魚豊のレビュー一覧
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購入済み
対峙
飯山さんに真っ向からぶつかる渡辺くん。ぶつけるのは陰謀論。なんか辛くなってくる。しかし飯山さん、こんな小難しい単語を並べて話す人にリアルでは出会ったことがないのだけど、私の世界が狭いのだろうか。
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購入済み
引き込まれる
絶望に近い閉塞感の中で恋を見つけた渡辺くん。
相手の言うことが何一つわからないのに相槌だけで乗り切ろうとするこの姿勢の差がリアル。
楽しみだけどハッピーなラブストーリーになる気がしない... -
匿名
ネタバレ 購入済みラブコメとしてはとても良かったと思います。
渡辺君が先生との関係を「友達」と言い切ったのも素敵でした。
あと2巻分くらい続いていれば、マモルさんもモブキャラでは終わらなかったのかな。
こればかりは仕方ないですね。 -
匿名
ネタバレ 購入済みセミナーでの渡辺君の演説は、すごくよかっただけに皮肉的で切なかったですね。
この巻ではラブコメ成分が下がってしまい、全体的に「最終回直前」の感じが強かったです。 -
Posted by ブクログ
星4.5
【心が抉られることの面白さ】
上下巻まとめての感想。
数年前に一度読んで印象に残っており、最近映画を観て「あれ?」となり(映画には映画なりの良さはあるが)再度読み返したがやはり漫画にしかない面白さがここにあると感じた。
本作はスポーツ漫画らしくなく、競技や練習を行うシーンは少なめ。
なので試合の爽快感やスピード感、努力の泥臭さといったスポ根感はほとんどない。
しかし他のスポーツ漫画には描かれないような競技に対する苦悩が格キャラクターごとに描かれており、時にはグロさすら感じるほどの心理描写が魅力的。
エリートのトガシが突如現れては消えた小宮の亡霊と戦い続けることになると、小宮の方は走ることでしか自分を見出せないという対比が、直接多くは交わらないながらもライバル関係になっているので見応えがある。
それらの苦しみがフリとなることでレースが極上のものに仕上がるので、しっかりスポーツ漫画としての魅力もあるのでよくできている。
たかが100m、たかが10秒、たかが足が速いだけに人生をかけた漢たちの物語に心を抉られることが最高に面白い作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレひゃくえむ。
2025.10.18
ひゃくえむ。
魚豊さんの『チ。地球の運動について』が大好きだし、短距離ではないけれど元陸上部だったのでみるしかない!と思い決断。
正直言って、生きる意味がわからない私にとって走る意味もよくわかっていない。私が現役の時は一度始めてしまったからキリのいいところまでやり切りたいという意地で陸上をやっていた。もちろん記録が出て、いわゆる調子がいい時に走るのはとても楽しかった。しかし怪我や貧血、タイムが伸び悩むことによって、だんだん頑張って辛いことをして何か報われるのだろうかと何度も考えるようになった。
だけど映画からは命をかけるほどの熱狂、つまり”ガチになること”がどれだけ人を動かすのかに意味を感じた。彼らにとって100mに命をかけることで得られる感動、苦悩などは他のどこにでもない、素晴らしいものなのだろう。財津さんの『細胞の集まりくらいの人生、くれてやれ』という言葉は、せっかくなら死ぬ気でやって、生きてたことに悔いがないようにすべきだという意味だろうか。何かに全力を注ぐ人には刺さる言葉だろう。
特に印象的だったのは海棠さんの『現実逃避は俺自身へ期待だ。俺が俺を認めてない姿勢だ。』という言葉。長年自分と戦い続ける姿がかっこよかった。
最後の躍動感あふれるシーンによる終わり方は陸上が相手との勝ち負けで終わるものではなく、自分との戦いであることを暗示しているのかなと。
最近見つけた素敵な言葉
狂気を俯瞰するのが哲学で
俯瞰してもなお狂い続けるのが芸能だ。
これはアスリートも含まれるはず。 -
Posted by ブクログ
『僕らは一体、何の為に走ってるんだ?』
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中学まで大会で負け知らずのトガシは
自身の才能の劣化を日々感じ、敗北という恐怖から逃げるため 高校では陸上部には入らないと決めていた。
しかし、ある出来事から理不尽で不遇な立場に置かれた陸上部を目の当たりにし、陸上部に復帰することを決意する。
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「この脚は逃げるためじゃなく戦うためについていて、孤立なんてクソどうでもいいと思ってたら俺はどうすると思う?」
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わたくし、読み始める前は
白熱の100m走!!
ライバルとの熱い戦い!!
そんな場面ばかりが描かれている漫画だろうと思っていました。
でも実際 レースの場面ってそんなに描かれていないんですね。
下巻では
高校で再び陸上に向き合うことになったトガシが、インターハイで小宮と再会し 決勝で戦うことになります。
ここがクライマックスかと思いきや
当たり前ですが 彼らの人生はそこで終わるわけではないんですよね。
企業の契約選手となったトガシは、栄光も挫折も味わって 「自分はなぜ走るのか」「何の為に走っているのか」の壁にぶつかるし、
「記録」だけに執着して走り続けてきた小宮も、
「何の為に記録を求めてきたのか」がわからなくなるし、
またライバルたちも それぞれの想いを抱いて
100mに人生を懸けていて-
「走ること」に対する心の内がめちゃくちゃ描かれている!
読み終えて思ったこと。
トガシと小宮の二十年を描いた話は
まさに「人生」の話だと!
「何のために走るのか」は
「何の為に生きているのか」だな〜と。
そして、一瞬の栄光に全てを捧げる男たちはみな
熱いぞ!!!と!!!
【希望 失望 栄光 挫折 疲労 満足 焦燥 達成 喜怒哀楽
あの距離に全部つめ込んで
極上の10秒を味わえ】
.•♬
劇場版の主題歌は
Official髭男dismの「らしさ」ですが
これがね
ひゅくえむ。全40話をぎゅぎゅっとまるっと詰め込んだストレート果汁100%ジュースのような歌詞でね
もうなんかすごいです!!