横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なかなかページが進まなかった上巻と比べ、それまで隠されていた各々の思惑が次々明らかになる下巻。ぐいぐいぐいと引き込まれ、数時間で読破してしまいました……!
なんといっても見どころは終盤での緊迫感溢れる対決。本を読みながらこんなにもハラハラしたのは、本当に久しぶりの体験です。
ただ、エピローグについてはどちらでもいいのかなと。
稀代の悪女の行く末はたしかに気になるところではありますが、ほのめかす程度でもよかったのかな……とこれは個人の好みですがね。
地下大洞窟での冒険、隠匿されてきたグロテスクな凶行と、ほんのり『八つ墓村』を思い出す要素もあり、それでいて臨場感も気味の悪さもパワーアップした本 -
Posted by ブクログ
金田一耕助シリーズ7冊目。『悪魔が来たりて笛を吹く』と同様、タイトルは知っていたが、内容は全くの初見。
首なし連続殺人事件。「夢遊病」や「佝僂病」等、特異な性質を持った人々と旧家の爛れた内情、妬み・憎悪・因縁が絡み合い、先入観で読者を陥れる―――。
『犬神家の一族』、『八つ墓村』、『獄門島』等と比べると(自分の中では)知名度が一つ落ちるので、ぼちぼちの期待感で手に取ったのだが・・・いやはや、自分の中の金田一耕助シリーズNo.1が変わりましたわ!まさか、こんなトリックを仕掛けてくるとは夢にも思わなかった・・・。(推理小説としては反則級のトリックだが、これはあくまで「事件簿」なのでね。)
こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今更になって初めて横溝正史を読んだ
金田一耕助があまり活躍してない…?
要蔵の32人殺しの時の容貌、(白鉢巻に懐中電灯、片手に猟銃、腰には日本刀)最初に出てきただけなのに有名だねー、映画での影響が大きいのだろうか
いわゆる犯人探しの要素は少なめに感じた、なにせ人がどんどん死ぬし、田治見家の因縁、離れの抜け道など新しい事象がコロコロ出てきて考える間もなく終わってしまった
猿のように小さい双生児のお婆さんや兎口の醜い濃茶の尼の容姿は嫌でも考えずにはいられない、鍾乳洞の描写も素晴らしい、クドい文体のおかげで場面や人物描写が際立つねー
辰弥の未来に幸あれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ金田一耕助はあまり出てこず、調査や推理の描写を楽しむ作品ではないです。
手記形式で、主人公を中心に広がる事件の中で、翻弄されたり、冒険したり、出生を追ったりが描かれるような作品。
硬派なミステリーと言うよりもドラマ的で(特に後半は)目紛しく動く展開に、緊張感、焦燥感も煽られるところが楽しいかも?
読者に疑心を植えるのが巧くて、読み進めるごとにこの人が犯人?利用されてるだけ?無関係?と推理が二転三転させられ、読む手が止まらないです。
特に弁当の描写のリフレインのせいで犯人をミスリードさせられました…。
村の独特なおどろおどろしさはあいもかわらず、集団意識の恐ろしさを感じますね…。
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Posted by ブクログ
みんみんさんに、マキさん金田一読めばいいよねと言って頂き、ひま師匠が紹介してくださった一冊。
うをぉ!
最初っからバッタバッタ死にますね。
これでもか!ってくらい、皆殺しから幕を開けるのですね。
確かにこれは祟りが起きそう。
ワクワクすっぞ!«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク
↓これが冒頭の祟りに纏わる話。
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戦国時代、山中の寒村に、尼子氏の家臣だった8人の落武者たちが財宝とともに逃げ延びてくる。
逃げ延びた先の村人たちは毛利氏による捜索が厳しくなると、褒賞に目がくらみ、武者たちを皆殺しにしてしまう。
武者大将は死に際に「七生までこの村に祟ってみせる」と呪