横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

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    初めて推理もの小説を読みました。
    犬神家の不気味な雰囲気が文章から伝わってきてとても恐ろしかったです。また、彼らが持つ秘密を知りたくて、ついつい夜更かしをして読んでしまいました。
    ただ、金田一耕助はとくに事件を止めることに関しては役に立たないんだなと心の中で突っ込んでしまいましたw
    まあ、それが推理ものと言えばその通りなんですが。

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    2025年03月09日
  • 金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

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    大もとを語れば全て戦争か起因していると言えるけれども、プライドを捨てられない人間が企んだ人生をつぎ込んだ大犯罪。
    文中でも何度か使われているけれどもまさしくゾッとするような事象が多く起こる。
    個人的にちょっと度肝を抜かれたのは、大きな事実の発見!と思われるような出来事が解決に向かうにつれてメインはそこでは何んだ!と、読者をミスリードする文脈の素晴らしさ。やっぱり横溝正史は面白い。

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    2025年03月09日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    「本陣殺人事件」
    金田一耕助の初登場作品。面白かった。動機もかなりイカれていて、それはそれでよかった。三本指の怪しい男と、指が三本あったら、琴が弾けるという話など、思わせぶりな小道具もニクイです。伝聞調の語り口もよかったなぁ。特に最後の物悲しい余韻が素晴らしいです。

    「車井戸はなぜ軋む」
    「犬神家の一族」を思わせる道具立て。というより、これが元ネタ? ただ道具立ては同じような感じでも、途中からの展開は違っていて、こちらはこちらで楽しめました。手紙と新聞記事だけで、話が進むのが面白いです。

    「黒猫亭事件」
    顔のない死体という道具立て。加害者と被害者の入れ替わりと思わせて、そこからもうひとひね

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    2025年03月09日
  • 蝶々殺人事件

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    ネタバレ

    「蝶々殺人事件」
    こっちは別のとこで読んだので飛ばした。でも面白かった。表紙がなんか官能小説っぽいけど、作中ではちゃんと服を着ていたので、やっぱ変だよ。

    「蜘蛛と百合」
    美青年が出てくるが死ぬ。ボクっ娘が出てくるがこちらも死ぬ。
    トリックというか謎解きが超越しててすごい。
    こんなの書いてオーケーな状態だったのか。

    「薔薇と鬱金香」
    こっちのほうがまだトリックがある、気がする。小指の骨ね、なるほどね。
    しかし、変装アリなのかなあ。すごいなあ。

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    2025年02月23日
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

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    え、この人が??って感じの話では無い。トリックも今の時代から見るとシンプルすぎると思うけど、戦争、復員とか愛国心とか、そういうのちふりまわされた人たちについて書かれてるんだと思うと壮大で、リアリティのあるすごい作品だと思う。

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    2025年02月02日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    金田一耕助シリーズといえば犬神家か八つ墓村かというところで。ちゃんと知らなかったので読んでよかった。

    津山の三十人殺しをモチーフにした作品。
    身寄りなく暮らしていた主人公が、八つ墓村の名家の跡取りということが判明するところから始まる。
    物語はこの主人公の視点で語られるため、作中金田一耕助はあまり登場しない。

    過去の惨劇、次々と起こる殺人、洞窟の冒険と盛り沢山。面白かった。
    出てくる女性達が魅力的に描かれているのもいい。

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    2025年02月01日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    津山の三十人殺しをモチーフとした小説。金田一要素はあまり多くないですが、語り手の男性の驚愕の日々や、冒険要素が組み込まれている今まで読んだのと違う形の金田一シリーズとなっていました。新しい形としては面白いものの、名探偵金田一を見たい方は別のシリーズの方がいいように思います。

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    2025年01月18日
  • 喘ぎ泣く死美人

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    元々短編やショートショートが好きなので楽しく読めました!
    ショートショート集はどれも良かったし、個人的には「素敵なステッキの話」が1番好きでした。
    横溝正史、長編もどれ読んでも面白いですけどミステリ色薄い短編もどれ読んでも本当に面白いですね。すごい!

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    2025年01月14日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    金田一耕助が初登場した回。
    犯人の動機は現代の感覚では納得できないもので、当時の価値観を理解できるか否かで評価が分かれそう。(当時としても異常性が高い動機だが)

    また、他に中編が2作収録されているが、中でも『車井戸はなぜ斬る』は出色の出来。
    これらの中で描かれる陰湿さや田舎の因習、土着的要素は後の作品にも繋がっているかのように思えた。

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    2025年01月13日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ネタバレ

    金田一耕助シリーズ三作目

    自己形式の作品で『アクロイド殺し』と同じかな?と思いながら読み進め、金田一が助手にしたことから犯人を確信しましたが、当たっていました!嬉しいです!

    本陣殺人事件の際に言及されていた『アクロイド殺し』や顔のない死体のテーマに工夫を施し、物語としてもミステリーともしても面白くまとめられています。

    ひっくり返り返された際はアンフェアじゃないか?と思いましたが、記述の中でトリックなどから犯人を特定出来たのでしょうか…?

    とは言え不気味な家族にドロドロした人間関係、複雑なトリックと今作もとても面白かったです!

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    2025年01月12日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    今読んでもとても面白いスリル満点の本でした。鍾乳洞を冒険し、追って追われてのミステリーよりもホラーに近い感じのエンターテイメント性の高い作品で、さすが名作といわれるだけはあるなと思いました。
    読んで損はない一冊です。

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    2025年01月10日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    2025年一冊目は景気よく、そして絶対に面白いものを読みたい!ということで『八つ墓村』をチョイス。うん、間違いのない選択でした!

