横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても文は読みやすかったのだけど、
    探偵の金田一が、最後の死ぬべき人が死に切るまで、全然役に立ってないのがちょっと納得できなかった。
    仮面の入れ替えは自分でも気付くところなのにこの探偵は気付かないのか…?と思ってしまった。
    今色々なミステリーに目が肥えてしまって、もしかするとこれが源流なのかもしれないけど逆にかなり物足りなさを感じてしまった。
    そこまでハマれなかった大きな理由として、やはり金田一に魅力をあまり感じられなかったことが原因だと思った。

    0
    2024年06月18日
  • 雪割草

    Posted by ブクログ

    嫁ぐ日の直前に、自らの出生の秘密が明らかになり、破談になった有爲子。
    育ての親を失った彼女は、本当の父を探すため、長野県諏訪から単身上京します。
    波乱の生涯の始まりです。
    探偵小説を書くことを禁じられた戦時下に、横溝正史が新聞連載を続けた作品です。
    その存在は知られていましたが、長い間発見されなかった本作が、80年を経てよみがえりました。
    著者唯一の大河家族小説です。
    横溝正史の作品はほとんど読んでいますが、この作品は知りませんでした。
    推理小説とは違った味わいがあり、楽しめました。

    0
    2024年05月30日
  • 獄門島 金田一耕助ファイル 3 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古谷一行版金田一耕助シリーズをスカパーで何回も見て、あらすじも犯人も知っていたけど原作は未読だったので読んでみた。
    いわゆる差別用語バンバン出てくるし今は多分ドラマ化出来ないであろう作品。でもトリックは奇抜というか…いくら暗がりでも死体背負ってたらわかると思うけど…f^_^;
    それよりもいつも思うがとにかく人間関係が秀逸☆
    島のドン嘉右衞門さんや息子の与三松、その後妻のお小夜、分家のお志保さんや怪しいイケメンの鵜飼、雪月花の三姉妹等々、みんなオカシイ。
    それが濃くてオドロオドロしくて好きな作品☆

    0
    2024年05月25日
  • 金田一耕助ファイル3 獄門島

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古谷一行版金田一耕助シリーズをスカパーで何回も見て、あらすじも犯人も知っていたけど原作は未読だったので読んでみた。
    いわゆる差別用語バンバン出てくるし今は多分ドラマ化出来ないであろう作品。でもトリックは奇抜というか…いくら暗がりでも死体背負ってたらわかると思うけど…f^_^;
    それよりもいつも思うがとにかく人間関係が秀逸☆
    島のドン嘉右衞門さんや息子の与三松、その後妻のお小夜、分家のお志保さんや怪しいイケメンの鵜飼、雪月花の三姉妹等々、みんなオカシイ。
    それが濃くてオドロオドロしくて好きな作品☆

    0
    2024年05月25日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

    Posted by ブクログ

    古めかしい言葉使いや死語が多く読みづらい
    血を吐く毒ってあるのだろうか?
    洞窟の描写は読者に想像してもらうしかない
    基地街だらけ

    0
    2024年05月15日
  • びっくり箱殺人事件

    Posted by ブクログ

    表題作、書かれている文章が講談調?とでも言うのか、なんだか読みづらくて読みづらくて、
    面白い内容だったかもしれないが魅力半減。

    一緒に収録されている「蜃気楼島の情熱」の方が、
    金田一耕助も出てくるし、短いながらも読みやすく
    面白かった。

    0
    2024年04月29日
  • 幽霊鉄仮面

    Posted by ブクログ

    ジュブナイルの由利先生&三津木くん。
    横溝作品だと珍しいアクションシーンがある!楽しい!しかし、三津木くんが強すぎるな!?脳内本棚では乱歩『黄金仮面』の横に押し込む。

    0
    2024年04月29日
  • 黄金の指紋

    Posted by ブクログ

    横溝正史のジュブナイル作品。
    小難しい事は考えず、金銀財宝に、お手本のような悪人が続々出てきて続々倒されるスカッとした展開

    0
    2024年04月21日
  • 夜光怪人

    Posted by ブクログ

    横溝正史のジュブナイル作品。
    小難しい事は考えず、金銀財宝に、お手本のような悪人が続々出てきて続々倒されるスカッとした展開

    0
    2024年04月21日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

    Posted by ブクログ

    星は3.5くらい

    今作の金田一シリーズはトリックやらを楽しむと言うよりも、人間ドラマみたいなのを楽しむ感じかと。

    「蝙蝠」の意味をあらかじめ知っているかで全ての印象がかわると思う。

    0
    2024年04月10日
  • 金田一耕助ファイル2 本陣殺人事件

    Posted by ブクログ

    江戸時代より続く旧家の婚礼の夜、新郎新婦が惨殺されて発見された。密室となった離れ座敷、悲鳴とともに聞こえてくる琴の音、得体のしれない三本指の男。岡山の農村で起こった不可解な事件に、金田一耕助が挑む。名探偵・金田一耕助の初登場作品。

