魚豊のレビュー一覧

  • ひゃくえむ。(1)

    荒けずり

    当時の人物の、荒削りなフォーム、走り方と、絵のタッチがシンクロしていて、心地よい。
    ホリエモンも「マンガ新聞」で紹介していました。
  • 週刊ビッグコミックスピリッツ 2017年27号(2017年6月5日発売)
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 3

    変な力のある作品

    前作ほどの高揚感や感動はないが、陰謀論で何が語られているかをメタ的に知ることができ、それにすがる人達の思考が生々しく語られていて、変読ませる力はある。
  • チ。―地球の運動について― 1
    『チ。』は、地球の地動説を信じたり調べたりすると異端者として扱われ、処刑されるという緊張感のある世界が描かれています。特に賢い人ほど異端者とされる様子が描かれ、知的好奇心は止められないのかと考えさせられました。

    1巻の終わりには驚かされました。その展開に衝撃を受けました。

    さらに、12歳で大学に...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1
    人の夢は!!終わらねえ!!!

    常識から逸脱した考えが「異端」と糾弾される世界において、真理(地動説)の探究に命を懸ける人々が主人公のSFファンタジー漫画です。
    言葉やデータという小さい要素を何世代にもわたって積み重ねていくと、時代を超越した大きな成果が生まれます。知りたいという好奇心には、性別も年...続きを読む
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 2

    痛々しい

    まぁとにかく主人公の思い込みと独りよがりが、陰謀論疑っていても信じていても痛々しい。程度の差はあれ、誰しもああいう恥ずかしさや自己否定のような考えをする瞬間があるからか、見ていて小っ恥ずかしくなる。なぜかわからないが変なエネルギーは感じるが、まだ面白いかどうか評価できない。
  • チ。―地球の運動について― 8
    一気読み。ちょっと頭がいっぱいいっぱいで追いつかない。。
    チ。 というタイトルにしてる理由はよくわかった。

    15世紀。
    宗教、天体、意思を紡ぐ、感動、信念、
    地獄に落ちる覚悟ができるものに見つかったのか
    という言葉が、印象的だった。

    白黒つける必要ないのになぁとか思う。
    違うから迫害だとか、排除...続きを読む
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1

    序盤なので評価が難しい

    陰謀論の話っぽいとは分かっていたのだが、主人公が陰謀論に触れるまでの話が長い。それまでの主人公の独りよがりのモノローグや、他者との絶望的なコミュニケーションなどが見ていて辛い。セリフの切れ味はさすがだが、ストーリーはこれから始まる感じで次巻に期待。
  • ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1

    これだけだとまだ何とも……

    残念ながら、主人公、悪徳セミナーっぽいのに引っかかってしまっていることに気づいていなかったようです。作者の過去作からしてもつまらない作品にはならないでしょうが、ここまでだやはり何とも判断しづらいです。一応試し読みしましたので登録だけしておきます。
  • チ。―地球の運動について― 6
    C教正統派を打倒するために結成された異端解放戦線は火薬を使って教会を襲撃し、とらえられたメンバーを奪還する。

    彼らの目的は地動説を論じた書籍を、活版印刷術を用いて世に広め、そのことでC教の権威を失墜させることにある。

    遊牧生活をしている共同体のドゥラカは金儲けをして、その日暮らしの生活から抜け出...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 7
    異端審問官たちは解放戦線の目論見が地動説を出版することだと気づき、アジトを突き止め急襲する。

    直前に気づいたヨレンタは、ドゥラカから聞き取った文章と活字をメンバーに託し、自らは異端審問官をひきつけておいて、自爆する。

    印刷所にたどり着いた一同は印刷を開始する。しかし書籍が完成する直前、メンバーの...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 8
    うーむ。命をかけて信じる道を行く人ばっかりだなぁ。それにみんな頭が良い。私だったら、地動説を説明されても、まず理解出来ないな。。
    その上、天動でも地動でも、私の生活には影響ないしな。どっちでも良いけど、どっちにしても宇宙は凄いなと思ったろう。。(こんなんじゃ話にならないね笑)
  • チ。―地球の運動について― 8
    ・物語の締め方良すぎて声出た。
    ・登場人物にそれぞれの哲学があって、哲学同士をぶつけ合うセリフの応酬が熱い。
    ・扱うテーマの重さも熱い。暴力と知性とか、宗教と科学とか、信心と疑念とか。
    ・「感動」を伝えることは尊いので、読んだ人全員レビューを投稿するべき。
  • チ。―地球の運動について― 5
    オグジーとノヴァク達の対決。激戦の末、オグジーはとらえられる。

    回復を待って尋問が始まる。しかしオグジーが連れられて行った部屋には、とらえられたバデーニが。ノヴァクはオグジーを拷問をかけることで、バデーニから隠された研究記録のありかを聞きだす。その後、二人は処刑される。

    新人異端審問官の二人はア...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 4
    バデーニは試行錯誤の末、ようやく地動説を完成させる。

    ノヴァクは新米の異端審問官に、容疑者への拷問を通じてその精神を叩きこむ。

    バデーニとオグジーは酒場でヨレンタに接触。そこに二人が怪しいとの密告を受けたノヴァクがやってくる。ノヴァクとヨレンタは親子であることが判明。バデーニはノヴァクの求めに応...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 1
    人生なんてラクショーと思って生きてきたラファウ。
    12歳で大学進学を決め、神学を学ぶことで皆からの評価や名誉、地位を築いてきたが
    心の底では天文学を学びたいと思っていた。
    しかし天動説が一般的で地動説を唱える天文学を学ぶものは犯罪者のようにあつかわれており
    ラファウも殺されてしまう。

    しかし長い歴...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 3
    ヨレンタさんの登場。
    女性であることから論文発表も研究会にも参加させてもらえず、しかしながら学習欲があり真理を突き詰めたい意欲が高い。
    そこから2000年の間受け継がれてきた天動説の第一人者ピャスト伯の登場。
    長い歴史の間受け継がれてきたことを間違っていると認めることがどれほど難しいことか。。。
  • チ。―地球の運動について― 2
    1巻で残された資料が時を越えて受け継がれていく。
    しかしながら、まだまだ自由に学ぶことかできない世界で知的欲求を求めながらもがく話。
  • チ。―地球の運動について― 3
    バデーニとオグジーはより多くの記録を手に入れるために、天文学の問題の張り紙を出す。その問いに回答してきたのは天文研究所の助手をしている少女ヨレンタだった。彼女は天文学についてのたぐいまれなる才能を持っているが、女であるがゆえにその功績は先輩コルベに奪われていたのである。

    協力しはじめる3人に次ぎの...続きを読む
  • チ。―地球の運動について― 8

    人生、歴史なんて

    ノヴァクと地動説の長きにわたる因縁がついに決着。その終局は、人生なんて、歴史なんてそんなもの、というような決着で締められることとなる。歴史とは必ずしもドラマチックに進められるわけではないという至極当たり前の事実を叩きつけてくる。
    そしてラファウの人間性も少しフォーカスされたが、これには少々驚いた。
    ...続きを読む