魚豊のレビュー一覧

  • チ。―地球の運動について― 2

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    全く面白さが落ちない2巻。タイトルの「チ。」とは「地」と「知」をかけているのだろうか。真実を知ることにはあまりにも重い代償を払わなければならない。C教に反して宇宙の真実を追い求めることは異端だけれど、登場人物たちはみなその思想を絶やすまいとする。火炙りになる、目を焼かれる、拷問を受ける…そんな身体的苦痛をものともせず探求し続けた人たちのおかげで、今の常識があるのだろうなぁ。夜空をゆっくり眺めたくなりました。

    0
    2021年02月20日
  • チ。―地球の運動について― 2

    Posted by ブクログ

    「ノーベル賞の受賞に何十年という年月がかかるわけですが、凡人が選ぶのだからしょうがない」、正確ではないけれど、このようなことを養老孟司さんが言われていたのを覚えています。

    常識的に考えて、現状に即して、真面目に、価値のあることを…真理を追い求める情熱と努力をもった人を前にして、私は何を思うだろう。

    宇宙の真理に手を伸ばす壮大なテーマなのに、短距離走を描いた前作の『ひゃくえむ。』のようなスピード感があって、どのような距離感で着地するのかハラハラしながら楽しんでます。

    0
    2021年01月31日
  • チ。―地球の運動について― 2

    購入済み

    読むべきです

    1巻に続き、非常に面白かったです。情熱や信念が人を突き動かし、世代を超えて受け継がれていく様にグッときました。今後ももっと面白くなっていきそうなので楽しみです。

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    2021年02月09日
  • チ。―地球の運動について― 1

    ネタバレ 購入済み

    ことごとく予想を裏切られる

    本当に面白い。自分の信念を貫く尊さと、それが自分の周囲に与える影響を、地動説の証明という切り口で描いている。とても胸が熱くなる作品。

    4
    2021年02月09日
  • チ。―地球の運動について― 2

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    久々に「見つけた」「出会えてよかった」漫画になる。

    まだ2巻だが、これからの展開が楽しみでならない。天才達がバトンを繋ぐように知識が継承され、地動説の美しさ、正しさが話を追うごとに明らかになっていく。
    オラ次の巻が出るのワクワクすっぞ!

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    2021年01月18日
  • チ。―地球の運動について― 2

    Q

    購入済み

    有名な

    “それでも地球は回っている!”以前。多くの人々が疑問を持ち、探究心を持ちながらも、
    宗教との矛盾で処刑されていく...。
    続き楽しみ!

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    2021年01月15日
  • チ。―地球の運動について― 1

    無料版購入済み

    真実を言うことが許されない世界

    真実を言うことが許されない世界で真実を追求する生き方
    熱い!
    彼らの熱意と努力と犠牲の上に今の僕たちの世界を支えている
    科学があることを考えるとより感慨深い作品です。

    このような真の意味で硬派な漫画を待っていた!

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    2020年12月15日
  • ひゃくえむ。(1)

    匿名

    購入済み

    独特の雰囲気のストーリーと絵のタッチに引き込まれました。不思議な熱さもあり、とても面白い作品でした。

    1
    2019年11月14日
  • チ。―地球の運動について― 8

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    漫画と言うメディアの可能性を感じる一冊です
    異端とは何か、誰が決めるのか、何で決まるのか現代でも抱えるテーマであると思う

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    2025年11月28日
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 4

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ラブコメとしてはとても良かったと思います。
    渡辺君が先生との関係を「友達」と言い切ったのも素敵でした。

    あと2巻分くらい続いていれば、マモルさんもモブキャラでは終わらなかったのかな。
    こればかりは仕方ないですね。

    #切ない

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    2025年11月02日
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 3

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    セミナーでの渡辺君の演説は、すごくよかっただけに皮肉的で切なかったですね。
    この巻ではラブコメ成分が下がってしまい、全体的に「最終回直前」の感じが強かったです。

    #切ない

    0
    2025年11月02日
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    最終巻まで読んでみて感じたのは、
    読者が本当に読みたかったのは「プロローグ」のような物語だったのではということ。
    まあ、それこそ「思い込み」ですけど。

    #切ない #ドキドキハラハラ

    0
    2025年11月02日
  • ひゃくえむ。新装版 下

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    2022/3/30第1刷
    2025/10/16第14刷

    2025/9公開で映画化。
    表現者クライテリオンのYouTube動画で、
    文芸評論家の浜崎氏が、絶賛しており、この本を知る。

    概念と体験の現実
    現実を理解できて現実を超える真剣さとそこへの気持ち

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    2025年11月01日
  • ひゃくえむ。新装版 上

