横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ゆったり横溝正史を読み直そう!まだまだ寿命が残っていると信じて!(嫌な言い方すな)の回です

    というわけでこれまた名作中の名作『夜歩く』を読み直しです!もう一緒に歩いちゃいますよ!(そんな話しでない)

    恐らく2、3回読んでるはずなんですが、狂おしいくらい覚えてないw
    でもそのおかげでしっかり堪能できたので、むしろそんな自分が愛おしい
    まぁさすがに終盤で思い出しましたけどね

    もう、業界で言うところの「全部のせ」です(なに業界よ)
    チリンチリン♪「オーダー!全部のせ〜」です

    実は金田一耕助シリーズ3作目なんですが、3作目にしてめちゃくちゃ乗せてきやがってるのよ!初期だからできた暴挙とも言える

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    2024年02月20日
  • 幽霊座

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    『幽霊座』
    歌舞伎役者が『鯉つかみ』の演目中に金田一耕助の目の前で姿を消した。それから17年。再び『鯉つかみ』の演目が開かれたが今度は殺人事件が起きて……。
    『鴉』
    岡山県の寒村で起きた神隠し。3年前に消えたはずの男が再び現れたが、殺人事件が起きて……。
    『トランプ台上の首』
    殺された女の首がトランプ台の上で見つかる。しかし、首からは下は行方不明に。そして、その女の愛人も死体で見つかるが……。

    金田一耕助の推理が冴え渡る3作品。

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    2024年02月11日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    いやー、面白かった。こういうのが自分の大好物なんだなと改めて思った。前回読んだ『三つ首塔』よりエログロ色が控えめなのも良い。地下が惨劇の舞台となるのは『八つ墓村』に似てる。

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    2024年02月07日
  • 蔵の中・鬼火

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    タイトル、表紙に惹かれて。

    漢語も混ざっていて、読むカロリーが高め。でも、その言葉の選び方、表現の仕方で、纏わりつくような恐怖?が常に展開されていたように感じた。
    そもそも短編集ってあまり好きじゃないけれど、これは全編凄く良かった。どの作品も短さを感じさせない濃厚さがあった。
    不気味な、粘度の高い空気に包み込まれる。というより、呑み込まれている感覚に近い。

    横溝正史さんの名前を元々存じ上げず。こんな作品を書くなんて誰!?と思うと納得の重鎮で恥ずかしい限り…。

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    2024年01月30日
  • 死仮面

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    ネタバレ

    『死仮面』と『上海氏の蒐集版(コレクション)』の2作を収録。
    『死仮面』はデスマスクが引き起こす事件を金田一耕助が解き明かすというもの。短いながらも読み応えたっぷり。
    『上海氏の蒐集品』は記憶を失った男を描く物語。
    読んでいて哀愁を感じた。

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    2024年01月08日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    金田一耕助です
    新年だけに

    やっぱり面白いし
    本当に色褪せない
    びっくりです

    それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです

    もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
    ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
    そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから

    おい!っていうね

    特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか

    わざとか!と

    だいたいがあれですから
    金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
    そして真犯人が最後死んじゃう

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    2024年01月05日
  • 羽子板娘 自選人形佐七捕物帳1

    匿名

    購入済み

    恩愛の凧が狂おしいほど好きだ。自身の未来を守るために流された血を、若殿は知らなくていい。ただただ、彼の前途に幸多からんことを。

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    2024年01月02日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。
    作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見え

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    2023年11月10日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

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    というわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております

    『悪魔の手毬唄』ですわ

    最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました

    「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と

    なんか歪んでますね(苦笑)

    というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです 
    (見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと)

    見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね

    で、

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    2023年11月02日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

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    金田一耕助シリーズ4作目。面白かった〜。登場人物多いし、事件も多いし情報が多いのに謎が全然解けないので後半一気に読めた。
    全体的に雰囲気が似てる感じなんですね?田舎のお家の対立、痴情のもつれ、怪しい第三者、美男美女、、、華やかでワクワク読めますね。次は犬神家の一族読もうかな。

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    2023年10月29日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    ゆる〜く横溝正史を読み直そう!『三つ首塔』です

    『三つ首塔』にはちょっと思い出がありましてね
    確か小学五年生か六年生だったと思うんですが、幼なじみに本屋の息子がいまして仲良くしてたんですね
    その彼が誕生日にプレゼントしてくれたのが本書でした
    自分からリクエストしたかどうかは忘れてしまいましたが、角川文庫の横溝正史シリーズを収集してる途中だったので少なくとも何を持ってないかの確認はされたと思います
    『病院坂の首縊りの家』上下巻も一緒だったので実家が本屋とはいえ小学生としてはかなり太っ腹な誕プレでしたね今思えば
    今さらながらありがとうね(届くはずもないお礼コメント)

    しかし、我ながら小学生の誕

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    2023年10月16日
  • 吸血蛾

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    ネタバレ

    金田一耕助、等々力警部といった主要な人物を除き登場人物がうち10人死ぬ。おそらく金田一シリーズで1番死者を出している作品。
    ※『八つ墓村』で32人が殺されるが金田一が関わる前に起きた出来事なので除外。
    服飾デザイナー浅茅文代専属モデルが次から次へと殺されていくが、死体の乳房が抉り取られ、不気味な色をした蛾も添えられていて……。そこに、文代の周りに現れる狼男。果たして彼の目的とは?
    とにかく死体の描写が生々しく、また人が次から次へと殺されていくところから「これこそ横溝正史」と言える一作。
    一方で金田一耕助が犯人を突き止めるまでに被害者をかなり出してしまい、存在感があまりない感じもする一作。次回頑

