横溝正史のレビュー一覧
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ネタバレ【トランプ台上の首】
表題作。
これは古谷一行金田一耕助のドラマで見たことがあるなぁと思っていたが、
ドラマとは全く設定が違って、「え?こんな話?」と驚き。
金田一耕助シリーズは映像化の際、細部が改変されることが多いけど、これは動機含め全く違うもんだから・・・。
まぁこの話のままなら、ドラマにして時間がもつ内容ではないからな。
事件関係者である、船で惣菜を売りわたる飯田屋の宇野宇之助って、名前がすごい。
金田一耕助は、やはり何もしないし、犯人が逃走するまで手をこまねいている。
いつもいつも、なにが名探偵なのだろう。
【貸しボート十三号】
ただよう貸しボートの中で、若い男と妙齢女性の遺体が発見 -
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「本陣殺人事件」初めての横溝正史、そして初めての金田一耕助シリーズ。披露宴の晩、琴の音と共に悲鳴つんざく離れ家に駆け付けると、そこには刀でズタズタに切り付けられ絶命した新郎新婦の姿が。現場は密室、周囲の雪の上に犯人の足跡はなく。一家の周りをうろついていた三本指の男のものらしき指紋が見つかり、光明が差したかに思えたが…。めちゃくちゃワクワクする展開なのに動機でズコーッとしてしまった。いや納得感ある書き方はしてたけども…。馬鹿馬鹿しくなってしまったので次作に期待。
「車井戸はなぜ軋る」ほぼ同時期に生まれた腹違いの兄弟。瓜二つの相貌とは逆に、二人の境遇はあまりに違い…。大戦を生き延びたのは果たして -
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久々に600ページ近い大作を読破。手が疲れますが、だんだん栞が進んでいくのが楽しい。
というわけで、ちょうど10冊目の金田一耕助ファイルですが……これまで読んだミステリーの中で最もといっても過言ではないくらい複雑な人間関係でした(^^;
そもそも、「映画女優・鳳千代子」には過去4人の夫がいる、というのに興味を惹かれたのですが、まあこれがややこしい!
変な話、全員亡くなっているなら話は簡単なのですが(ひどい)、作中で起こる事件によって一人二人と消えていくので、最後の最後まで慎さんと津村さんで混乱してしまいました。そこに輪をかけて、次の夫候補である飛鳥氏の身内にも側近や忘れがたみがいるわ、 -
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ネタバレとあるキャバレーでの佝僂(せむし)の男の狙撃事件を皮切りに、古神家に次々と惨劇が襲いかかる。友人の助けにならんと三文推理小説家の「私」は古神家に泊まり込むが、一家に纏わる因縁、佝僂と夢遊の病、血に塗れた日本刀、首のない遺体と、明かされる度に謎が謎を呼び…。
とにかく一家の「呪い」の設定が凝っていて、登場人物も全員一癖も二癖もある「濃さ」でかなり面白かった!!!今までの長編『本陣殺人事件』『獄門島』よりも妖しくて好きかもしれない。しかしいかんせん謎解きの部分で力が抜ける〜。
強姦された女性が強姦した相手に惚れるというファンタジーに依拠するトリックにはガッカリ。以前読んだ短編の「殺人鬼」と似た -
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「あいつは体のくっついたふたごなんだ」
「あいつは平家蟹だ」
「あの島には悪霊がとりついている」
「鵼のなく夜に気をつけろ」
……と、奇妙なセリフで始まる本作。ドジャーン!とばかりに切って落とされる幕開けに、これこれぇ!とテンションが上がってしまいました。横溝正史の唯一無二の雰囲気はたまらんです。
まったく、これだけ不穏な空気をよく作り出せるものだと感心するしかありません。
成功してかつて追い出された島に帰ってきた勝利者、島に残り続ける者、「いちどはなんでも見てやろう君」……誰も彼もがそれぞれの思惑を持って刑部島に集う。その島には不審な行方不明者もおり、本州では強請りを繰り返してきた市子(い -
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ネタバレ『本陣殺人事件』以来のシリーズ長編で嬉しい。戦友の遺言で示唆された不穏な内容を未然に防ぐため、瀬戸内海の離島である「獄門島」を訪れた金田一耕助。しかし彼の努力虚しく、第一の被害者が木に吊るされた状態で発見される。犯人は?そして目撃者が発した「きちがいだが仕方がない」の真意とは…?
次々と発生する見立て殺人、京極夏彦の『鉄鼠の檻』みたいに坊主が犯人だろ〜と思っていたら違った、もっとヤバかった…。地方の閉鎖性故に可能になる事件をベースにした所謂「因習村」ものだが、例えどこであってもこんな殺人は起きんだろ…。そして一連の事件は男性優位な価値観が犯人を殺人に走らせるフェミサイドで、当時はこれが動機と -
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ネタバレ『本陣殺人事件』以来のシリーズ長編で嬉しい。戦友の遺言で示唆された不穏な内容を未然に防ぐため、瀬戸内海の離島である「獄門島」を訪れた金田一耕助。しかし彼の努力虚しく、第一の被害者が木に吊るされた状態で発見される。犯人は?そして目撃者が発した「きちがいだが仕方がない」の真意とは…?
次々と発生する見立て殺人、京極夏彦の『鉄鼠の檻』みたいに坊主が犯人だろ〜と思っていたら違った、もっとヤバかった…。地方の閉鎖性故に可能になる事件をベースにした所謂「因習村」ものだが、例えどこであってもこんな殺人は起きんだろ…。そして一連の事件は男性優位な価値観が犯人を殺人に走らせるフェミサイドで、当時はこれが動機と