魚豊のレビュー一覧
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購入済み
読むべきです
1巻に続き、非常に面白かったです。情熱や信念が人を突き動かし、世代を超えて受け継がれていく様にグッときました。今後ももっと面白くなっていきそうなので楽しみです。
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ネタバレ 購入済み
ことごとく予想を裏切られる
本当に面白い。自分の信念を貫く尊さと、それが自分の周囲に与える影響を、地動説の証明という切り口で描いている。とても胸が熱くなる作品。
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無料版購入済み
真実を言うことが許されない世界
真実を言うことが許されない世界で真実を追求する生き方
熱い!
彼らの熱意と努力と犠牲の上に今の僕たちの世界を支えている
科学があることを考えるとより感慨深い作品です。
このような真の意味で硬派な漫画を待っていた! -
匿名
ネタバレ 購入済みラブコメとしてはとても良かったと思います。
渡辺君が先生との関係を「友達」と言い切ったのも素敵でした。
あと2巻分くらい続いていれば、マモルさんもモブキャラでは終わらなかったのかな。
こればかりは仕方ないですね。 -
匿名
ネタバレ 購入済みセミナーでの渡辺君の演説は、すごくよかっただけに皮肉的で切なかったですね。
この巻ではラブコメ成分が下がってしまい、全体的に「最終回直前」の感じが強かったです。 -
Posted by ブクログ
星4.5
【心が抉られることの面白さ】
上下巻まとめての感想。
数年前に一度読んで印象に残っており、最近映画を観て「あれ?」となり(映画には映画なりの良さはあるが)再度読み返したがやはり漫画にしかない面白さがここにあると感じた。
本作はスポーツ漫画らしくなく、競技や練習を行うシーンは少なめ。
なので試合の爽快感やスピード感、努力の泥臭さといったスポ根感はほとんどない。
しかし他のスポーツ漫画には描かれないような競技に対する苦悩が格キャラクターごとに描かれており、時にはグロさすら感じるほどの心理描写が魅力的。
エリートのトガシが突如現れては消えた小宮の亡霊と戦い続けることになると、小宮の -
Posted by ブクログ
ネタバレひゃくえむ。
2025.10.18
ひゃくえむ。
魚豊さんの『チ。地球の運動について』が大好きだし、短距離ではないけれど元陸上部だったのでみるしかない!と思い決断。
正直言って、生きる意味がわからない私にとって走る意味もよくわかっていない。私が現役の時は一度始めてしまったからキリのいいところまでやり切りたいという意地で陸上をやっていた。もちろん記録が出て、いわゆる調子がいい時に走るのはとても楽しかった。しかし怪我や貧血、タイムが伸び悩むことによって、だんだん頑張って辛いことをして何か報われるのだろうかと何度も考えるようになった。
だけど映画からは命をかけるほどの熱狂、つまり”ガチになること” -
Posted by ブクログ
『僕らは一体、何の為に走ってるんだ?』
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中学まで大会で負け知らずのトガシは
自身の才能の劣化を日々感じ、敗北という恐怖から逃げるため 高校では陸上部には入らないと決めていた。
しかし、ある出来事から理不尽で不遇な立場に置かれた陸上部を目の当たりにし、陸上部に復帰することを決意する。
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「この脚は逃げるためじゃなく戦うためについていて、孤立なんてクソどうでもいいと思ってたら俺はどうすると思う?」
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わたくし、読み始める前は
白熱の100m走!!
ライバルとの熱い戦い!!
そんな場面ばかりが描かれている漫画だろうと思って -
Posted by ブクログ
生まれつき足の速いトガシ
学校でのヒエラルキーもコミュニケーションも
足が速いことで乗り切ってきた。
トガシと同じ小学校に転校してきた小宮
転校初日からイジメの対象となる。
「100mだけ誰よりも速ければ 全て解決する」
ひょんなことから トガシは小宮に走り方を教えるようになり、小宮は驚くほどの成長をみせ、運動会の100m走で金メダルを取る。
イジメもなくなり 走ることに目覚めた小宮
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『俺たちは知った
速さは全てを変えられると』
『だが、俺たちは知らなかった
その速さは全てを変えてしまうと』
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トガシとの真剣勝負、疲労骨折で負けた小 -
Posted by ブクログ
好奇心は人間の進歩を促すものだけど、一方で人に簡単にルールや常識を飛び越えさせてしまう危険なものでもあると、物語を通してそのスリルをずっと感じさせられた。
また、世代を越えて何かを受け渡していく「継承」という人間の営みの美しさと崇高さもテーマの一つになっているように感じた。いくつもの時代が積み重なったその延長線上に自分の生があるという、時代を超えた繋がりの実感を持てることはとてつもなく感動的な体験で、それを紡いでいくこともまた喜びに満ちた作業だと思う。これは個人的にとても好きなテーマなので、(物語の最後は世界線がズレるので一貫したテーマとしては用いられていないと思うけど)断片的にでもこのテーマ