横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    ネタバレ

    金田一探偵はいろいろと映像化されてもいるし、「ジッちゃんの名にかけて・・・」の彼とは旧知の中なので(笑)なじみは少なくないんだけど、やはりもっと早くに出会えればよかった。なにしろ表紙が怖いもので・・・。

    さて、この下巻ですが、上から20年以上の月日がたってしまっているという設定。文字通り壮大なミステリーですね。
    泣かせる内容だし、人間臭さがまたいい。

    2024年9月再読。
    挙げ句、市川監督の映画までサブスクでみてしまった。
    結構相違点あり、これは語らねばならない、いや、まだ観てない人、読んでない人には語れない。

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    2024年09月02日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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    怖いんだろうナァ~って先入観で読めなかった横溝先生、2冊目に挑戦。上下2巻の大作でしたが、時を忘れさせてくれました。
    それにしても表紙が怖い・・・続きは下巻へ。

    2024年9月、再読

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    2024年09月02日
  • 髑髏検校

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    面白かった。山田風太郎を彷彿とさせられました。(もちろんこちらの方がずっと早いんだけども)「髑髏検校」「神変稲妻車」いずれも堪能しました。

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    2012年06月23日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

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     横溝先生の書かれる小説は、どれも大変に素晴らしい作品ばかりだと思います。しかしこの「悪霊島」を読んでしまったら、もう二度と他の横溝作品はおろか、普通の推理小説では満足できないのではないか、そう思えるほど濃密で精巧なストーリーです。
     主人公の名探偵、金田一耕介も非常に魅力的です。でも個人的には磯川警部が私は大好きです。彼らに限らず、どのキャラクターも特徴的で、一度イメージするとなかなか忘れられないかもしれません。
     また「悪霊島」の背景描写が、作品の雰囲気と上手にマッチしています。おどろおどろしい舞台が、事件や人間関係の凄惨さに、より一層拍車を掛けているのも、横溝作品の醍醐味だと私は思います

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    2011年11月25日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

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    いくつもの筋が複雑に、でも混乱なく組み合わさっている。
    こんなに分厚い本なのに、次々とページを繰っていける面白さがある。
    さすが横溝正史は違うね。

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    2011年09月13日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    お馴染みの金田一シリーズ。ですが金田一はあまり登場せず、事件の渦中にあったヒロイン・音禰の視点から書かれている作品。今までの金田一シリーズとは違った感じで面白かったです。

    遺産相続に複雑な一族関係といつもの横溝テイストに、金箔アクロバットダンスだのSMショーといったエログロ、戦後の荒んだ雰囲気と妖しさタップリ。江戸川乱歩みたいじゃない?(読んだことないけど・・・)

    露骨な性描写があるわけじゃないけどなんかエロい。でもどこか芸術的な感じがするのが横溝マジック。だと思う。

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    2011年08月08日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    「ああ無残!」 さすがというべきか、グロシーンの描写がなくても凄惨さが伝わってくる文。見覚えのあるトリックが多数出てきます。

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    2011年07月22日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    「世の中には理外の理というものがあるもんですね」 横溝氏が得意な形のロマンス。「女王蜂」に似通ったところがあるかなぁ

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    2011年07月22日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    ついに読み終わっちゃったよー!
    あああ…すごい話だった。長編なだけはある素晴らしい充実感。
    たくさんの謎が次々に解き明かされる終盤は読むのを止めるのが難しかった。
    耕さん…また会いたいなぁ…(´ω`*)

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    2011年06月20日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    禍々しい、おぞましい世界観にぞくぞくしました。好きだ!
    耕助シリーズはテレビや映画でしか観たことなくて、「設定は独特で面白いけど、もしかしたら映像化スタッフに恵まれているのかなぁ」とひねくれた予想もしていたのですが。文章も面白かった。簡潔でどんどん進むし、妖しさも原作からしてちゃんと香ってくるし。
    後半から、主人公が鈍すぎやしないか?と思ったけれど、そこからまた少し引っ繰り返され、切なくなりました。(オチバレしないよう伏せたらうまく伝わらない感じになってしまいました…)
    最後の小題が「大団円」で、その通りきちんと終わっているところも好きです。散々ひねくり回して結局「答えはあなたの胸の中に…」み

