横溝正史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
横溝正史さんの作品を読むのは、学生時代に金田一物を漁り読んで以来です。当時にも復刻版はいくつか出ていましたが、オカルト時代物はなかったという記憶です。本書は江戸時代の天草四郎の怨念を絡めた、横溝版吸血鬼物語とでもいうべき作品。
さぁ、これから面白くなりそうな。。。というところで急展開の一件落着には少々がっかりでしたが、解説によれば、連載していた雑誌の廃刊という事情があったそうで、ならばと納得。
表題の他に、「神変稲妻車」もあり、こちらも紙芝居調の語り口で、山あり谷あっての予定調和の大団円。この時代になってみれば、なんとも新鮮な味のエンターテインメントでありました。
2006/11/1