横溝正史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『本陣殺人事件』以来のシリーズ長編で嬉しい。戦友の遺言で示唆された不穏な内容を未然に防ぐため、瀬戸内海の離島である「獄門島」を訪れた金田一耕助。しかし彼の努力虚しく、第一の被害者が木に吊るされた状態で発見される。犯人は?そして目撃者が発した「きちがいだが仕方がない」の真意とは…?
次々と発生する見立て殺人、京極夏彦の『鉄鼠の檻』みたいに坊主が犯人だろ〜と思っていたら違った、もっとヤバかった…。地方の閉鎖性故に可能になる事件をベースにした所謂「因習村」ものだが、例えどこであってもこんな殺人は起きんだろ…。そして一連の事件は男性優位な価値観が犯人を殺人に走らせるフェミサイドで、当時はこれが動機と -
Posted by ブクログ
ネタバレ『本陣殺人事件』以来のシリーズ長編で嬉しい。戦友の遺言で示唆された不穏な内容を未然に防ぐため、瀬戸内海の離島である「獄門島」を訪れた金田一耕助。しかし彼の努力虚しく、第一の被害者が木に吊るされた状態で発見される。犯人は?そして目撃者が発した「きちがいだが仕方がない」の真意とは…?
次々と発生する見立て殺人、京極夏彦の『鉄鼠の檻』みたいに坊主が犯人だろ〜と思っていたら違った、もっとヤバかった…。地方の閉鎖性故に可能になる事件をベースにした所謂「因習村」ものだが、例えどこであってもこんな殺人は起きんだろ…。そして一連の事件は男性優位な価値観が犯人を殺人に走らせるフェミサイドで、当時はこれが動機と -
Posted by ブクログ
初の横溝作品に挑戦
記念すべき金田一耕助シリーズの第一弾
以下三作品を収録
『本陣殺人事件』☆3.6
金田一シリーズ全体に抱いていた「おどろおどろしさ」というイメージはここから顕在
中でもミスリードが巧みに行われていて犯人は自分的にかなり意外な人物だった。犯人の動機に共感できるかで賛否が大いに変わる作品な気がするが、現代ではほとんどの人が理解しがたいように思う
『車井戸はなぜ軋る』☆3.9
金田一はほとんど登場しない
ある主要人物の手記で物語が進んでいくので日付が進むにつれての臨場感が凄まじい
これまた犯人は予想外の人物でした
『黒猫亭事件』☆4.0
自分的には一番好みだった
金田一やY -
Posted by ブクログ
金田一耕助シリーズの一編
文豪何の日、横溝正史の亡くなった日
映画やドラマで観ているので読んだつもりでしたが、おそらく初読
主人公寺田の回想形式
戦国時代、8人の落武者たちを彼らが持つ財宝に目が眩み、皆殺しにしてしまった山中の村
その後、村人達に変死が続き
祟りと恐れ 八つ墓明神を祀る
大正時代、再び村に悲劇がおこる
落武者殺害首謀者の子孫が32人もの村人を殺戮
その息子とされるのが主人公寺田
寺田が村に戻ると 三度事件が起き始める
横溝正史作品は 何冊か読んでいるけれど
どうもいろんな作品が混乱してしまっている感じ
徐々に読んでいこうと思ってます -
Posted by ブクログ
金田一シリーズの短編2冊目。
これまで様々なアンソロジーなど読んできて、どうにもぶつ切り感が強かったり物足りなく思うことが多かったのですが、これはどれも満足度が高かったです!
ただ、直前に読んだ『殺人鬼』はオシャレな話が多かったのに比べて、こちらはエログロ度高め。やけにネクロフィリアな話が多く、苦手な方は注意です……!
表題作の「人面瘡」に加え、「睡れる花嫁」「湖泥」「蜃気楼島の情熱」「蝙蝠と蛞蝓」の計5篇が収録。
前述の通り、どちらかというと吐き気を催すような事件ばかりですが、その分磯川警部(+久保銀造氏)が登場するエピソードも多くて、彼らとのやりとりのほっこり具合でバランスが取れているよ