横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ついに、ついに!この歳まで一切ネタバレせずに読めたの奇跡だと思う、本当に面白かった~
財宝目当ての村人達に殺された八人の落ち武者が眠る「八つ墓村」。その祟り故か、村人の首謀者だった田治見の家の者も後に発狂し、32人殺しに手を染め、失踪。神戸で育てられ、自身の生い立ちに関して一切知らされていなかったその息子は村へと呼び戻されるも、目の前で毒殺事件が発生し…。
冒頭、えげつない性暴力の話に心が折れかけたが、フィクションだと自身に言い聞かせる。読み進めれば殺人に次ぐ殺人、最初からエンジン全開で面白くない訳がない。やっぱ自分は密室殺人一件より連続殺人事件を扱った規模がデカいミステリーが好き!加え -
Posted by ブクログ
コンプしたと思っていたけど、実はまだ未読だった金田一モノがあったぜ!
と、いうことで、ゆのまるさんのレビューで本書を発掘できました~。ありがとうございます♪
さて、こちらは短篇集でして、名探偵・金田一耕助が不可解な事件の真相に迫る探偵譚・四話が収録されております。
・“コトコト・・”背後に聞こえる不気味な音・・振り向けばそこに全身黒づくめの男が・・と、不穏すぎるつかみからの、めくるめく痴情の縺れと二転三転する展開で読ませる(叙述トリックもあるよ!)表題作「殺人鬼」。
・とある百貨店を舞台に「黒蘭姫」と呼ばれる“要注意VIP”(←てか、普通は“出禁”になるやろ~(;'∀' -
Posted by ブクログ
ネタバレ*主人公の金田一耕助がネタばらし?推理?とにかく事件について最終的に説明してくれる場面が凄く詳しく細かく話してくれるので分かりやすかった。
*それぞれの人物の罪に対して、罰が与えられるような感じだったけれど、松子に対しての罰がなんか納得出来なかった。最後に松子がいろいろと条件を出してくるとこも嫌だった。
*松子が青沼静馬をそんなに簡単に殺せるかな?相手もそれなりに警戒しているだろうに。
*青沼菊乃が1番可哀想だと思った。
*松子が宮川香琴を青沼菊乃と分かったのか分からないままなのかが分からない。
*主人公が普段は大した事なさそうなのに実は凄いというところが面白かった。 -
Posted by ブクログ
タイトルだけでも内容のおどろおどろしだ雰囲気が想像できた。もしかすると映画化された頃のやーつーはーかーむらーのフレーズがそうさせているのかもしれない。推測よりも残忍で乱暴な惨殺から始まる村の歴史は後世にまたも祟りを思わせる犯罪が展開される。
後半は洞窟内の情景が多数描かれていた。山陰地方の鍾乳洞は有名な場所もあり過去に訪れた景色が重なりひんやりとした空気がイメージできた。湿った迷路はお宝と秘密を闇に紛らすには格好の場所だ。追手が来ても闇が身を守り危機を先延ばしにできる。
家系にまつわる恨みつらみは特定の人々への利益を得るために綿密な計画を立てて実行する。そこまで深く考えて重い罪を犯せるな -
Posted by ブクログ
「本陣殺人事件」
金田一耕助の初登場作品。面白かった。動機もかなりイカれていて、それはそれでよかった。三本指の怪しい男と、指が三本あったら、琴が弾けるという話など、思わせぶりな小道具もニクイです。伝聞調の語り口もよかったなぁ。特に最後の物悲しい余韻が素晴らしいです。
「車井戸はなぜ軋む」
「犬神家の一族」を思わせる道具立て。というより、これが元ネタ? ただ道具立ては同じような感じでも、途中からの展開は違っていて、こちらはこちらで楽しめました。手紙と新聞記事だけで、話が進むのが面白いです。
「黒猫亭事件」
顔のない死体という道具立て。加害者と被害者の入れ替わりと思わせて、そこからもうひとひね -
Posted by ブクログ
中山七里さんの本を手掛かりに初見の横溝正史さん。映画では有名な作品がズラリの作家さんですがかなり遅れての出会いになりました。
金田一耕助の名も頭をボリボリとかく様も映像では何人もの役者さんが演じていて最も簡単にイメージできました。時代が古いせいか場面場面の情景が既視感の薄い想像しかできませんでしたが、現場の雰囲気はよく伝わってきました。どの殺人も時間軸で想定すると見知らぬ何かが施したように思えました。しかし言葉の節々を細かく捉えるとなるほどの種明かしでした。
終盤の偶然な情報からするりと解ける疑問の絡まりは動機に注目が集まる。最後の最後まで緊縛した解きほぐしに追い打ちをかける衝撃の事実は