横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

    Posted by ブクログ

    読者に謎解きのように話しかける様子がところどころにあり、少年少女向けにも感じたが、最後の方にいくにつれて、そんな雰囲気はなくなった。今回は、いろんな見方で容疑者がいて誰が犯人なのか分からなかった。この人かなと思うと違ったりして。少し子ども向けっぽい不気味さだけど、犯人がなかなか分からず、さらに金田一耕助が全然犯人捕まえられないもどかしさがあり、気になる展開で面白かった。

    0
    2023年06月16日
  • 不死蝶

    Posted by ブクログ

    夢遊病が出てくることがすごく多く感じるのだが、この時代は夢遊病になる人が多かったのだろうか…。話自体は先の展開が気になる面白さはあったけど、どちらかというと最後の短編の人面瘡の方が切ない感じで心に残る作品だったと思う。あと、人面瘡って初めて知った面白さもある。

    0
    2023年06月13日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正確に書くと星3.6。
    今回もしっかり中身が詰まって話が進んでいって、そこだけで面白かった。
    ストーリーの方は、事件に見たことないもの、知らないものが使われていてイメージしにくかった。
    横溝正史さんのミステリーって死ぬ人多くない?発狂する人も絶対出てくるイメージ。
    あと時代が違うから仕方ないけど、同性愛に対する価値観が嫌いだな。

    0
    2023年06月11日
  • 金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

    Posted by ブクログ

    正確に書くと星3.8。
    王道の金田一耕助シリーズって感じ。
    やっぱり設定とか、解決までの過程とかが細かく描かれていて良い。
    最後は昔の小説あるあるな気がする。

    0
    2023年05月28日
  • 夜光怪人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作は三津木くん・御子柴くん・金田一耕助が出る豪華さ!全身怪しく光る怪人は不気味だし、闘う少女藤子は強くて可憐。良いジュブナイル。
    あと、獄門島が出ます!でも、あの獄門島とは似てるけど違う島っぽいので、もしかしてマルチバースか…?

    0
    2023年04月30日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

    Posted by ブクログ

    富士山の裾野に建つ『名琅荘』(迷路荘)を舞台に
    巻き起こる惨劇ーーー。
    折しもそこの主人に招かれた金田一耕助を中心に、登場人物もわんさと描かれる。
    が、どの人物をとっても表面的な人物像に留まらない怪しさがあって、次々に起こる事件をより複雑に、おどろおどろしく際立たせている。

    0
    2023年04月17日
  • 金田一耕助の冒険

    Posted by ブクログ

    長編の時はあまり思わなかったけど
    短編をまとめて読んでみると
    金田一さんも痴情のもつれ系が多いなぁ。
    「孫」も「動機はほぼ復讐」だけど。

    『霧の中の女』『洞の中の女』
    『泥の中の女』『棺の中の女』のように
    警察から協力を頼まれることが
    事件に関わるパターンのようです。

    『傘の中の女』『鞄の中の女』
    『夢の中の女』などで犯人に利用されたり
    『瞳の中の女』や『檻の中の女』では
    謎は解けたけど犯人は
    (ある意味)取り逃しちゃったり。
    『鏡の中の女』の事件も
    防げたっぽいのがモヤっとする。
    トリックは王道のおもしろさなのですが。

    『赤の中の女』が
    後妻業ネタのようでびっくり。
    時代を先取りだ。

    0
    2023年04月14日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

    Posted by ブクログ

    登場人物、関係性、屋号などが覚えきれず行きつ戻りつしながら読んだため集中できなかった。
    相関図をメモしながら読めばよかったと後悔。

    0
    2023年03月29日
  • スペードの女王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前田さんが犯人の会社に勤めていたのはたまたまなんだよね?犯人はいつからこれを画策して、何重生活をおくってたんだろ…

    0
    2023年03月09日
  • 金田一耕助の冒険

    Posted by ブクログ

    短編集。
    やや物足りない感じもするけど、どの作品も面白い。
    「鏡の中の女」は犯人と動機が凄い。
    「夢の中の女」の最後の一言が可愛い。

    0
    2023年02月28日
  • 金田一耕助ファイル7 夜歩く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    横溝正史初読
    文体が古くて最初は読みにくいかなと思ったけど、ストーリーが進んでいくとあまり気にならなくなった

