横溝正史のレビュー一覧

  • 悪魔の降誕祭

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    割と軽く読める短編集でした。気持ち悪いのが嫌という方でも読めそうだと思います。

    ディフェンスに定評の無い探偵、という評価を思い出しました。

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    2021年04月13日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    確かにあの折り目の取れかけた袴に、マントを羽織った姿は蝙蝠に見えなくもない。
    割と女性好きする金田一耕助ですが、若い男性から見たらこんなふうに見えるのかもしれません。

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    2021年04月13日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    確かに、洞窟探検にズルズルの和装は不向きだと思った。
    推理というより、冒険譚のような印象を受けました。

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    2021年03月03日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

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    ネタバレ

    金田一耕助シリーズ、けっこう時間がかかってしまった。佝僂病やら気狂いやら、なかなか今の時代では見なくなってしまった言葉だけど、個人的には今の時代の方が汚いものや見たくないものに蓋をしすぎているとも感じているのでむしろ清々しい。

    脱線してしまったが、なかなか金田一耕助が出てこないので飽きてしまいそうになっていた。
    最初、語り手の三流小説家が今までに出てきた小説家だと思っていたが、読み進めていくとどうやら違うらしい。なるほど。
    正統派というよりは変化球に近い。
    次は正統派がいいな。

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    2021年02月23日
  • 憑かれた女

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    憑かれた女・首吊り船・幽霊騎手の3編による作品。
    私にとっては、初の横溝正史。
    文章が、古い。
    度々、検索してしまった(汗)
    「憑かれた女」オカルト的かと思ったら、単純なトリックだった。
    他、2作品は、ホラー要素が少ないかな…。
    発表されたのが、40年以上前だけど、今でも楽しめる。
    舞台にも出来そうな感じ。
    横溝正史は、年月が経っても廃れない作家なんだな…
    新たな発見が出来た。
    ‘20.09.12読書完了

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    2020年09月12日
  • 花髑髏

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    奇想天外で愉快。
    色んな要素を詰め込んだ1冊。
    横溝正史さんもノリノリで楽しく書いたんじゃないかな。
    戦後間もないあけすけな明るさと東京区内にシンと沈む街と鬱蒼と茂る樹木の作る暗闇が見える。
    現代ではなかなか出せない世界観は流石です。

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    2020年09月05日
  • 花髑髏

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    ネタバレ

    全三編ありますが、どれも男女の恋愛が発端となっているのが面白いです。

    中でも『白蠟変化』は、終盤の無情感が好きでした。しかし、由利麟太郎や三津木が活躍するというよりかは、白蠟三郎の暗躍がメインです。

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    2020年08月03日
  • 蝶々殺人事件

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    ドラマ化をきっかけに初由利先生に挑戦。

    これでもかというほど横溝正史のエッセンスが高い熱量を
    もって詰め込まれていました。
    少々暑苦しいくらいです。
    特に表題作より蜘蛛と百合が強烈な印象として残りました。

    ただ何となく戦前の空気感が馴染まないせいなのか
    まだ最高峰まで到達していないせいなのか
    どうにも湿度が高い気がして読み終わったから
    次の作品を…!という気持ちにはなれませんでした。

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    2020年07月31日
  • 金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜

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    ネタバレ

    5日のうちに読んだけど、登場人物が多く、2つの殺人事件が交差しているのと、どっちの車がどう移動して…?と考えながら読むのだが、とても頭を使った。そして人の名前を忘れてしばしば前のページを繰って探した。
    警察署も3つ動いてて、どの警部補がどっちだか分からなくなってくる…。
    金田一耕助の人間味にも触れることができる。かつて難解な殺人事件を前に張り切っている描写があったが、こちらは解決、終結して後の空虚感に襲われる描写が、冒頭と最後に触れてある。
    ミステリーだけではなく文学性を感じることのできる作品。

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    2020年07月23日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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    ネタバレ