    横溝正史といえば、『八つ墓村』と『犬神家の一族』が双璧かなと思うのですが、意外にも事前情報ゼロで読み出した『八つ墓村』。もちろん津山事件はよく知っているのですが、オマージュなどで目にする映像がものすごく怖く、スプラッタものが苦手な私はなんとなく手を出せずにいたのです……。
    しかし読み進めるうちに、ミステリーよりも鍾乳洞での冒険色の強さに夢中に。なかなかこういうものは、”金銀財宝はロマンでした〜”で終わる作品が多い中、しっかり見つけて大団円につながるのもほっこりでし

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    2025年01月05日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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     中山七里さんの本を手掛かりに初見の横溝正史さん。映画では有名な作品がズラリの作家さんですがかなり遅れての出会いになりました。
     金田一耕助の名も頭をボリボリとかく様も映像では何人もの役者さんが演じていて最も簡単にイメージできました。時代が古いせいか場面場面の情景が既視感の薄い想像しかできませんでしたが、現場の雰囲気はよく伝わってきました。どの殺人も時間軸で想定すると見知らぬ何かが施したように思えました。しかし言葉の節々を細かく捉えるとなるほどの種明かしでした。
     終盤の偶然な情報からするりと解ける疑問の絡まりは動機に注目が集まる。最後の最後まで緊縛した解きほぐしに追い打ちをかける衝撃の事実は

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    2024年12月25日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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     中山七里さんの本を手掛かりに初見の横溝正史さん。映画では有名な作品がズラリの作家さんですがかなり遅れての出会いになりました。
     金田一耕助の名も頭をボリボリとかく様も映像では何人もの役者さんが演じていて最も簡単にイメージできました。時代が古いせいか場面場面の情景が既視感の薄い想像しかできませんでしたが、現場の雰囲気はよく伝わってきました。どの殺人も時間軸で想定すると見知らぬ何かが施したように思えました。しかし言葉の節々を細かく捉えるとなるほどの種明かしでした。
     終盤の偶然な情報からするりと解ける疑問の絡まりは動機に注目が集まる。最後の最後まで緊縛した解きほぐしに追い打ちをかける衝撃の事実は

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    2024年12月25日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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     金田一探偵の華々しいデビューである、本陣殺人事件と他2編の小説が描かれています。どれも魅力と謎に溢れていて普通に楽しく読めました。相当古い小説ではあるものの、まだまだ色褪せない名作といった感じです。

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    2024年12月18日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

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    「鵼の鳴く夜に気をつけろ」

    はい、横溝正史をゆるりと読み直し中です
    再読なんなら3回目か4回目、なんなら映画も見てるはずなんですが、きれーに忘れてます

    ありがたいw

    わりと純粋に楽しめてます

    それにしても横溝正史、あらためて思うのはエピソードの並べ方めちゃくちゃ上手くないか?
    話全体を通しての浮き沈みというか、読者の気持ちのコントロールが上手いよなーって
    これは市川崑も助かるわ〜

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    2024年12月17日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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    ネタバレ

    面白いよーーーー
    あの一言はそういう意味だったのか!と。
    アガサ・クリスティの『親指のうずき』を思い出した。
    俳句の見立て殺人とはね。。。
    そして、結局一さんは亡くなってたと。
    ラストがほんとに良い

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    2024年12月17日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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    ネタバレ

    面白いよーーーー
    あの一言はそういう意味だったのか!と。
    アガサ・クリスティの『親指のうずき』を思い出した。
    俳句の見立て殺人とはね。。。
    そして、結局一さんは亡くなってたと。
    ラストがほんとに良い

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    2024年12月17日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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     1978年単行本刊行。金田一耕助最後の事件。この頃横溝正史は70代のおじいさんである。
    「生首風鈴」という着想は、いかにも横溝らしいグロ趣味だ。最初の事件発生は1953(昭和28)年とされ、当時の若者たちのジャズ・グループが登場する。この時代にジャズを志す若者たちは相当に蔑まれていたようで、ちょっと興味を惹かれる。
     さらに20年後の1973(昭和48)年へと舞台は移され、謎が解明される。金田一耕助の年齢はいつもはっきりと書かれておらず、故意にぼかされているのだが、たぶんこの頃は50代だったようだ。
     本作は2つの家系が非常に複雑に絡んでいて、正妻の子の他に妾腹の子がいたり、相当ややこしい。

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    2024年12月14日
  • 殺人鬼

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    金田一耕助が獄門島に赴く直前の話(百日紅の下にて)が載っているとのことで手に取りましたが、ほかの三つの短編も面白く読みました。
    それぞれ舞台が武蔵野、銀座、軽井沢、市ヶ谷と東京寄りなのもあり、なんだかお洒落な雰囲気。それでいて、殺人の動機はいずれもじっとりしていて、男性の情念の恐ろしさを思い知らされましたね〜。

    「百日紅の下にて」も短いながらよくまとまっているのですが、印象的だったのが「黒蘭姫」。
    「黒蘭姫」と渾名される、盗癖のある令嬢が登場し、舞台は銀座の百貨店。本当にこんな”例の方”っているのかしら……とドキドキしながら読みました。

    短編ながらいずれも満足感があり、さくっと横溝正史の湿

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    2024年12月11日