【感想・ネタバレ】金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年02月23日

意外な犯人。「レインコートの犯人」が誰にでも出来るせいで上手く惑わされた…
メイン目線の記者の動きも若干怪しいため、メタ的にもみんなが怪しく思えて、最後まで犯人がわからなかった。
いつも以上に死人が多いのは、相変わらず無能な探偵と警察である(笑)

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Posted by ブクログ 2023年02月23日

悪魔の寵児
 第1章 日月堂の客
 第2章 酒場カステロ
 第3章 挨拶心中
 第4章 帯締めと注射器
 第5章 死体消失
 第6章 望月蠟人形館
 第7章 悪婆の射撃
 第8章 雨男
 第9章 欣吾の不安
 第10章 現代歓喜天像
 第11章 悪魔の女狩り
 第12章 瓶と栓
 第13章 短銃と注...続きを読む射器
 第14章 女狩り第二号
 第15章 覗かれた愛戯
 第16章 奇妙な取り合わせ
 第17章 狂ったバランス
 第18章 恐ろしき魔像
 第19章 オート・ミール
 第20章 狙撃手
 第21章 女狩り第三号
 第22章 卍
 第23章 罠
 第24章 嵐の後
面白倶楽部 1958年7月~59年7月

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月15日

金田一耕助は抑えめの登場。
トリックより人間構成とかあの時誰がいなかったとか、そういう状況証拠から解いていく感じなのかなぁ。
死体の描写から、犯人は女性になのではという予感はあった。
悪魔の寵児ってネーミングが関係者の中に浸透していふとこが時代を感じる。
あと最後の方での欣吾が父となった描写。自分に...続きを読む子供が出来たのは2人目。そのどちらも妊娠には気がつかなかった。自分の愛人たちが辱められては殺された後でも、彼は過去のこととして人生を続ける。そんな感を受ける描写が印象に残った。

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Posted by ブクログ 2016年04月20日

金田一耕助シリーズの長編作品でしたが、意外な人物が犯人なのだろうな?と、これまでのシリーズの話の流れから想定していたのですが、その想定が個人的には当たっていましたね!
でも物語には、かなり凝っている内容であり、ミステリー作品としては秀逸であったと思います。
次の金田一耕助シリーズ作品にいってみようと...続きを読む思います!

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Posted by ブクログ 2013年06月08日

読後の後味の悪さでは金田一シリーズ随一だと思う。事件の猟奇性・エログロ性のレベルも相当高い上に、殆ど罪のない人間がバンバン死んでいく。おまけに寝取り(?)描写まである。
犯人は結構意外かもしれない。しかしエンターテイメント性は低いかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年05月10日

横溝作品、これから始めました。最初のシーンが興奮する。作者の意図としては、犯人から読者の視点をずらすように持っていくのでしょうが、真犯人を信じたくない部分もあり、最後まで楽しく読みました。不自然に思える部分は物語性とし、男女関係は生命のガソリンだと再確認しました。

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Posted by ブクログ 2010年12月30日

意外な犯人だった!
愛人たちに元妻に蝋人形館に…お膳立てが完璧すぎる。
あまりにもえげつない連続殺人には、横溝の本領発揮といった感じでかなりワクワクした。
やっぱりこれくらいドロドロしてなきゃねー。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

話が入り組んでて、かなり面白かったけど、最後結末にたどり着くまでがサクサクし過ぎてたのが残念だったな。とはいえ横溝作品らしい結末だった。
内容的にはかなりエログロで、今まで読んだ横溝作品にはない直接的な描写が個人的には興味をひいた。多分嫌いな人は大嫌いだと思う。

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Posted by ブクログ 2023年10月30日

犯人は最後まで分からなかった。だけど、今回は狙われる人が最初から分かりやすかったので、ドキドキ感が無かった。どう殺されるんだろうくらいで。

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Posted by ブクログ 2018年06月23日

エロいよぅ・・グロいよぅ・・。

それにしても、よくまぁこういう殺し方を思いつくなぁ・・。と、いや感心はしませんが。
犯人は、“そう来ますか”という方でした。いつの世も人の業とは恐ろしいものです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年11月08日

戦後成金・風間欣吾とその愛人たちに送りつけられた情死を思わせる不吉なハガキ
風間欣吾の正妻から始まり、愛人たちが次々と殺害され、その遺体は様相はなんともエログロい
重要な承認兄妹を目の前で誘拐されたり、襲われて負傷したり、新聞記者に出し抜かれたりと金田一はあまり良いとこ無し
意外な犯人で逮捕される前...続きを読むに自決!は定番ですけど、風間欣吾がこれからのうのうと幸せに暮らすのかと思うとなんかなあ…

2012/11/07-08

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月01日

金田一耕助モノ。
やっぱり横溝さんの世界は、男女の爛れた不埒な情欲と、金に対する執着を動機とした犯罪が描かれているというか、むしろそれ一辺倒というか(笑)昭和30年代に、本当にこんな感じの脂ぎったエログロの世界があったのかどうか知らないけど、この作品世界だけを読んでこの世界観を真に受けてしまったら、...続きを読む昭和の前半という時代を見誤りそうで怖いっちゃ怖い。

金田一モノの代表作と言える『八つ墓村』や『犬神家の一族』とかに比べて、この辺の作品はあんまり金田一が活躍しないので、個人的にはそんなに面白いとは思えませんでした。金田一作品の主だったところを全制覇するためには避けて通れない作品ということでサクっと読破しましたが、まぁ横溝作品ならほかに読むべきものがいくつかあるのでまずはそっちを、って感じかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年03月21日

横溝先生はこの作品で、犯人を予想の圏外に置くことに徹底的にこだわっています。核となる変態トリックもその一つ。
ただ金田一耕助が犯人を指摘する過程が、読者に(あまり)明かされていない情報を手掛かりとしているため、本格ミステリとしてはやや不満が残ります。

しかし横溝先生の十八番ともいうべきエログロワー...続きを読むルドは、この作品でも容赦なく展開されています。特に、観衆の前に異形の死体が飛び出す第二の殺人は、怖ろしく印象的です。
この辺りの描写に眉を顰めるか、ニヤニヤしながら読めるかで、好みが別れる作品でしょう。

それにしても、ラスト三行がもたらす後味の悪さは格別です。「悪魔の寵児」の産みの親は当然「悪魔」であり、その「悪魔」が笑いながら、新しい悲劇の種を産み出そうとしている……。怖ろしく人間の罪深さを抉り出す作品です。

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Posted by ブクログ 2010年04月09日

古い表紙で読んでいたので、相当怖い表紙絵だったのですが
内容はその絵のまんま・・・
悪趣味でエログロ風味の強いお話でした。
掲載誌がその手の雑誌だったと読んで納得。
金田一の活躍はあまり目立たず、しかも負傷してますよ!
長編で読み応えはあるものの、犯人とかトリックというより
エログロに焦点を当てたと...続きを読む思える一作。
でもそこまで嫌悪感を覚えないのがヨコミゾもののすごいところだ。

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Posted by ブクログ 2009年12月21日

あのエグイ表紙がなかったのでひとまずこれを仮置き。
久々の金田一!
時々ふと読みたい衝動に駆られるのはなんでだろう。今回の金田一はなんかいつもと雰囲気違ってた気が・・後期作品だからかな。耕助より新聞記者のが出張ってたww
しかも締めが緩すぎ?おいおいそこ笑って済ませていーんすか!?ってつっこみたくな...続きを読むる。こりゃあ生まれてくる子もただ者じゃあるめい^^

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