あらすじ
片思いの先でたどり着いたのは、”陰謀論”
恋路の中で覚えた違和感。
「あの子は俺とイイ感じだったはずじゃーーー」
疑念が疑念を呼び、
やがて世界そのものを疑うようになっていく。
『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が問いかける、
「嘘」と「真実」の物語―――!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読んでいて、辛いというか悲しいというな恥ずかしいというかそんな色んな感情がごちゃ混ぜになった2巻でした。
同じ日本人でも、同じ都市や街に住んでいても、教育格差や周りの環境や人間、産まれおちた状況によって、こんなにも人間には差ができてしまうのか…と渡辺と飯山さんを見て感じてしまった。
結局、この後どうなるのか…連載自体は既に完結しているということなので、あと数巻で終わるはずだが今後の展開が全く想像つかなくて非常に楽しみです。
匿名
この作品を「ラブコメ」として読むことで、はじめてその新規性に気づきました。
恋愛ものでは欠かせない「誤解」は、思い込みという点で「陰謀」との親和性が高いようですね。
Posted by ブクログ
世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
2巻目では、ふと続いた偶然から確信に変わりつつあった渡辺の“恋”が、ある陰謀論を説く人物との出遭いにより、渡辺の中で翳り始めます。
一見すると明らかに胡散臭い指摘、しかし聞けば聞くほど説得力があり人生の核心に迫っているようにも思える。
渡辺は動揺しながら、“恋”と“陰謀論”の狭間で大きく揺らぎ始め、悩む日々が始まります。
・・・私も、
「自分はロボットなのではないか」とか、逆に、
「私だけが人間で、周りは皆アンドロイドなのではないか」とか、
真剣に悩んでいた時期がありました。
今、「ありました」と過去形で言いましたが、
これらの疑念が今は払拭されたのか、と訊かれれば、全然そんなことはありません。
究極的には確かめる術のない事柄の一つだ、と理解し、その宙ぶらりんな状況のまま“保留”しておけるだけの耐性が私に付いただけのことです。
そうした宙ぶらりんな根本的な問いを
ありありと思い出させてくれる展開。
実際に現代社会を生きている青年の一つのリアルな姿が描かれている、と感じました。
と言っても、まだ2巻を読み終えたところなので
3巻目が楽しみです。
Posted by ブクログ
面白かった!
途中、似たようなことを言っているのに、主人公のみ嗜められる場面があったが
言っていることは大して変わらないのに、片方だけ嗜められるのは
何を言ったかではなく、誰が言ったか、ということが重視された結果なんだろうか
理不尽に感じた
Posted by ブクログ
ダヴィンチ・年末ランキングから。自分で選んで読んどきながら、ちょっとしんどいな、って思っちゃうくらい、同系統の作品が集まってしまった印象。ってか、こういうのが軒並みランクインされるあたり、昨今の風潮を象徴してる気がする。色んな方向へのリテラシー不足と、それに対する渇望という。本作も、さすが”チ”の作者というか、ニッチだけど見過ごす訳にいかない、ディープステートが題材。主人公の在りようとか、もどかしくて仕方ないんだけど、人ごとだって片付けるべきじゃない危機感が、ひしと感じられる。
Posted by ブクログ
抜群におもしろいす
インテリ漫画でヒットを放った作者の次作だからこそ作者視点は多分こっち側だよなって思いながら読むが、どこに着地していく漫画なのかは全くわからんという面白さがある。
あと優れた漫画家が惨めな人間の解像度を高め過ぎるのは、惨めな人間が読む時に辛いことだからやめて欲しいけどまあそこも魅力す。
あと次巻煽りがめちゃ楽しみな感じでした
Posted by ブクログ
感想
DSに妄想。どんどんやべえ奴の方向に!
あらすじ
渡辺はある日、飯山さんと仲良くしている平子という男が怪しいと疑い出す。
FACTの定期会合に参加してその事実を披露すると仲間が共感してディープ・ステートかもしれないと言う。FACTに参加したことで飯山さん周辺についてどんどん疑心暗鬼になっていく。
飯山さんに注意しにいくも根拠のない陰謀論として否定される。雰囲気がおかしくなったところでの告白!?そこに平子が現れて、ますますDSを信じる。
匿名
評価が分かれる
相変わらず評価が難しい作品。
とにかく主人公の思い込みと独りよがりが、陰謀論疑っていても信じていて痛い。
大きな出来事もあまり起こらないので読む人で評価が分かれるかも。