    同じく農村で起こった殺人事件を書簡形式でつづった『車井戸はなぜ軋る』と、東京近郊で起こった「顔のない屍体」の事件を扱った『黒猫亭事件』の二編を併録。

    最初の二編は村や一族の来歴に加え、田舎の旧弊さが強調されていて、日本的な陰険で不気味な雰囲気がただよっている。どれも金田一耕助の行動が直接描かれているわけではないので、表立って活躍している印象がないのが意外だった。

    0
    2024年04月09日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出た!!!ショッキングな出来事が起こったと同時に気が狂ってのちにさつじんを犯す女だ!!!
    数年後の磯川警部と三津木くんがどうなってるか見てみたい。幸せであって欲しい。

    0
    2024年03月22日
  • 金田一耕助ベスト・セレクション 3 八つ墓村

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    原作が面白かったので、こちらを購入しました。
    一番気になっていた典子さんの外見が原作で想像していたイメージと大幅に違ってて驚き。
    あと、原作で殺される濃茶の尼が殺された描写がないのだけれどこの漫画だと結局最後まで生きてるっぽい?

    #怖い #ドキドキハラハラ

    0
    2024年02月29日
  • 金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児

    Posted by ブクログ

    話が入り組んでて、かなり面白かったけど、最後結末にたどり着くまでがサクサクし過ぎてたのが残念だったな。とはいえ横溝作品らしい結末だった。
    内容的にはかなりエログロで、今まで読んだ横溝作品にはない直接的な描写が個人的には興味をひいた。多分嫌いな人は大嫌いだと思う。

    0
    2024年02月23日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

    Posted by ブクログ

    こういう作品、犯人当てられない…。あと、どうでもいいけどこの作品読んでいるとめっちゃブドウ酒飲みたくなるのよ。

    0
    2024年01月24日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の結末はこの人が犯人かという納得感ある理由のものだった。20年経った後の殺人事件が2件だけというのは少し面白味が無かった。2件だけは立て続けに起こったのだが、その後のストーリーはなぜ犯罪が起きたのかを説明するもので少し退屈だった。

    0
    2024年01月05日
  • 真珠郎

    Posted by ブクログ

    文豪きょうは何の日?横溝正史の亡くなった日。

    鬼気迫る美少年「真珠郎」の悲しき出生の秘密。
    由利麟太郎シリーズ。
    だったけど、登場は後半のみ。
    序詩 真珠郎はどこにいる。から始まる怪奇ミステリー。この一文が、物語を総括しています。
    友人に誘われた旅先で、遭遇した殺人事件。その猟奇的な手法。怪しげな老婆達の登場。
    読んでいたつもりでしたが、初読でした。
    美少年真珠郎は、その媚態を見せない。
    彼は、何処に隠れているのか。
    この装丁の絵は、ネタバレになるのでは?

    孔雀屏風
    六曲一双からなる屏風。半分に裂かれたまま。
    屏風とともに引き裂かれた恋。
    出兵士の夢ある想いと共に 裂かれた屏風が呼び合い、

    0
    2023年12月28日
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

    Posted by ブクログ

    読んでから観るか
    観てから読むか

    映画の公開と同時に行われた角川文庫フェアーのキャッチフレーズを思い出す。

    おそらく映画は20回は観ている。
    ただ横溝正史の本は一度も読んだ事が無かった。

    今回、初めて読んでみたが、これが面白い。
    映画の情景が浮かんでくる。

    映画とは異なる場面も何箇所かあるので、
    違いを比べるのも楽しい。

    映画化する際、石坂浩二の金田一耕助は色男すぎると言われてたようだが、なかなかどうして。
    興奮すると吃る癖なんかは原作通り。

    原作も映画も名作だと思う。

    0
    2023年12月01日
  • 夜の黒豹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中からはさすがに犯人が誰か分かった。なあんか、動機が遺産となると普通に感じて残念。こういう都会の話よりも田舎が舞台の金田一耕助の方が好き。

    0
    2023年11月16日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

    Posted by ブクログ

    金田一耕助シリーズ6冊目、中短篇集。『睡れる花嫁』、『湖泥』、『蜃気楼島の情熱』、『蝙蝠と蛞蝓』、そして表題作『人面瘡』の5篇が収録されている。

    戦後の混乱期、閉鎖的村社会、人々の愛憎・嫉妬等を背景に描かれるミステリー5篇。決して楽しめなかった訳ではないが、他のシリーズ作品と比べると一歩物足りないか。中短篇集ということで、コンパクトで読み易かったが、残念ながら唸らせられるような物語はなかった。

    それにしても1冊で2回も殺害される「由紀子」さん(別人)。横溝御大にとって「由紀子」という名前には何か特別なものがあるのか・・・と、安直に考えてみたり。

    0
    2023年11月10日