あらすじ
『チ。』の魚豊が描く、恋と陰謀ーー!!
あの人に、好きな人はいるのかなーー
あの時話していた言葉の意味ってーー
抱いた恋心が溢れるとき、
世界を動かす謎に迫っていくーー!
『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、
圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本で得たいこと・背景
陰謀論にハマっている人は「みんなは気づいていない。私は気づいている」という選民意識が掻き立てられるのだろうと想像していた。ただなぜハマるのかがわからなかったので、その過程が描かれているだろうこの本を手に取った。
気づき
人生が自分の思い描いたようになっていないという不満、それは誰かがそういうふうに操っているからだという責任回避の思考、認知能力など様々な要因があるのだと思う。
人生を良くしていきたいという願望を主人公が陰謀論を信じることで、叶えられると考えている。一種の救いや希望になっているように感じた。
またこれは陰謀論に限らずだが、必要とされていることによる承認欲求や自己肯定感が刺激され、のめり込んでいく構造も面白いし、明日は我が身とも感じられる。
Posted by ブクログ
岡田斗司夫さんがYouTubeで紹介していたので一読。
「バカは搾取される」
「自分は賢いと思っている奴が1番バカ」
そう感じた一冊。
自分の周りでも、長年一緒に働いてた経営者が急に陰謀論を信じ始め身も蓋もないことを言い続けていたのを鮮明に覚えている。
未熟だった僕はその経営者のことを信じ切っていたので当然その陰謀論も信じ切っていた。
でも結局世の中にはそんなもの存在しなかった。
その経営者は一貫して陰謀論を信じ切っていたので、「日本は終わってるから明日から中国に行くぞ」など僕や仲間を振り回した結果周りに誰もいなくなり組織も崩壊した。
今思えばその経営者も僕も「バカ」だったんだなと。
Kさん、今何やってんのかなぁ。
Posted by ブクログ
TBS Podcastのぶくぶくラジオ(2024年2月23日)にて紹介され、読みました。
魚豊さんの作品は『チ。』『ひゃくえむ。』など好きな作品ばかりで、今回のも期待どおり面白かったです✨
チ。は、真理を命懸けで追い求める物語でしたが、今回のは真理とは真逆の陰謀論にハマってしまう、振り回されてしまう話で、2巻も楽しみです。
主人公の渡辺は、コミュ力や、教養、周りに相談できるような人、友達など満足に得られないまま大人になってしまった。
これは、渡辺が努力してこなかったせいだというという自己責任論で片付けることもできるが、それは正しいことなのか。
飯山さんとの対比も見ていて辛く考えさせられる話だった。
頑張れないのではなく、正しい頑張り方、良い努力の仕方を学ばないと、渡辺以外の誰でもこうなってしまうかもしれない。
どこかそう思いながら読んでるから、むず痒くなるというか心苦しくなるんだろうなと思った。
Posted by ブクログ
『チ。』とセットで読もう。
2つの狂気は同質だから。
一つ、アナロジー。
アリはエサを運ぶとき、仲間の出したフェロモンを辿る。
辿っていけば、確実にエサに辿り着けるから。
しかし、ときどきルートを外れるアリがいる。
彼らはバカなアリなのか。否である。
エサまでのより効率的なルートを発見する可能性があるのは、ルートを外れるアリだ。
足並み揃えるアリには、新たなルートは生み出せない。
2つの作品の狂気は、あえて外れ者の道をゆく狂気である。
それは笑われるかもしれないが、ときに道を開くこともある。
愚かなアリに敬意を。
余談
さすがに魚豊さん、『NHKにようこそ!』読んでるよね!?
インテリジェンスが低いあなたへ
あまり頭がよくない弱者が主人公。
どうしてうまくいかないのか、他責思考になった時陰謀論が生まれるのか。
賢くなくても生きていく方法とは?
Posted by ブクログ
読んでいて同族嫌悪というか、主人公に共感する部分が多くしんどいが、コメディ調な部分もあって読みやすい。陰謀論にハマっていく主人公目線で見せられるので、まるでヒーロー漫画の「成長」のようにも見える。滑稽であり、ゾッとする。
人怖漫画であり、友情と恋と成長を描いた青春漫画であり、なんとも贅沢な作品だったなと思う。
陰謀論というものについてだいぶ勉強されているのだろうな。陰謀論へのハマりやすさにはその人の学歴、身分や出自は関係ない。というフォローもさらっとあり、それがまた怖い。
Posted by ブクログ
岡田斗司夫がYoutubeで境界知能の人を語った回で、「貧困と脳」とともに紹介したのがこの作品。作中で境界知能という言葉は出てこなかったが、子供のころ一度褒められたことだけを自信にしていたものの、その後何かを身に着けるべく努力する描写はなく、社会では全く評価されず、簡単に詐欺にあい、教養のある人とはまったく話が合わず、自信喪失したり身の丈に合わない希望をもったりするのが見ていてつらい。
心が弱っているときや共感羞恥しやすい人は避けたほうがいい作品。自分もやられる。
Posted by ブクログ
「チ。」魚豊先生の新作が完結したとのことで読んでみる。テーマは恋と陰謀論!?この間の選挙の時に強く感じたけど現代では何を信じて良いのか判断が非常に難しい。多くの人が共感していても、テレビで大きく取り上げられていてもそれが正しいのか疑い出すとキリがない。正しい情報を吟味し納得のいく選択をするには結局勉強するしかないのかな、なんて悩んでいた自分にはとてもタイムリーな内容。騙されやすそうな痛々しい主人公だけど、決してバカにできない。自分も騙されそう。正義はどちら?
