【感想・ネタバレ】金田一耕助ファイル11 首のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

今年初読みの金田一。年内に〈金田一耕助ファイル〉を読破しようかなと思ってます。
今回は短編集。『生ける死仮面』『花園の悪魔』『蝋美人』『首』の4作。
短編はあっさり描かれてるから、直ぐに内容は忘れてしまいそう。だけど、読んでる瞬間は楽しめる。この時代の感覚は今のとだいぶ違うから、自己投影とかせずに現...続きを読む実を忘れて読書できるのがいい。クセになる。

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Posted by ブクログ 2023年08月14日

相変わらずおどろおどろしい雰囲気の短編集。サクッと読めて面白かった。結末がなんだか妙に心に残っているのは「蝋美人」でした。

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Posted by ブクログ 2016年01月16日

金田一耕助シリーズのタイトルにもなっている「首」他、「生ける死仮面」「蝋美人」「花園の悪魔」の計4編の短編からなる作品です。どの話も、なかなか秀逸な犯行の動機やトリックが隠されており、面白かったですね!
個人的には「生ける死仮面」が中でも一番秀逸な話だったと思います。

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Posted by ブクログ 2012年06月09日

金田一モノ短編集。どれも上手く膨らませれば中編~長編にできそうなネタを、上手く途中経過を省略して短編にまとめ上げる構成力が素晴らしい。(そのため、金田一の調査・推理の過程がすっ飛んで唐突に解決する物もありますが、まぁ、それはしょうがない)
エログロ描写も満載なんだけど、乱歩と違って横溝作品のエログロ...続きを読むはドライであまり粘着質な感じがしないのが面白いですな。
どの短編もそれぞれネタ方向性が違いつつ、金田一らしい雰囲気たっぷりの作品なので、「ちょっと長編に挑むのは大変だけど、短編でさくっと金田一モノ読んでみたい」って人にもオススメかもしれません。

『花園の悪魔』、『蠟美人』、『生ける死仮面』、『首』の4編収録。

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Posted by ブクログ 2010年10月29日

首(と、顔もかな?)をテーマにした短編を収めた一冊。どれも横溝流のグロさとえげつなさで良かったです。腐乱してたり死体が陵辱されてたり…普通にはありえない状況を劇的に描くのが横溝作品の真骨頂ですね。
でもやっぱり「犬神家の一族」を超える衝撃ではない…なあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年06月14日

短編集

とりたてて感想はなく、よくある横溝話。
標題の首は、過去の事件ともう少し捻った繋がりがあるのかと思ってたが、参考にしただけだったので残念。

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Posted by ブクログ 2016年06月30日

四篇からなる短編集。
こちらも今回の『ひとり横溝正史フェア』ではじめて読む作品。

横溝正史はどちらかというと長編でこそ本領発揮する作家のようで、短編の出来はいささか物足りない。
この短編集でもそうで、横溝正史らしい世界観の構築が不足しているように思う。「生ける死仮面」では死体愛好、「蝋美人」では復...続きを読む顔といった、それなりのものを題材にしているが、踏み込みが足りないというかなんというか。

「首」では、また金田一耕助の粋な計らい、いわゆる人道的配慮といったことを行うのだが、ちっとも粋じゃない。
でも、金田一耕助は魅力がある。
磯川警部もまた然り。

「花園の悪魔」改題。

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Posted by ブクログ 2014年09月06日

長編、殊に映像化作品においては、金田一は単独の探偵で、ホームズに対するワトソンのような所謂「助手」はいないと感じられる。
ところが、本書のような短編においては、バディとしての磯川警部や等々力警部の姿が、鮮やかに浮かび上がってくるのである。

長編においても(読み直してみれば)彼らの協力が、事件の解明...続きを読むに不可欠であることが分かるのだが、短編においてはそれが際立っている。
特に磯川警部の如きは、遠方まで静養に来た金田一を何くれとなく世話する様子が、じつに微笑ましい。

事件の内容自体は、金田一の短編においては定番の、ネクロフィリア、首無し、男女入れ替えと若干マンネリ気味である。

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Posted by ブクログ 2014年08月26日

高校生当時にハマって読んだ横溝正史作品。文庫本、よくとってあったな俺。

暑い夏にヒンヤリしようと再読してみたのですが・・・かえってドロっと、ベトっとした気分になりましたね(笑)
そうそう、こんな感じだっただった!

言わずと知れた名探偵 金田一耕助が猟奇な謎を解き明かす、推理小説短篇集。

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Posted by ブクログ 2014年08月18日

金田一ファンというより、杉本画伯の描く横溝世界に惹かれて古本屋さんを歩き回って集め、事件年代順に読むという金田一祭りを一人開催中。やっぱり、寝苦しい夜は横溝だなぁ。

読んだ本は、昭和51年発行の杉本画伯が表紙を飾る文庫版でタイトルは「花園の悪魔」。表紙絵は表題作の犠牲者がおどろおどろしく描かれてい...続きを読むます。
収録作は同じです。

死体陵辱等異常者による猟奇的な事件など、都会においてのおどろおどろしさを出そうとすると、こういう要素が必要になるか。田舎の因習に縛られた一種閉鎖環境での異常性と対比すると興味深い。

金田一は吃音癖があって地方訛りも少し残っているという設定ではなかったっけ?表題作中での口調が「・・・でさぁ。」って。他ともまったく違う感じになっていて、これはこれで謎・・・

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年11月04日

『生ける死仮面』:美少年の死体と彼から作ったとされるデスマスクを愛でていた芸術家が逮捕される。その直後に顔をしつようにつぶされた男のバラバラ死体も…異常愛の果ての凶行かと思いきや、実際は財産目当ての事件。それぞれの遺体は一体誰なのか
『花園の悪魔』:ヌードモデルの死体が花壇で発見される。いっしょの宿...続きを読むに泊まったとみられる男に手配がかかるが1年経っても消息がつかめない。実はモデル殺しはカモフラージュのための殺人であった
『蠟美人』:腐敗した死体の骨から生前の顔を再現したところ、それは良人殺害の容疑で手配中の銀幕女優だった!世間を騒がせた直後、復元した学者が殺害され、蝋人形も破壊されてしまう。遺体は本当に女優・マリだったのか?
『首』:約300年前と同じように首は獄門岩に、胴体は首なし淵にという凄惨な事件を金田一が調査している最中にまたも同じような事件が!しかし2つの事件に共通する関係者は皆無。これのみ磯川警部が相棒

2012/11/02-04

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月11日

金田一耕助シリーズの短編がよっつ。
ミステリ小説に出てくる好きな探偵はダントツ金田一耕助!好き!

どれも首が鍵になってて、さらりとグロくてあまり嫌悪感もわかず、話も分かりやすかった。
でもそれぞれのインパクトはふつうだったので星三つ。

トヨエツ版金田一耕助を今一度!

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Posted by ブクログ 2011年03月21日

さくっと読める、金田一っぽい作品。

4つ短編が入っているが、どれも雰囲気たっぷりで楽しめた。

ただ、それぞれのクオリティは普通。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

金田一耕助シリーズの短編集。
首。という題だけあり、首に纏わる話が印象的でした。
狂気じみた犯罪と親しみのわく探偵のギャップが、犯行の不気味さを増長させている気がしました。

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