横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

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    探偵防御力が低いと言われる金田一だが、今回はけっこう被害を防いだのではないだろうか。犯人は…まあ順当な結末。

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    2019年11月23日
  • 芙蓉屋敷の秘密

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    何年も積読してあったけど、やっと読みました。

    短編集でしたが、どれも似たり寄ったりで、続いて読むと話がごちゃまぜになってしまいました。
    いつもの横溝風な妖艶さとか怖さとかなくて、普通なミステリーって感じ。悪くはないけど、ちょっと残念。。。

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    2019年06月29日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    金田一耕助シリーズ。伊豆沖の島に住む大道寺家の一人娘、智子が、仮の父である欣造に結婚相手との顔合わせとして東京、伊豆に呼ばれる。そんな中、智子の母親琴絵のと本当の父親との秘密が明らかになる。

    序盤どころか、中盤までもアクの強い登場人物をこれでもかというほど多く出し、殺人は唐突に起こるものの、何に判じてのものなのかがわからずという、悪く言えば支離滅裂なストーリー展開が続く。

    考えても無駄なので読み進めていたが、盛り上げる割には金田一耕助もこれといった動きをするでもないため、相当にダラダラという感が否めない。

    ところが、終盤になって19年前の事件についての情報が出始めてからのスピード感はすごい。他の金田一シリーズのように、真相を知る誰かを引っ張り出してくるわけでもなく、少々静かに終わりつつの真相の部分は一読の価値はあろう。

    しかしまあ、中盤過ぎまでのダラダラ感はなかなかに苦痛で、そこまで★1、終盤★4で平均した採点になる。登場人物の数人は、必要なかったんじゃないかと思われる。

    また、19年事件現場が保存されているってのもなあ、ちょっと無理がないかとは思うが。表紙のコウモリ(が載っているバージョンなのだ)も無理があるし、タイトルは江戸川乱歩を意識したものであろう。

    ところで、角川の電子書籍は杉本一文氏の絵なのに、最近の文庫は何でこんな変なデザインなのか?

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    2019年06月26日
  • 怪盗X・Y・Z

    ネタバレ 購入済み

    横溝正史のジュブナイル作品であり、横溝正史版、明智小五郎&小林少年と言った内容です。
    展開が早く、あっという間に読み終えるので、今まで重厚な横溝作品しか読んでこなかった読者は肩すかしをくらうかも。
    ティータイム的な感じで気楽に読んでみたら如何でしょうか。
    時代背景は一昔前ですが、お子さんのファースト電子書籍に良いかも。

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    2018年09月19日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

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    今回の舞台は団地です。
    横行する怪文書、団地のダストシュートから黒タールまみれで発見された死体・・・。
    金田一さんといえば、地方の閉鎖的な村で、旧家と因習の中での事件に挑むのがお似合いな印象なので(「金田一耕助事件ファイル」を読んでいくと、都会が舞台の事件もかなり多いのですが、やはりイメージが・・。)、“金田一さんと団地”という組み合わせが新鮮な感じがして、これはこれで楽しめました。
    タイトルの「白と黒」の意味について、金田一さんが色々な人に質問しているのですが、終盤でその意味が明らかになると、何だか恥ずかしい質問を皆にしまくっていた事になるのかも・・。と勝手に思った次第です。

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    2018年08月20日
  • 金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児

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    エロいよぅ・・グロいよぅ・・。

    それにしても、よくまぁこういう殺し方を思いつくなぁ・・。と、いや感心はしませんが。
    犯人は、“そう来ますか”という方でした。いつの世も人の業とは恐ろしいものです。

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    2018年06月23日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

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    表題作を含めて、7編を収録した短編集。

    各篇、ドロドロした痴情の縺れが展開されて、毒気にあてられながら読んだ感じです。
    ただ謎解きが、ラストで唐突に解決。というパターンが多い印象でした。

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    2018年05月06日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

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    まさに“猟奇曼荼羅”といわんばかりの、眉を顰めたくなるような猟奇連続殺人が展開。
    幽霊男は誰なのか、彼が殺人犯なのか・・混乱しつつラストへ・・。
    奇妙な痴情の縺れの果てに、犯人はクズ変態だったあの方でした。

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    2018年05月04日
  • 恐ろしき四月馬鹿

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    今週末はエイプリルフールってことでなんとなく読んでみた。

