魚豊のレビュー一覧
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世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
3巻目では、陰謀論を知り、自分で調べて多くの疑問の数々を知った渡辺が「世界を良くする」ことを決意するに至ります。
同じ志を持つ仲間との交わりの中で自分の居場所を見いだしていく渡辺ですが、
仲間が所属する組織も決して一枚岩ではないことを次第に知ることになり、
遂に、渡辺 -
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世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
2巻目では、ふと続いた偶然から確信に変わりつつあった渡辺の“恋”が、ある陰謀論を説く人物との出遭いにより、渡辺の中で翳り始めます。
一見すると明らかに胡散臭い指摘、しかし聞けば聞くほど説得力があり人生の核心に迫っているようにも思える。
渡辺は動揺しながら、“恋”と“陰 -
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世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
まだ第一巻を読み終えたばかりで、おそらく序章に過ぎないと思いますので
続きを楽しみに読んでいきたい、と思います。
個人的には
「思い込みじゃ世界は変わらないかもしれない。
---でも、
でもきっと自分は変えられますよ。
それは世界を変えるくらい重要なことです。」
と -
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私は、『チ。-地球の運動について-』を読んで、
名言の数々に感動して、同じ作者の一作目ということで気になり、『ひゃくえむ。』を読んでみることにしました。
上巻に続いて下巻を読み終えました。
やっぱり、
『チ。-地球の運動について-』で最初に登場するラファウと、
本作で最初に登場するトガシの顔つきが
似ていると感じます(笑)。
キャラクター(性格?)も、どこか似ているような感じがします。
「100メートル陸上」を生きる選手たち一人一人に突きつけられる、
「何のために走るのか?」
という根本的な問いが、
本作品の全体を貫いています。
問いに対する答えは、人それぞれ。
人それぞれの矜持がそこにあ -
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私は、『チ。-地球の運動について-』を読んで、
名言の数々に感動して、同じ作者の一作目ということで気になり、『ひゃくえむ。』を読んでみることにしました。
まだ上巻だけを読み終えた段階ですが、
『チ。-地球の運動について-』で最初に登場するラファウと、
本作で最初に登場するトガシの顔つきが
似ていると感じました。
セリフに独特なルビが振られていることが多いのも、似ていると感じたと共に、
作者の魚豊さんの表現の深さを味わえる作品だと感じました。
もともとスポーツ漫画は読まないほうなのですが、
これほどシンプルなスポーツ漫画が他にあるのでしょうか。
挫折と栄光、そして絶望と屈折の日々。
特別なこ -
無料版購入済み
地動説
様々な迫害を受けつつも地動説の証明に一歩一歩近づいていきます。
絵は決してうまくないのに引き込まれます。
ヨレンタのような少女には何も権利なかったんだよなぁ。 -
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ネタバレ良かった
旬な陰謀論を当事者とインテリ側で戦わすシーンや「いかにも」な先生のキャラクターのせいで陰謀論漫画の印象だったが、最終巻まで改めて最初から通読した時、弱者男性の葛藤のストーリーで、陰謀論はむしろその素材に過ぎないのだとも感じられた。
憧れた女性との現実的なギャップに耐えられず、自分自身の容姿や能力を否定する過程が0.5巻までの表層弱者男性パートで、
ギャップを形成する社会そのものを否定しようとする過程が3.5巻までの陰謀論パートで、
陰謀論を失ってからの半年間は自分の容姿や能力を認めて(諦めて)、好きだと思う気持ちそのものを否定して(先生が定食屋で言わなかったことが本当はもうわかっ -
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ネタバレ地動説で有名な「コペルニクス」や「ガリレオガリレイ」が生まれるもっと前に、
常識であり、法律的でもあった天動説。
それを疑うことは神への冒涜でもあり、裏切りでもあるとすら考えられていた。
それでも真実を突き詰めるうちに、神の言う常識が間違いであることに気づく人がいた。
その人数や信念は時代を経て大きくなっていく。
自分の命と引き換えてでも、真実を突き詰めた人たち。
だけど、その中に結論に辿り着いたものはいなかった。
このほかにも現代における沢山の常識について、
歴史に名を残す人物以外にもたくさんの人の命や信念や熱い思いが繋がって、
私たちの当たり前の知識として活かされているのかもしれな