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    2023年10月08日
  • 毒の矢

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    ネタバレ

    表題『毒の矢』と『黒い翼』を収録。
    『毒の矢』は緑ヶ丘のある家庭に黄金の矢と名乗る謎の人物から怪奇な密告状が届き、金田一耕助が事件の捜査に乗り出そうとするところから物語が始まる。
    金田一耕助が捜査をする中で、密告状の送り主に気がついたアメリカ帰りの富裕な女性が殺害されるという事件が起きる。
    女性は絞殺された後に背中に矢を突き立てられるという形で殺されるが、犯人はなぜ面倒なことをしなければならなくなったのか?金田一耕助が、犯人を追い詰めていく。
    『黒い翼』は不幸の手紙から始まる物語。
    ある女優の一周忌で、金田一耕助の目の前で2人の男が毒殺されてしまう。
    犯人と動機は?金田一耕助の名推理が冴え渡る

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    2023年09月10日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    横溝正史恐るべし。

    点と点が繋がって線になって、はっきりとした絵になって、とんでもない結末が顕になる。

    途中からは読む手が止まらず、仕事中もヤキモキするほど面白かった。

    ぜひ皆んなにおすすめしたい。

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    2023年08月23日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    ほとんど金田一耕助が出てこないけれど、金田一耕助への評価が語り部の音禰についつい引きずられてしまう。あのシーンでは思わずこちらまでホッとしてしまった。
    両親を亡くして伯父のもとで暮らす音禰のもとに、見知らぬ男と結婚を条件に百億もの遺産が転がり込むことに。遺産をめぐり、今まで顔も合わせたこともない一族が集結するのだけれど、その一人一人も、彼らに付属する人々も個性が強い。音禰は令嬢として大切に育てられていたけれど、転がり落ち始めるとあっという間。彼女の行く末はいかにー!?と心配していたけれど、ハッピーエンドで終わってよかったよかった。

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    2023年08月15日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

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    有名だけれど、映像作品で見たことのない金田一シリーズ。いかにも金田一いいぃ!な要素が散りばめられていて楽しめました。
    犯人は意外な人物だったし、登場人物の多さや関係性の複雑さになになに???どういうこと??となりながら読み進めていったけど、さすがにあの子の死はあんまりでは……。

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    2023年08月14日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    「月琴島」という美しい名前の島から始まる連続殺人なんだけど、連続殺人の印象より人間関係の細やかさの方に意識が向く。「女王蜂」と評される絶世の美女の主人公は負けん気の強い女性だけれど、若々しい溌剌さと純粋なところがあってタイトルから受けるような毒々しさはあまり感じない。ただ、自分がどう振る舞うかではなく、その人自身の存在だけで周りに影響を及ぼしてしまうところは、女王蜂めいているのかも。

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    2023年08月14日
  • 花髑髏

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    短編集。

    どちらかといえば表題作よりも、白蠟変化が印象的。
    映像化したら迫力がありそうな気がする。心理的な要因が大きいのにビジュアルでぐっと惹きつけるような。所謂、犬神家的な要素を強く感じました。

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    2023年08月06日
  • 華やかな野獣

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    ネタバレ

    表題作の『華やかな野獣』他、二編を収録。
    『華やかな野獣』は破廉恥なパーティーの主催者である奈々子が館で絞め殺され、潜入捜査をしていた金田一耕助が解決に乗り出すというもの。
    絞め殺されたにも関わらず胸が抉られていた理由とは?
    パーティーの雰囲気がハリウッド映画『バビロン』を彷彿とさせ、頭の中ではずっとメインテーマが流れていた。
    『暗闇の中の猫』は金田一耕助と彼の盟友である等々力警部が初めて出会った事件を扱った作品。
    銀行強盗犯が逃げ込んだキャバレーで、目撃者が銃殺され、キャバレーのマダムが毒殺される。金田一がたどり着いた真実とは?
    『睡れる花嫁』は感想を書くのも嫌になるおどろおどろしい作品。中

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    2023年07月16日
  • 壺中美人

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    ネタバレ

    中編の表題作と短編の『廃園の鬼』を収録。
    表題作『壺中美人』は、陶芸蒐集家の画家がアトリエで何者かによって殺害され、その真相を金田一耕助が解き明かすというもの。犯人が凶器を持ったまま現場にあった巨大な壺の中に入ってこうとする奇妙な姿が目撃されていたのだが……。
    目撃者と犯人がグルだったため、話がややこしくなるも、ちょっとした違和感から犯人まで辿り着いた金田一耕助の推理力が冴え渡る1作。
    短編の『廃園の鬼』では、精神を病んでしまった男が残した不気味な廃墟で殺人事件が起こる。証拠と思しきものが多く見つかるが、金田一耕助の力を持ってしても解決に至らず迷宮入りへ。
    しかし、最後の数ページで真相に辿り着

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    2023年06月11日