横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレテレビ放送があれば必ずと言っていいほどみているけれど、文章で読むのは初めて。書かれた時代に比して、読みやすさに驚いた。小学校の頃ハマった江戸川乱歩・少年探偵シリーズなどは、もっと読みにくい印象だったけれど…。某私立大学を中退後、渡米。麻薬中毒になりかけたものの、ある事件を解決し、そこで得たパトロンの出資で大学を卒業、帰国後、更にしれっとパトロンに全額出資させ、探偵事務所開設…という金田一耕助の経歴も初めて知る。
収録の『本陣殺人事件』『車井戸はなぜ軋る』『黒猫亭事件』には、いずれにも、恥、体面、自尊心、名誉、長男の面目、末弟の鬱屈、劣等感など、昭和初期に特に色濃かった価値観が強く事件に影を落と -
Posted by ブクログ
ネタバレ※長文です
個人的に凄く面白かった!
某ボカロ曲で犬神家の一族を知り、読む前から犯人、動機、トリック等はわかっていたが、それでも楽しむことができた。
昔の本だからわからない言葉遣いがあるのではないかと思っていたが、そこまでわからない訳ではなく、読みやすい。ただ、時代背景に戦争が関わったり、家柄?の認識が今と違うため、若い子が読むとわかりにくいかもしれない……まぁこれは仕方がないことだな。
〜ネタバレ〜
佐清(本当は静馬)が逆さになって、半分埋まっていることから
「スケキヨ」→「ヨキケス」→「ヨキ」→斧
となる流れ。私はなるほど〜ぐらいで済ましたが、人によってはこじつけだと思うかもしれない -
Posted by ブクログ
分かる!
もっとぎゅっとできたんじゃね?
ってご意見は分かる!
でもいいじゃない、これはこれで
だって解決まで20年かかってるんだから、この間延びした感じが過ぎ去った月日を感じさせる演出なのよ
良い方にとり過ぎ
いやーそれにしてもやっぱ横溝正史好っきやわー
ものすごいグロなんよね
世界観的には、だけど語り口がサラッとし過ぎていてあんまりグロさを感じさせないのよ
グロなのに読みやすい
グロ耐性低めのわいでも安心して読める
どういうトリックなんでしょうね
そしてやっぱ金田一耕助も好きやわー
もちろん一番好きな名探偵です
そして殺人を防げない名探偵の第一人者の耕ちゃんですが、今回は第三、第四の殺 -
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ゆったり横溝正史を読み直そう!まだまだ寿命が残っていると信じて!(嫌な言い方すな)の回です
というわけでこれまた名作中の名作『夜歩く』を読み直しです!もう一緒に歩いちゃいますよ!(そんな話しでない)
恐らく2、3回読んでるはずなんですが、狂おしいくらい覚えてないw
でもそのおかげでしっかり堪能できたので、むしろそんな自分が愛おしい
まぁさすがに終盤で思い出しましたけどね
もう、業界で言うところの「全部のせ」です(なに業界よ)
チリンチリン♪「オーダー!全部のせ〜」です
実は金田一耕助シリーズ3作目なんですが、3作目にしてめちゃくちゃ乗せてきやがってるのよ!初期だからできた暴挙とも言える -
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金田一耕助です
新年だけに
やっぱり面白いし
本当に色褪せない
びっくりです
それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです
もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから
おい!っていうね
特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか
わざとか!と
だいたいがあれですから
金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
そして真犯人が最後死んじゃう -
Posted by ブクログ
横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。
作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見え -
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というわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております
『悪魔の手毬唄』ですわ
最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました
「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と
なんか歪んでますね(苦笑)
というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです
(見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと)
見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね
で、