Posted by ブクログ
面白そうな予感
言いたい事はあるのに、言葉にできない。悲しさ、とか、頭の良い人にそれを簡単に言語化されてしまう悔しさとかにすごい共感した。
こうやって、本の感想を書くときも、それをとても感じることが多い
Posted by ブクログ
最初の方は、共感性羞恥心で読むのが苦しかったけど読み進めると面白くて止まらなくなり、一日で一気読みした作品。
論理的思考力を強みとしている主人公だが、論理的プロセスを踏んでいない思考をしていることが特徴的。
事象に対する結論にいたるまでのステップが、かなり恣意的に自分に都合が良く組み立てられている。自分も同じことよくやっているなぁと反省する反面で、そういった不都合な選択を思考しないということは幸福に直結するのではないかと思った。
世の中の不都合な現実から目を背けるために、自分にとって都合の良い陰謀論を崇拝する。それは宗教に救済を求めている人間と似通ったプロセスだと思う。
もちろん神の存在を否定しているわけではないし、陰謀がないということを伝えたいわけではない。神も存在するし、陰謀も存在すると思うが、それを裏付ける合理的な証明がない限り空想でしかままならない。(神の存在を否定することができないから肯定しかできない立場であるけどね)
中世でペストが蔓延した時代に人々はキリストに救いを求めた。それを利用する教会があったわけだけども。直近における、コロナ時代で正常な判断ができずに陰謀論信者が増えたのと似たような匂いを感じた。
ただ、冒頭でも述べたように、論理的ないし合理的に考えることが幸福に直結するとは断じて思わない。私のような皮肉な人間よりも、陰謀論を心から信じている人の方が幸福度は高いのかもしれないのだから。
今を正しく楽しくこと、それすなわち生きることであると思うので、幸福であれば価値ある人生。でも馬鹿でなくてよかったなとも思う。搾取されるだけだけど搾取されるという自覚を持っている不条理さね。
引き込まれる
絶望に近い閉塞感の中で恋を見つけた渡辺くん。
相手の言うことが何一つわからないのに相槌だけで乗り切ろうとするこの姿勢の差がリアル。
楽しみだけどハッピーなラブストーリーになる気がしない...
匿名
最終巻まで読んでみて感じたのは、
読者が本当に読みたかったのは「プロローグ」のような物語だったのではということ。
まあ、それこそ「思い込み」ですけど。
Posted by ブクログ
いやぁもう、読んでてつらい、いたたまれないったらない。
と同時に時々話が食い違ってるな、通じてないなという時は良くも悪くもこういうことなんだろう。
「サバルタンは語ることができるのか?」
Posted by ブクログ
感想
しがない若者の救いようのない話!?とにかくまだ先が見えない。
あらすじ
19歳非正規雇用勤務、彼女、友達なしの渡辺が主人公。ある日、自己啓発セミナーにハマりそうになり、騙される。恋が重要だと言われ、信じる。
W大の飯山さんという社会ボランティアをやる女子大生と出会い惹かれる。飯山さんの情報をネットで探しているうちにボランティア叩きをやっているFACT東京s区第二支部というアカウントに行きつく。
そこに文句を言いにいこうとして先生に出会い、世の中は陰謀論に支配されていると言われる。
Posted by ブクログ
世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
まだ第一巻を読み終えたばかりで、おそらく序章に過ぎないと思いますので
続きを楽しみに読んでいきたい、と思います。
個人的には
「思い込みじゃ世界は変わらないかもしれない。
---でも、
でもきっと自分は変えられますよ。
それは世界を変えるくらい重要なことです。」
というセリフが強く印象に残りました。
Posted by ブクログ
チ。—地球の運動について。』の著者が描く、恋と陰謀論の物語。めちゃくちゃ面白い。
『チ。〜』が大好きなので、わざわざ書店で取り寄せた。主人公は19歳のフリーターで、自分のことを「論理的思考力がある」と信じている。しかし、マルチに騙されたり、気になる高学歴女子と話しても何を言っているかイマイチわからない。会話するほど、環境や知識の格差が浮き彫りになっていく。富裕層との会話の噛み合わなさがリアルに感じられた。「知」の差が漫画全体のテーマで、ここまでリアルに感じられるものはそうないかもしれない。
Posted by ブクログ
4.0点
ふふふふ、、、
ここまでストレートな陰謀論漫画は初めての体験です、、、
大好きすぎてニヤニヤが止まりません、、、
これからどうなるんだろう、、、
Posted by ブクログ
岡田斗司夫のYouTubeを観て読みました。
