横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
みんみんさんに、マキさん金田一読めばいいよねと言って頂き、ひま師匠が紹介してくださった一冊。
うをぉ!
最初っからバッタバッタ死にますね。
これでもか!ってくらい、皆殺しから幕を開けるのですね。
確かにこれは祟りが起きそう。
ワクワクすっぞ!«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク
↓これが冒頭の祟りに纏わる話。
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戦国時代、山中の寒村に、尼子氏の家臣だった8人の落武者たちが財宝とともに逃げ延びてくる。
逃げ延びた先の村人たちは毛利氏による捜索が厳しくなると、褒賞に目がくらみ、武者たちを皆殺しにしてしまう。
武者大将は死に際に「七生までこの村に祟ってみせる」と呪 -
Posted by ブクログ
懐かしいミステリの定番を半世紀ぶりくらいにに再読。
戦国時代、黄金を携えて逃げてきた8人の落武者を、村人たちが騙して惨殺。その後怪異が相次ぎ、以来「八つ墓村」と呼ばれるようになった山奥の山村。大正になり、落武者惨殺の首謀者田治見家の当主、要蔵が発狂して32人の村人を虐殺し行方不明になっていた。それから26年。母子家庭で育った辰弥が要蔵の息子であることがわかり、田治見家に迎えられると、再び陰惨な連続殺人が村に起こる…というあの話だ。
古い因習がまだ残っている戦争直後の時代背景と伝奇ホラーっぽい設定がたまらなく魅力的だ。国枝史郎や岡本綺堂や山田風太郎のような、あの湿気臭い畳や暗い納戸の奥のホ