横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
懐かしくて読み直してみました。横溝作品の中でも特に好きな作品の1つです。この我らが金田一耕助も最初の事件では未解決のままにしてしまったほどの事件。約20年後に解決します。もちろん金田一耕助がですよ〜ん。それも最後の事件でありますからね〜。ファンとしましてもじっくり読みたいところであります。余談ですが、映画化になりましたよね〜、この作品。覚えているのはヒロインに桜田淳子だったということくらいです。(笑) この作品の好きなところは・・・もちろんドロドロした人間関係、そしておどろおどろしい殺人。もう言うことありません!横溝作品未経験な方にもお勧めしたい逸品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ富士山の裾野の話だけど地元の有力者ではなく東京の上流階級の別荘地なので地方物というより軽井沢舞台作に近い。超悲惨な末路だけ読む前からなんとなく聞いていた。
第一現場の滑車と重し?はいはい、か弱い女性の犯行ね、あれ、一通り事件終わっても出てこないな…から、鬼畜な企てによる殺人リハーサルを経て、あれ、フルートを聞いたことが後に犯人を絞る重要な手掛かりになった、も未回収…?からの実は糸おばあ様による一人フランス革命!
本作は短編、中編、長編と書き直されていて長編発表前年の仮面舞踏会は全ての元凶が老婆だったので、当時の読者はこの人警戒したのでは?かたや良く言っても戦災孤児を利用(実は誘拐だったかもしれない)した没落貴族で殺人実行犯ではないけれど諸悪の根源、こちらは三世代にわたり貴族に仕え孤児には優しく接する私刑実行犯、と二人は対照的。
旧華族は全滅。貴人に情けなしを地でいく関わりたくない度MAXなお歴々のなか、唯一人柳町善衛が今際の期までノブレスオブリージュで涙を誘う。音楽家は善良でお気の毒属性になるのかな?
毒婦に命を狙われた苦い経験の直後、若い美貌の混血児に「女に泣かされても、女を泣かせるようなことをしちゃいけない」と注意する篠崎慎吾は正に漢!日本だけで名台詞になっているらしいレイモンド・チャンドラーのプレイバックより俄然素晴らしい。厳しい時代を生きた叩き上げの実業家と気障めの私立探偵の差か。ただいくら風光明媚な土地柄でも二度惨劇の舞台になるとホテルとして疵つくのでは…幽霊ホテルに酔狂な客が惹かれる?あるいは正義は勝つ的なところが売り?
地元の警察の存在感が結構大きく、読みやすい会話文だったが、駿河弁ながら語尾にずらが一度も出てこなかった。
おまけ:古典メカトリックの実演が見られます。