため読む手がチラチラと止まっていた、と言った感じでした。
物語も後日談的な、主人公の回想シーンを読んでいる、というような感じで描かれており、そこは斬新に感じました。
といってもさほど本を読んでいないからかもしれません。
トリックや事件の起承転結においては違和感なく、なるほどな、と言った具合に読めてとても楽しかったです。
ただ、1点。あまり理解ができていない、というか納得のいかない点として、姉が殺されるシーンで、姉が叫んだように聞こえた、みたいな文章がある中で姉が叫んでいないとわかったシーンで悲鳴が姉と勘違いするほど女性なのであれば、大体村にいた、というか登場人物の紹介が入った女の人は合計4~5人ほどという認識でいた自分にとってはもう答えでしかなく、なぜ主人公がそこでハッと気が付かないのかが疑問でした。まあただ、紹介されるのは後日談として重要な人物くらいしか書かないから、というのも分からなくは無いのですが、少し疑問に思ってしまいました。
なので個人的には星3かなと言った具合ですが、後半の面白さやおすすめしていただいた、という意味で星4とさせて頂きました。 -
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この歳までスケキヨのY字開脚シーン以外はなんのネタバレもされず読めた幸せたるや。
財界の雄である犬神佐兵衛が亡くなった。その莫大な資産を象徴する家宝の「斧・琴・菊」は、彼の恩人の孫娘珠世が、彼の孫息子三人のうち誰か一人を夫として選んだ場合にのみ珠世に相続される。まるで争いを助長するかのような遺言の内容に一族は驚愕。不和を予見していた犬神家の顧問弁護士事務所の者に依頼され、一族が住まう那須湖畔を訪れていた金田一だったが、早速その依頼人の毒殺体に遭遇してしまいー。
「金田一耕助シリーズ」の中で一番楽しみにしていた作品だったのになぜかイマイチ乗り切れず。大好きな『八つ墓村』とは違い、一刻も早く次頁を読みたいという焦燥感には駆られなかった。もっと長くても良かったかも?青沼家の掘り下げが少し足りないと感じてしまった。また、佐兵衛が性欲を抑えていれば防げた悲劇だと思うとなんとも白けた気持ちに…。しかし、後年の様々な作品に多大な影響を与えた本作を読めて大満足。映像化作品も観てみたい。 -
Posted by ブクログ
未読の横溝作品発掘シリーズ。
『殺人鬼』に続いて本書もゆのまるさんのレビューで発掘できました。いつもありがとうございます♪
さて、こちらは金田一もの中編三話を収録した、何とも“ええ塩梅”の作品集でございます。
金田一さんの探偵事務所で死体が発見される、表題作「悪魔の降誕祭」
金田一さんの不器用な恋心が切ない「女怪」
別荘地で起きた、元女優の殺人事件と死体消失の謎に挑む「霧の山荘」
三話とも分量・構成が“丁度いい感じ”の中編で、長編でなくてもまとまりのある洗練されたミステリとして楽しめるところが横溝先生の巧さですよね~。
「悪魔の降誕祭」は金田一役が池松壮亮さんでドラマ化もされていたようですね。
複雑な人間関係を背景にしたストーリーは横溝センセのお手のもの!私は犯人(who)に関しては予測ついたのですが、方法(How)の部分は見当がつかなかったので金田一さんの名推理に脱帽でした。
そして、金田一さんの恋というレアな設定に注目の「女怪」は、マダムの薄幸ぶりというかダメンズウォーカーぶりに「マダム~、ここに風采は冴えないけど優しくて聡明な殿方がおりますよ~・・」と、声をかけたくなった私ですw
個人的に好きだったのは「霧の山荘」なのですが、この話の“別荘トリック”は、どうも既視感があるんですよね~。
確かクリスティー作品?(か何か)で似たようなシチュエーションの話があったような気が・・(←※全然クリスティーではなかった件(;'∀'))
あと、金田一さんと等々力警部がワチャワチャ仲良しな様子も微笑ましいです♪ただ、岡山の磯川警部が見たら焼き餅焼いちゃうかも(笑)?
ということで、名探偵・金田一耕助の魅力を堪能できる秀逸な中編集を楽しませて頂きました。
読みやすいので、横溝作品を読んだことない方にもお勧めの一冊かと思います~。
※急に思い出したのですが、上述の“別荘トリック”デジャヴの件、クリスティーではなくて、東川篤哉さんの『探偵少女アリサの事件簿 さらば南武線』に収録されていた雪山の別荘地でのトリックの件でした~( ̄▽ ̄;)
何でクリスティーと思ったんかな?自分の記憶力がバグりすぎて怖い・・。 -
購入済み
金田一ーー!!!
金田一ー!!、きんだいちー!!横溝正史ー!大好きだー!!どろどろした糞田舎の因習ー!!ずばり 色欲まみれのセックスばかりしか頭にない奴ら