    うーん。。なんだか微妙。。。。
    怖いっていうより、ちょっと笑ってしまうような感じ。
    読み終わった後、『ちゃんちゃん

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    2018年03月31日
  • 姿なき怪人

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    横溝正史のジュブナイル物って毎回似たようなパターン。
    この作品も結局また真犯人が✕✕か…という感じ。

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    2018年03月22日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    金田一耕助シリーズの短編集。5本。うち「湖泥」は「貸しボート十三号」、「蜃気楼島の情熱」は「びっくり箱殺人事件」に入っていた物を再編。2行くらい読んだところで、読んだことがあることに気づいた。同じ角川文庫の同じ横溝シリーズにこういうことをするのだな。

    さて、最初3編(再録2本含む)は、女性の死体と添い寝してという話なので、そういうのをわざと集めたのかと勘ぐったりする。「湖泥」は個人的にも好きな作品だから良いとして、「蜃気楼島」は再録するほどいい作品かな?もう一つは、横溝版「盲獣」かと思いきや…という作品。これは良い。

    残り2本のうち「蝙蝠と蛞蝓(なめくじ)」は、主人公視点を別の男に据えて、金田一が事件を解決してくれるという新鮮なもの。表題作はやや無理がある話。

    他の本に未収録のとても短い2本は印象が強かったのだけど、だったら2本も重複してほしくなかったなと言う印象。

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    2017年07月28日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    ネタバレ

    ミステリアスな孤島、魔性の美女、名家、昭和初期。設定が好み。金田一がかなり速い段階で犯人の目星がつくところに感心。被害者が、誰の弱味を握れば自分が有利に働くか、その弱味を握られては困るのが犯人…成る程です。

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    2017年06月28日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    良家の令嬢の所へ突如舞い込んだ
    巨額の遺産相続の話。
    条件として見も知らぬ男と
    夫婦になれというものだった。
    この莫大な遺産を巡り、
    血みどろの惨劇が巻き起こる。



    知っている金田一シリーズとは
    全く異なった印象の作品。
    麗しの令嬢が悪漢に惚れ染まり、
    全く関わりの無かった
    裏社会、人間の闇に直面する。
    数々の死体を目の当たりにし、
    挙句、警察に追われるという
    サスペンス色の強い作品で、
    この娘の視点で描かれる事件は
    非常にスリリングで楽しめた。
    メロドラマの様な物語も嫌いでない。
    ただ、このシリーズらしい怪奇的で、
    凄惨な事件に巻き込まれる
    金田一耕助の活躍を楽しみに
    していたので少し不満は残った。

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    2017年05月07日
  • 金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜

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    東京の離れた二地点で見つかった自動車のトランク内の死体。女の死体の方には、ハートのクイーンのカード、男の死体の方にはハートのジャックのカードが残されていた。被害者の男の方の身許から、「悪魔の百唇譜」事件で殺された男との関連が明らかとなる。「百唇譜」とは、女性の陰部の形を写しとったもので、それをネタにしてゆすりを働いていた男が殺されたというもの。
    いかにも、横溝正史らしいテイストの通俗作品だが、地点・時刻・登場人物が複雑に絡みあっており、わかりにくく、ややこしい話だ。
    容疑者のアリバイ、容疑者の事件当夜の行動の謎、巡査が目撃した男の謎、車内に残されていた鍵の謎、車の目撃情報の謎、男性被害者と女性被害者とのつながり、「悪魔の百唇譜」事件との関連性、2つの事件の時間的つながりなど、様々な謎が盛り込まれているが、真相説明が雑に感じる。
    最後にあっさりとした真相説明があるのだが、これを読んで事件の全体像がすぐに理解できる人がどれだけいるのだろうか。

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    2017年02月06日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    短編集で本陣殺人事件で出会った磯川警部との絡みの多いマニアにはたまらない作品集だと思った。でも、わりと使い回しのネタというかたぶん、長編を書くための布石みたいな感じかなと思う。横溝正史は同じモチーフを繰返し使う。それにも、何か意味があるのかもしれないと考えたり。ひとり横溝正史祭ちゅうなので他の物も読んでいるから余計にそうおもうのかもしれない。

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    2016年12月26日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    横溝正史の短編を読んだのは初めてかも。こじんまりとしているのは仕方がないが、それなりにどのトリックもしっかりとしていた。

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    2016年12月11日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    ただれた人間関係!
    おぞましい猟奇趣味!!
    ソンナアホナな真相指摘!!!