動画の中で承認格差について言及していて、エリート同士はお互いを承認し合う土壌があるから、承認欲求が満たされる。けれど、この本の主人公のような若者は、教養もないため承認欲求を満たせない。
よくよく考えると至極当然の話ですが、スマホの普及でこの分断がより進むとのことでした。
岡田さんはエリート側の親父に一切嫌味がないと言っていましたが、私には、わざと分かりにくい聞き方をして、相手を試しているように見えました。
本の感想というより、岡田さんの視点を検める形になってしまいました。
次の巻も読んで様子を見たいと思います。
Posted by ブクログ
自分の危うい部分を
客観視させられてるような気がして
一度目は読みやめた作品。
主人公の渡辺くん
「自分は頭が良い」「自分は大丈夫」
と思いたがってる時の「論理的思考」とされるものが、
辿り着きたい結論への一本道になるように
都合の良い解釈を羅列してて…
複雑に図化してる考えも
結論ありきのものだったり…
ちょっとした親切を好意と勘違いしたり…
“わるいひと“ではないのは分かるけど、
渡辺くん的な何かが、
自分の中にもチラホラ垣間見えることがあって、
「じわっ」とせまってくる不安があります。
おそろしい…。
『陰謀論』や『エセ科学』は、
ずっと前から苦手で、
趣味や酒の席でサラッと話される分には
笑ってスルーできるのですが、
熱を帯びて向かってこられたり、
周りを巻き込もうとされていたりすると、
途端に嫌悪感が膨らんでしまう私です。
ですが、
「なぜ自分は陰謀論的な思考が嫌いなのか?」
については、あまり考えたことがありません。
もしかしたら、
「その世界に入ってしまうギリギリのライン上を
自分も歩いてるのかもしれない」
という投影があるのかも。
最近になってようやく、
本作品をまた読むことができるようになりました。
たまにこういう、
自分を抉ってくる作品がありますね…。
Posted by ブクログ
「思い込みじゃ世界は変わらないかもしれない。でもきっと自分は変えられる。それは世界を変えるくらい重要なこと」
そう、同じ世界、同じ環境でも全ては自分の見方考え方に強く依存してる。
嘘と真実の見分けがつかない混沌とした時代で何か強く信じれるものを見つけることは生き抜く術なのかもしれない。嘘、劣等感、格差、比較、そんな鬱状態を、好きという感情が打開させてくれる。
愛をとりまく全ての感情って言語化できない本当にパワフルなものなんだと実感した。
Posted by ブクログ
三宅香帆さんの書籍に引用されていて興味をもち4巻とも読みました。
最近読んだ、橘怜のバカと無知〜 の内容がドンピシャだったので、とても楽しく読めた
バカは自分をバカだと認識できないからバカである
他人より劣っていることを認識しつつ、自尊心を保つために自分を正当化するために、都合の良い陰謀論にしがみついてしまう話。
最後救いがあって良かった!
Posted by ブクログ
チ。の作者さんの続編とゆうことで。
チ。の逆バージョン。
信じようとしたものがご都合主義の陰謀論。
カッコ悪い主人公だけど、もがいて、傷ついて、わかったこともあるし、成長してる。何もしないより、全然いいよね。
匿名
このストーリー自体が…
岡田斗司夫のYouTubeで気なって購入しました。
主人公の渡辺くんは19才で上京して一人暮らしをして自活しているがまだ人生がスタートしている感覚がないと思ってて漠然とした不安を持ってると言う設定。
みんなそんなもんじゃないかと思ってしまったがこのストーリー自体が印象操作と捉えることもできる。
色んな意味で考えさせられる内容です。
まだ序盤なので分かりませんが読み進めてみたいと思える内容です。
匿名
今後の展開に期待
評価が難しい作品。
主人公が悪徳セミナーに引っかかってしまっていることに気づいていなかったところが描かれています。
アメトーーク!でも面白いと取り上げられていたので、今後の展開に期待したいです。
匿名
不思議な話だった。今のところは買うほどでは無いけど2巻くらいの雰囲気を知れてから読みたいかも。陰謀論をただ言ってるだけみたいなのだったらちょっと疲れそうで躊躇うから様子見したい。
序盤なので評価が難しい
陰謀論の話っぽいとは分かっていたのだが、主人公が陰謀論に触れるまでの話が長い。それまでの主人公の独りよがりのモノローグや、他者との絶望的なコミュニケーションなどが見ていて辛い。セリフの切れ味はさすがだが、ストーリーはこれから始まる感じで次巻に期待。
これだけだとまだ何とも……
残念ながら、主人公、悪徳セミナーっぽいのに引っかかってしまっていることに気づいていなかったようです。作者の過去作からしてもつまらない作品にはならないでしょうが、ここまでだやはり何とも判断しづらいです。一応試し読みしましたので登録だけしておきます。