横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

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    ネタバレ

    テレビ放送があれば必ずと言っていいほどみているけれど、文章で読むのは初めて。書かれた時代に比して、読みやすさに驚いた。小学校の頃ハマった江戸川乱歩・少年探偵シリーズなどは、もっと読みにくい印象だったけれど…。某私立大学を中退後、渡米。麻薬中毒になりかけたものの、ある事件を解決し、そこで得たパトロンの出資で大学を卒業、帰国後、更にしれっとパトロンに全額出資させ、探偵事務所開設…という金田一耕助の経歴も初めて知る。
    収録の『本陣殺人事件』『車井戸はなぜ軋る』『黒猫亭事件』には、いずれにも、恥、体面、自尊心、名誉、長男の面目、末弟の鬱屈、劣等感など、昭和初期に特に色濃かった価値観が強く事件に影を落と

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    2024年09月17日
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

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    ネタバレ

    ※長文です
    個人的に凄く面白かった!

    某ボカロ曲で犬神家の一族を知り、読む前から犯人、動機、トリック等はわかっていたが、それでも楽しむことができた。

    昔の本だからわからない言葉遣いがあるのではないかと思っていたが、そこまでわからない訳ではなく、読みやすい。ただ、時代背景に戦争が関わったり、家柄?の認識が今と違うため、若い子が読むとわかりにくいかもしれない……まぁこれは仕方がないことだな。

    〜ネタバレ〜
    佐清(本当は静馬)が逆さになって、半分埋まっていることから
    「スケキヨ」→「ヨキケス」→「ヨキ」→斧
    となる流れ。私はなるほど〜ぐらいで済ましたが、人によってはこじつけだと思うかもしれない

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    2024年09月01日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

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    ネタバレ

    私が読み飛ばしてしまっただけかもしれないが、鐘のトリックの清水警官の証言描写(大きさ、小便)と、切られた布の断面が新しかったことの描写がなかったような気がする?加えて、金田一の推理には証拠がなく、和尚の自白が無ければ現代ミステリ的には完全論破解決とは言えない。いずれにしても、当時の時代背景を考えれば多少摩訶不思議な点はあるものの、名作であるので☆5。

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    2024年08月26日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

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    ネタバレ

    私が読み飛ばしてしまっただけかもしれないが、鐘のトリックの清水警官の証言描写(大きさ、小便)と、切られた布の断面が新しかったことの描写がなかったような気がする?加えて、金田一の推理には証拠がなく、和尚の自白が無ければ現代ミステリ的には完全論破解決とは言えない。いずれにしても、当時の時代背景を考えれば多少摩訶不思議な点はあるものの、名作であるので☆5。

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    2024年08月26日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    実際にあった帝銀事件をもとに作ったお話です。

    中学生の時に読んで、とても面白く感じました。

    #横溝正史 #金田一耕助 #ミステリー #サスペンス #映像化作品

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    2024年08月14日
  • 迷路の花嫁

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    なんか珍しく素直にいいと思った。
    昔の作品なので人間がイヤーな感じであるのは仕方ないが、終盤少し切なくもあり。
    犯人はわかりやすいので人間ドラマとしての面白みがあった。

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    2024年08月04日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    分かる!
    もっとぎゅっとできたんじゃね?
    ってご意見は分かる!
    でもいいじゃない、これはこれで
    だって解決まで20年かかってるんだから、この間延びした感じが過ぎ去った月日を感じさせる演出なのよ
    良い方にとり過ぎ

    いやーそれにしてもやっぱ横溝正史好っきやわー
    ものすごいグロなんよね
    世界観的には、だけど語り口がサラッとし過ぎていてあんまりグロさを感じさせないのよ
    グロなのに読みやすい
    グロ耐性低めのわいでも安心して読める
    どういうトリックなんでしょうね

    そしてやっぱ金田一耕助も好きやわー
    もちろん一番好きな名探偵です
    そして殺人を防げない名探偵の第一人者の耕ちゃんですが、今回は第三、第四の殺

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    2024年05月25日
  • 金田一耕助ベスト・セレクション 1 犬神家の一族

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    原作に忠実にそして横溝正史と金田一耕助への愛があふれたJET先生らしさのシリーズ!

    犬神家の一族はタイトル、ストーリーどれをとっても一級品。原作、映画、ドラマ、漫画と全て手元にあるけど全てよい出来。

    珠世さんが清楚で芯があり素敵に表現されています。


    ぜひ〜

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    2024年04月20日
  • 金田一耕助ベスト・セレクション 2 本陣殺人事件

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    本陣殺人事件の漫画化!

    映像化も凄かったが、漫画でも表現できるとは!


    さすがはJET先生!

    車井戸も良い出来!嫉妬と業の深さがね…


    ぜひ〜

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    2024年04月19日
  • 金田一耕助ベスト・セレクション 4 獄門島

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    「金田一さん、また事件です」

    原作の獄門島は私にとって上位に位置する国内ミステリイである。獄門島は映画やドラマだけでなく漫画でもあえる幸せ…!
    JET先生の金田一耕助が好きですね。女性の怪しげなそして妖艶な目つきと微笑の表現がまた良い!!