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    2011年04月16日
  • 金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

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    ネタバレ

    金田一耕助が今回活躍する土地は軽井沢…有名な映画女優の夫が殺害される。構想十余年の月日を費やし完成した本格ミステリーの大作。

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    2011年02月08日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    迷路荘の惨劇…タイトルからワクワクしてしまう。屋敷内の至るところに《どんでん返し》や《落とし穴》がある。斬新なトリック。

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    2011年02月05日
  • 犬神家の一族 1

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    映画もドラマも、何処か端折ったり余計な部分を付け加えたりしていますが、この漫画は原作に実に忠実に描かれていると思います。何よりも、佐清がちゃんと美青年になってるのがいいですね(笑) 絵も綺麗です。

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    2010年06月10日
  • 名探偵・金田一耕助シリーズ 悪魔が来りて笛を吹く

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    原作自体、何度読み返したか分からないくらい好きな作品。
    それを大好きなJETさんが描いてくれるんだから、文句なし。

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    2010年04月12日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    初めて読んだときの衝撃がすごくて、 わたしの中で"どんでん返し"と言えばこの本です。
    びっくりしたー!!

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    2025年10月04日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    横溝正史が初めて推理小説にロマンスの融合を試みた作品と言われている。
    読んだ当時、中学生だった私はそのエロっぽい描写に少し興奮しながら読んでいた
    のを覚えている。横溝作品の中では結構異色の作品だと思う。

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    2009年10月04日
  • 仮面劇場

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    うーん、さすがにネタ的に、最近の復刊ラインナップには入ってないか^^;
    盲聾唖の美少年がガラスの棺に入れられて、瀬戸内海の波間を漂っているという、どんだけ耽美やねんという幕開け。
    殺人事件があり、探偵も登場し、ミステリの体裁はとっているものの、ミステリ、冒険小説、耽美小説を、けして器用にではないけれど、作者らしい美意識で繋ぎ合わせた傑作だと思います。
    なんと言っても終盤が素晴らしい。詳しく書くとネタバレになるので書けないのが悔しいけど、とにかく芝居のクライマックスさながらの描写、スピード感、視覚的な美しさ。そして、闇。
    古くささや端々の整合性には目をつぶって、芝居を見るように楽しむのがいいんじ

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    2009年10月04日
  • 呪いの塔

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    メイントリックが戦前クォリティ炸裂だったり、微妙にアレな部分も多いですが、横溝作品の中でも特に好きな一作です。
    乱歩に対する作者の想いが、文章の端々から感じられるのがたまらない…。
    単体でも、後の横溝作品と読み合わせても、正史や乱歩の時代を空想しても楽しい、ほんとに美味しい一冊です。

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    2009年10月04日
  • 横溝正史翻訳コレクション 鍾乳洞殺人事件/二輪馬車の秘密

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    『鍾乳洞殺人事件』
    発見された鍾乳洞で起きた連続殺人事件。鍾乳洞の持ち主が殺害され、第二の被害者が残した「彼が私を殺した。M」と言うダイイングメッセージ。

    『二輪馬車の秘密』
    オーストラリでおきた殺人事件。馬車に乗せた酔っ払い、彼を介抱する見知らぬ男、そして殺害された酔っ払いの男。
    事件に隠された富豪の結婚の秘密。

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    2009年10月07日
  • 双生児は囁く

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    「汁粉屋の娘」「三年の命」「空き家の怪死体」「怪犯人」「蟹」「心」「双生児は囁く」の7編入り。
    双生児は囁くの双生児タップダンサー・星野夏彦(色白)と星野冬彦(色黒)の双子が好みすぎる。お互いを呼び合うのが「冬ちゃん」「夏ちゃん」ですぜ?
    可愛いよぅ。

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    2009年10月07日