    風鈴の如く短冊までつけられて吊り下げられている生首は中々ショッキング。
    久々の横溝正史だったけど、すらすら読めた。ただ絶対解けないだろう謎ではなく、何となくこうなんじゃないかと予想出来る部分がある。それを上回って欲しい。

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    2020年07月19日
  • 蝶々殺人事件

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    由利先生シリーズ。表題作の長編と、短編2つ収録。
    プリマドンナの死体がコントラバスケースの中から発見されるという派手な事件だが、被害者がどこで殺されてどのように運ばれたのかを検証していく過程はけっこう地味で、『樽』を彷彿とさせる。暗号あり、変装ありでミステリ的な要素をみっしり詰め込んだ感じ。
    しかし個人的には、一番のサプライズは事件が終わって由利先生の家で話しているときに明らかになった事実だった。びっくりしたなあもう。

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    2020年07月08日
  • 憑かれた女

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    『憑かれた女』は金田一耕助シリーズの『喘ぎ泣く死美人』の中に原型版があります。
    全く違う経路を辿るので、興味のある方は是非読まれてみてください。

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    2020年06月24日
  • 金田一耕助ファイル11 首

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    ネタバレ

    短編集

    とりたてて感想はなく、よくある横溝話。
    標題の首は、過去の事件ともう少し捻った繋がりがあるのかと思ってたが、参考にしただけだったので残念。

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    2020年06月14日
  • 花髑髏

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    ドラマ化ときいて読んでみた。
    中編「白蠟変化」と短編「焙烙の刑」「花髑髏」の由利先生シリーズ3編収録。
    分量的にも内容的にも「白蠟変化」が印象深いので、なぜ表題をこっちにしなかったのか謎。
    金田一シリーズと違ってかなり通俗的なスリラーで驚いた。面白かったが突っ込みどころ満載。特に白蠟三郎の存在感がすごすぎて、由利先生はほぼ空気。そして最後のオチは笑った。

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    2020年06月14日
  • 血蝙蝠

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    由利先生シリーズのドラマ化に合わせて再登場した
    関連本を購入、まず、この『血蝙蝠』から読み始め。
    1938~1941年に発表された短編9編。

    収録されているのは、
    日中戦争勃発によって江戸川乱歩らの探偵小説が検閲を受け、
    自由に執筆できなくなり、当局に睨まれないよう
    スパイものにシフトせざるを得なかった時期の作か。
    理由・動機はどうあれ
    日本人が同胞を殺すというストーリー展開が、けしからんと
    お咎めを受けたとか〔参照:論創社『守友恒探偵小説選』〕。
    とはいえ、ここでは殺人事件も起きているのだが、
    なるほど、さほど猟奇的な展開ではないのだった。

    以下、ネタバレなしで全編についてサラッと。
    ★には名探偵・由利麟太郎&新聞記者・三津木俊助が登場。

    ■花火から出た話
     昭和13年3月『週刊朝日特別号』掲載。
     船員・風間伍六が街に戻って巻き込まれた、
     猫目石の指環を巡る珍事、そして、可憐な令嬢との恋。

    ■物言わぬ鸚鵡の話
     昭和13年10月『新青年』掲載。
     マヤが交際相手から贈られたオウムは舌を切られていて、
     少しも口真似をしなかった。
     落胆する妹のため、兄が経緯を調べると……。

    ■マスコット綺譚
     昭和13年11月『オール読物』掲載。
     縞瑪瑙のペンダントをお守りにした途端、
     スターダムにのし上がった女優・青野早苗は、
     青年実業家から愛人になれと迫られたが……。

    ★銀色の舞踏靴
     昭和14年3月『日の出』掲載。
     銀色の靴を履いた美女を襲う犯人の正体を
     名探偵・由利麟太郎が暴く。

    ■恋慕猿
     昭和14年5月『現代』掲載。
     愛らしい猿を伴ってカフェを訪れる寂しげな男の過去。

    ★血蝙蝠
     昭和14年10月『現代』掲載。
     鎌倉に避暑に来ていた若者たちが肝試しを行って
     死体を発見し……。
     三津木俊助と由利麟太郎が真犯人を追い詰める。