    うーん、いつも通り(  ˘-˘  )←褒めてる

    金田一シリーズって、立て続けに読んでも食傷しそうでしないのはいいんだけど、1度金田一マイブーム途切れると一つ前に読んだ作品の内容もうろ覚えなのよね(っ'ヮ'c)なんでや



    【内容まとめ:テキトーにまとめたのに疲れた(っ'ヮ'c)大分前に読んでるから間違ってる部分あるかも(っ'ヮ'c)←←】

    ◎睡れる花嫁…愛する妻の体を死後も愛で続けた男が刑務所から出所した直後、病院から若い女の死体が盗まれる事件が発生。男が逮捕前に住んでいたアトリエから、盗まれた死体が発見され、事件は男の再犯ということに落着しかけるが…。

    ◎湖泥…村の有力な家筋の跡取りたちが嫁にもらおうと争っていた女が、祭りの日に失踪した。真相究明に乗り出した金田一探偵は、やがて無残な姿に成り果てた女の骸を発見するが…。

    ◎蝙蝠と蛇蝎…金田一耕助という男に濡れ衣を着せるという内容の小説を書いていた「おれ」に、何と本物の殺人事件の下手人の嫌疑がかかる。その疑いを晴らしたのは、「おれ」が面白おかしく「蝙蝠男」と形容した金田一耕助その人だった。

    ◎人面瘡…「妹を二度も殺してしまった」ーー妹に恋人を奪われた女の体に出来た、奇妙な人面瘡。夢遊病状態の女を目撃した金田一耕助が指摘した真実とは。

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    2016年12月04日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

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    横溝正史といえば離島や山奥が舞台と思っていたら、団地が舞台の小説を発見。それも驚きだげど小説の中にs.y先生が出てきてさらに驚いた。団地というこれまでの日本とは桁違いの人口密集。そこに生まれる人間関係。
    たんぽぽのマダムが逆さまに顔を焼かれた状態で発見されるところから話は始まるんだけど、それは麻薬中毒者が幻覚の中でしたことっていうのがいまいち。なぜ一緒に池の中に沈めなかったのか。

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    2016年10月25日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

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    久しぶりの『ひとり横溝正史フェア』。
    今回は長編。期待してしまう。

    金田一耕助は昔馴染みの女、順子と偶然再会し、話があると言われ、順子の暮らす団地へ行く。順子から話を聞いていると外が騒がしい。何事かと思うと、建設途中の団地のダスターシュートから顔の判別の出来ない女の遺体が発見される。

    横溝正史の描く物語には欠かせない“閉鎖された村”という設定ではなく、団地が舞台。
    いつも同じじゃつまらない、読者に飽きられてしまうと横溝正史が思ったかどうか知らないけれど、いつもの横溝正史じゃない。
    これは期待出来る。
    そう思ったのだけれど、結論から言うと、普通。

    団地を舞台にしてみたけれど、団地も村もよく考えたらどっちも同じくらい閉鎖された空間かもしれない。
    ということで、特に団地だから何だということもなく、いつもの横溝正史らしくドロリといやらしい物語。
    ということで普通。勝手に期待したのがいけないのだけれど。

    タイトルの「白と黒」。
    何のことなのか。
    これを気にして読んでいくと、なるほどねという感じ。
    タイトルにするだけの理由はついていた。

    時間をあけて、ちょっと期待して読んだ横溝正史だけれど、もう一息という感じだ。かなり斜め上な感想になってしまった。
    また日にちをあけて、『ひとり横溝正史フェア』を楽しもう。

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    2016年09月25日
  • 金田一耕助ファイル11 首

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    四篇からなる短編集。
    こちらも今回の『ひとり横溝正史フェア』ではじめて読む作品。

    横溝正史はどちらかというと長編でこそ本領発揮する作家のようで、短編の出来はいささか物足りない。
    この短編集でもそうで、横溝正史らしい世界観の構築が不足しているように思う。「生ける死仮面」では死体愛好、「蝋美人」では復顔といった、それなりのものを題材にしているが、踏み込みが足りないというかなんというか。

    「首」では、また金田一耕助の粋な計らい、いわゆる人道的配慮といったことを行うのだが、ちっとも粋じゃない。
    でも、金田一耕助は魅力がある。
    磯川警部もまた然り。

    「花園の悪魔」改題。

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    2016年06月30日