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    星4.5
    【心が抉られることの面白さ】

    上下巻まとめての感想。

    数年前に一度読んで印象に残っており、最近映画を観て「あれ?」となり(映画には映画なりの良さはあるが)再度読み返したがやはり漫画にしかない面白さがここにあると感じた。

    本作はスポーツ漫画らしくなく、競技や練習を行うシーンは少なめ。
    なので試合の爽快感やスピード感、努力の泥臭さといったスポ根感はほとんどない。

    しかし他のスポーツ漫画には描かれないような競技に対する苦悩が格キャラクターごとに描かれており、時にはグロさすら感じるほどの心理描写が魅力的。
    エリートのトガシが突如現れては消えた小宮の亡霊と戦い続けることになると、小宮の

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    2025年10月26日
  • ひゃくえむ。新装版 下

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    ネタバレ

    ひゃくえむ。
    2025.10.18

    ひゃくえむ。
    魚豊さんの『チ。地球の運動について』が大好きだし、短距離ではないけれど元陸上部だったのでみるしかない!と思い決断。
    正直言って、生きる意味がわからない私にとって走る意味もよくわかっていない。私が現役の時は一度始めてしまったからキリのいいところまでやり切りたいという意地で陸上をやっていた。もちろん記録が出て、いわゆる調子がいい時に走るのはとても楽しかった。しかし怪我や貧血、タイムが伸び悩むことによって、だんだん頑張って辛いことをして何か報われるのだろうかと何度も考えるようになった。
    だけど映画からは命をかけるほどの熱狂、つまり”ガチになること”

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    2025年10月18日
  • チ。―地球の運動について― 1

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    いまこそ当たり前となった地動説。
    昔は異端としてされていたそれを迫っていく。
    人生にとって、何が重要だと考えるのか。
    そして、その重要なものをどこまで信じられるか。
    どんどんと、知性が感染していく。
    これから先の展開が楽しみです。

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    2025年10月18日
  • チ。―地球の運動について― 8

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    ネタバレ

    なんというか、本当に難しい作品でした。
    アニメで観たのがきっかけで。
    とんでもなく気持ちを揺さぶるアニメでした。

    異端審問官が娘のことを祈って
    焼け落ちる教会の天井におし潰された場面では
    号泣してしもーたよ。アニメでも、漫画でも。

    また、「文字は特別な階級にしか許されるべきではない、さもないとゴミのような言葉が世界に溢れるに決まっている(意訳)」というセリフがあって、
    見事に21世紀はそうなっているよ、自分のことだよ、と笑ってしまった。

    原作を一気に読めてよかったです。

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    2025年10月18日
  • ひゃくえむ。新装版 下

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    『僕らは一体、何の為に走ってるんだ?』

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    中学まで大会で負け知らずのトガシは
    自身の才能の劣化を日々感じ、敗北という恐怖から逃げるため 高校では陸上部には入らないと決めていた。

    しかし、ある出来事から理不尽で不遇な立場に置かれた陸上部を目の当たりにし、陸上部に復帰することを決意する。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    「この脚は逃げるためじゃなく戦うためについていて、孤立なんてクソどうでもいいと思ってたら俺はどうすると思う?」

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    わたくし、読み始める前は
    白熱の100m走!!
    ライバルとの熱い戦い!!
    そんな場面ばかりが描かれている漫画だろうと思って

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    2025年10月08日
  • ひゃくえむ。新装版 上

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    生まれつき足の速いトガシ
    学校でのヒエラルキーもコミュニケーションも
    足が速いことで乗り切ってきた。

    トガシと同じ小学校に転校してきた小宮
    転校初日からイジメの対象となる。

    「100mだけ誰よりも速ければ 全て解決する」

    ひょんなことから トガシは小宮に走り方を教えるようになり、小宮は驚くほどの成長をみせ、運動会の100m走で金メダルを取る。

    イジメもなくなり 走ることに目覚めた小宮

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    『俺たちは知った
    速さは全てを変えられると』

    『だが、俺たちは知らなかった
    その速さは全てを変えてしまうと』

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    トガシとの真剣勝負、疲労骨折で負けた小

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    2025年10月08日
  • チ。―地球の運動について― 1

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    好奇心は人間の進歩を促すものだけど、一方で人に簡単にルールや常識を飛び越えさせてしまう危険なものでもあると、物語を通してそのスリルをずっと感じさせられた。
    また、世代を越えて何かを受け渡していく「継承」という人間の営みの美しさと崇高さもテーマの一つになっているように感じた。いくつもの時代が積み重なったその延長線上に自分の生があるという、時代を超えた繋がりの実感を持てることはとてつもなく感動的な体験で、それを紡いでいくこともまた喜びに満ちた作業だと思う。これは個人的にとても好きなテーマなので、(物語の最後は世界線がズレるので一貫したテーマとしては用いられていないと思うけど)断片的にでもこのテーマ

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    2025年10月04日