    獄門島だけでなく、眠れる花嫁と黒猫亭事件の豪華なラインナップもありがたい!
    横溝先生の新刊は読めないからもっと色々な作家にたくさんの横溝作品を表現してほしいですね!

    ぜひ〜

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    2024年04月16日
  • 名探偵・金田一耕助シリーズ 悪魔の寵児

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    悪魔の寵児と花園の悪魔の豪華2本いり!

    映画化されていないけど私は好きな作品で、しかもJET先生が描くのでより面白さ倍増!

    猟奇的であり人間の怨念が凄まじい!

    ぜひ〜

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    2024年04月15日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ゆったり横溝正史を読み直そう!まだまだ寿命が残っていると信じて!(嫌な言い方すな)の回です

    というわけでこれまた名作中の名作『夜歩く』を読み直しです!もう一緒に歩いちゃいますよ!(そんな話しでない)

    恐らく2、3回読んでるはずなんですが、狂おしいくらい覚えてないw
    でもそのおかげでしっかり堪能できたので、むしろそんな自分が愛おしい
    まぁさすがに終盤で思い出しましたけどね

    もう、業界で言うところの「全部のせ」です(なに業界よ)
    チリンチリン♪「オーダー!全部のせ〜」です

    実は金田一耕助シリーズ3作目なんですが、3作目にしてめちゃくちゃ乗せてきやがってるのよ!初期だからできた暴挙とも言える

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    2024年02月20日
  • 幽霊座

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    『幽霊座』
    歌舞伎役者が『鯉つかみ』の演目中に金田一耕助の目の前で姿を消した。それから17年。再び『鯉つかみ』の演目が開かれたが今度は殺人事件が起きて……。
    『鴉』
    岡山県の寒村で起きた神隠し。3年前に消えたはずの男が再び現れたが、殺人事件が起きて……。
    『トランプ台上の首』
    殺された女の首がトランプ台の上で見つかる。しかし、首からは下は行方不明に。そして、その女の愛人も死体で見つかるが……。

    金田一耕助の推理が冴え渡る3作品。

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    2024年02月11日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    いやー、面白かった。こういうのが自分の大好物なんだなと改めて思った。前回読んだ『三つ首塔』よりエログロ色が控えめなのも良い。地下が惨劇の舞台となるのは『八つ墓村』に似てる。

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    2024年02月07日
  • 蔵の中・鬼火

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    タイトル、表紙に惹かれて。

    漢語も混ざっていて、読むカロリーが高め。でも、その言葉の選び方、表現の仕方で、纏わりつくような恐怖?が常に展開されていたように感じた。
    そもそも短編集ってあまり好きじゃないけれど、これは全編凄く良かった。どの作品も短さを感じさせない濃厚さがあった。
    不気味な、粘度の高い空気に包み込まれる。というより、呑み込まれている感覚に近い。

    横溝正史さんの名前を元々存じ上げず。こんな作品を書くなんて誰!?と思うと納得の重鎮で恥ずかしい限り…。

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    2024年01月30日
  • 死仮面

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    ネタバレ

    『死仮面』と『上海氏の蒐集版(コレクション)』の2作を収録。
    『死仮面』はデスマスクが引き起こす事件を金田一耕助が解き明かすというもの。短いながらも読み応えたっぷり。
    『上海氏の蒐集品』は記憶を失った男を描く物語。
    読んでいて哀愁を感じた。

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    2024年01月08日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    金田一耕助です
    新年だけに

    やっぱり面白いし
    本当に色褪せない
    びっくりです

    それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです

    もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
    ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
    そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから

    おい!っていうね

    特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか

    わざとか!と

    だいたいがあれですから
    金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
    そして真犯人が最後死んじゃう

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    2024年01月05日
  • 羽子板娘 自選人形佐七捕物帳1

    匿名

    購入済み

    恩愛の凧が狂おしいほど好きだ。自身の未来を守るために流された血を、若殿は知らなくていい。ただただ、彼の前途に幸多からんことを。

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    2024年01月02日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    横溝正史でも特に有名な作品のひとつだが、個人的には陰鬱さや得体の知れない恐ろしさではトップクラスではないかと思う。人物達の関係性は時代を考慮すればありそうな話ではあるし、実際にあったことでもある。それをフィクションとして練り上げまるで実際に起きた事件のように錯覚してしまうほど現実的だが、ある意味「小説のような終幕」によってこれはやはりフィクションなのだと再認識する、これが作家の力なのかと思い知った。
    作中の密室殺人やその他のトリックは捻りがあり難解という訳ではなく、あくまでこの作品の最大の魅力は人物同士の複雑な関係性や人の心の奥底にある恐ろしさや浅ましさといった負の側面の塊が要所要所で垣間見え

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    2023年11月10日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

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    というわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております

    『悪魔の手毬唄』ですわ

    最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました

    「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と

    なんか歪んでますね(苦笑)

    というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです 
    (見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと)

    見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね

    で、

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    2023年11月02日