    ■X夫人の肖像
     昭和15年1月『サンデー毎日特別号』掲載。
     展覧会に出品される『X夫人の肖像』が
     失踪した知人女性に似ていることに気づいた夫婦。
     その絵が公開早々、何者かに盗まれた――。

    ■八百八十番目の護謨の木
     昭和16年3月『キング』掲載。
     婚約者に掛けられた殺人容疑の謎を解いた女性は、
     彼が逃げたはずのインドネシアへ――。

    ■二千六百万年後
     昭和16年5月『新青年』掲載。
     作者・横溝の夢想が綴られたSFの一種だが、
     時世故か物騒な結びに。

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    2020年06月10日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

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    後半の真犯人パートの前からちょっとわくわく。
    金田一耕助ぜんぜん活躍してないんじゃないか?
    いつも通りか…
    自分の前で犯行されたことに憤慨していたが、
    もはやいつも通りすぎて、
    耕助が怒ってることが逆に面白く感じる。
    犯人側は殺人アートなので、見立て殺人的な面白さはない。
    犯人側目線も少し出てくるので、
    犯罪小説ぽい。

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    2020年01月27日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

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    探偵防御力が低いと言われる金田一だが、今回はけっこう被害を防いだのではないだろうか。犯人は…まあ順当な結末。

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    2019年11月23日
  • 芙蓉屋敷の秘密

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    何年も積読してあったけど、やっと読みました。

    短編集でしたが、どれも似たり寄ったりで、続いて読むと話がごちゃまぜになってしまいました。
    いつもの横溝風な妖艶さとか怖さとかなくて、普通なミステリーって感じ。悪くはないけど、ちょっと残念。。。

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    2019年06月29日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    金田一耕助シリーズ。伊豆沖の島に住む大道寺家の一人娘、智子が、仮の父である欣造に結婚相手との顔合わせとして東京、伊豆に呼ばれる。そんな中、智子の母親琴絵のと本当の父親との秘密が明らかになる。

    序盤どころか、中盤までもアクの強い登場人物をこれでもかというほど多く出し、殺人は唐突に起こるものの、何に判じてのものなのかがわからずという、悪く言えば支離滅裂なストーリー展開が続く。

    考えても無駄なので読み進めていたが、盛り上げる割には金田一耕助もこれといった動きをするでもないため、相当にダラダラという感が否めない。

    ところが、終盤になって19年前の事件についての情報が出始めてからのスピード感はすごい。他の金田一シリーズのように、真相を知る誰かを引っ張り出してくるわけでもなく、少々静かに終わりつつの真相の部分は一読の価値はあろう。

    しかしまあ、中盤過ぎまでのダラダラ感はなかなかに苦痛で、そこまで★1、終盤★4で平均した採点になる。登場人物の数人は、必要なかったんじゃないかと思われる。

    また、19年事件現場が保存されているってのもなあ、ちょっと無理がないかとは思うが。表紙のコウモリ(が載っているバージョンなのだ)も無理があるし、タイトルは江戸川乱歩を意識したものであろう。

    ところで、角川の電子書籍は杉本一文氏の絵なのに、最近の文庫は何でこんな変なデザインなのか?

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    2019年06月26日
  • 怪盗X・Y・Z

    ネタバレ 購入済み

    横溝正史のジュブナイル作品であり、横溝正史版、明智小五郎&小林少年と言った内容です。
    展開が早く、あっという間に読み終えるので、今まで重厚な横溝作品しか読んでこなかった読者は肩すかしをくらうかも。
    ティータイム的な感じで気楽に読んでみたら如何でしょうか。
    時代背景は一昔前ですが、お子さんのファースト電子書籍に良いかも。

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    2018年09月19日