    ■金田一耕助
    登場が後半で、最後だけ出てきて解決した感じ
    半分安楽椅子探偵だったなぁ(笑)
    あまりに出ないので最初金田一出ない作品なんだと思ってた
    個人的には金田一がいる状態で最初の事件が起きて推理しながら解決するのが見たかった…

    ■叙述トリック
    『アクロイド殺し』的な、『悲しみのイレーヌ』的な見たことのあるトリックではあるが書かれてるのが古いからなぁ(クリスティよりは遅いけど(^^;)
    こちらの方が先だろう
    後発の作品を先に色々読んでしまってるから新鮮味は少ないけど、この時代に書

    0
    2023年02月26日
  • 憑かれた女

    Posted by ブクログ

    日夜悩まされていた悪夢と同じ光景で実際に起こってしまった殺人事件。
    徹底的な理論派の横溝作品にしては、やけに幻想的な表現が多いなと思ったら、そういう事だったのか…!
    こういうパターンもあるとは、、犯人も最後まで予想できませんでした。

    0
    2023年02月09日
  • 悪魔の降誕祭

    Posted by ブクログ

    場面が金田一の部屋、降誕祭、婚約披露宴、と展開していくのが、飽きさせない。
    新聞の切り抜きなど、ちょっとした違和感を伏線にするのが本当に上手くて、いつもまんまと引っ掛かってしまう。

    0
    2023年01月29日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

    Posted by ブクログ

    ともかく一人目が死ぬまで長い!長すぎる!
    横溝先生の作品を何冊か読んでいるのなら大体動機や犯人は検討がつきます。

    0
    2023年01月23日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おばあちゃんが強い!いいぞ!やばいやつは全員皆殺せ!とおばあちゃんの肩を持ちたくなります。
    迷路荘といってるわりに全然迷路じゃないのでそこが非常に残念でした。

    0
    2023年01月23日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    横溝正史らしい血縁関係の乱れに起因する動機でした。
    大体そうですがこういった話が出てくるとホント好きですね……という感情になります。金田一シリーズってこの味を求めて読んでるとこあるな〜

    0
    2023年01月21日
  • 金田一耕助の冒険

    Posted by ブクログ

     1957(昭和32)年から1958(昭和33)年にかけて発表されたもの。
     もちろん、表題は『シャーロック・ホームズの冒険』をもじっているが、さらに、各話のタイトルは「○○の中の女」と統一されている。
     11編入っており、各話は短い。そのため、かなり大急ぎで書いているという感が強い。特に最後の謎解きの部分は切り詰められすぎていて、言い漏らしが多々あり、「え? アレはどうだったの?」などと戸惑わされてしまう。
     横溝正史の語りの巧さはやはり卓越したものがあるし、アイディアもよく練って書いてあるようだが、やはり中編以上、ある程度の長さがあった方が充実していて面白いかもしれない。
     ミステリ短編と

    0
    2023年01月15日
  • 幽霊鉄仮面

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジュブナイル作品とのことだが、結構容赦なく人が殺されていくので驚いた。
    殺人予告した方は、解説にもあった通り成功率は低いものの、他の場面では流血沙汰は多い。
    御子柴少年にいたっては、警部から託されたピストルをぶっ放す場面も。
    ツッコミ入れたくなる場面ではあるが、少年少女が読んだらわくわくする場面なんだろうなと思う。

    殺人は失敗しても、真の目的に関しては常に犯人が上を行く(主人公たちが犯人に出し抜かれる)場面が多く、三津木や由利先生をもってしても止められない鉄仮面。
    読者を意識した大立ち回りも多く、ハラハラすること多数。
    しかも、犯人との追いかけっこは日本を飛び出す始末。
    まさに大冒険だった。

    0
    2023年01月14日
  • 蝶々殺人事件

    Posted by ブクログ

    坂口安吾が絶賛していたというから、読んでみた。金田一耕助シリーズから離れると、ある意味展開が自由になって良いなと思いました。内容は面白かったけど、表紙の絵はどうかと思う・・・

    0
    2022年12月30日
  • 青髪鬼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作「青髪鬼」は勿論おもしろいけど、「廃屋の少女」・「バラの呪い」・「真夜中の口笛」の3作品は少女小説!という感じが強くて大好き。

    0
    2022年12月28日