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「チ。―地球の運動について―」
2024年10月~ NHK総合テレビ
声の出演:坂本真綾、津田健次郎、速水奨
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
地動説は美しい、命をかけても惜しくないほどに。
皆さんは地動説:太陽を中心として地球など惑星が回っているという学説を当たり前に知っているかと思いますが、それが当たり前ではない時代がありました。
それまでは天動説:地球を中心に太陽などが回っている説が当たり前という認識でした。
天動説は宗教的にも正しいとされ、それ以外の考えは異端思想であり、最悪火炙りの刑に処されてしまうこともありました。
この作品はそんな時代に生まれながらも、地動説の美しさを信じ、時代に抗った人々の物語です。
この作品の一番の魅力は地動説を信じ、己の意志を貫こうとする登場人物たちであり、読んでいて胸にこみ上げてくるものがあります!
歴史や科学好きだけではなく、現在に生きるあなたにきっと刺さる作品です。どうぞお手にとって読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
話は、全く違う展開を見せる。C教の教会の腐敗を追求し、C教正統派を排除する勢力の登場。
「異端解放戦線」シュミット隊長。主張は、神を信じている。人倫に汚された神を復活させること。そのため、C教正統派を弱体化させる。ただし、C教を否定し、すべての宗教を廃絶する自然主義者という。人間の作った神は信じない。シュミットの姿勢がスッキリしている。
教会は、人々に「勤勉で、謙虚で、質素に生きろ。それで救われる」という。
清貧を説きながら、自分たちは聖職売買で稼いでいる。たらふく食って、僧侶が酒を飲みクダをまき、貧民の女児や男児を買ってる。教会に豪華絢爛な装飾がなぜ必要か?信者に上下の階級が必要なのか?なんで救世主を殺した十字架が必要か?なぜ、この現状に黙って従わなきゃいけねぇんだという。
教会と信仰の価値を問いかける。それが、異端解放戦線の主張につながる。
西洋的な発想なんだね。日本的農耕文化だと、百姓一揆となり一過性になる。
そして、異端解放戦線の弟に殺された兄とその妻の娘、ドゥラカ。ドゥラカはおじさんに育てられる。学び成長し、近代合理主義で金儲けを徹底する。そして、死んだ両親のことで泣いていた。
おじさんは、「神は存在しない。考えろ。そのために文字を学べ。物知りになるためでなく、考えるためだ。そのことで、知性が宿る。それがあれば、とどまる勇気と踏み出す度胸が得られる。そして、空から、信念が生まれる」と解く。
おじさんの信念は、「信念を捨てても生き残る」だという。その意味は、後でわかる。
おじさんは、隠れ家に酒を溜めて、一人で飲むのが楽しみだった。そして、C教のアントニ司教に捕まる。交換条件で、女を差し出すと言って、ドゥラカを連れてきた。その落ち合う廃墟の机の中に本があった。その本は、オクジーのかいたものだった。それを読み切ったドゥラカは、頭に記憶する。
おじさんが、ドゥラカをアントニ司教に差し出すときに、ドゥラカは本を持っていた。
その本は何か?と問われたら、異端解放戦線の人たちが襲う。おじさんは殺され、アントニ司教が逃げる。第6集で受け継いだのは、オクジーの書いたノートだった。ドゥラカがどう変化するのか?
異端解放戦線のシュミット隊長らは、本を渡せという。ドゥラカは、その本を燃やして、全部覚えていると言って、結局異端解放戦線の本部に連れて行かれる。シュミット隊長は、ドゥラカに世界を揺るがす三つの発明、火薬、羅針盤、活版印刷について語り、ドゥラカの本を活版印刷で印刷することをいう。そして本部に着いたら、異端解放戦線の組織長は、なんとヨカレンカだった。おもしろい展開。
C教のやり方や体質に疑問を持つ人たちの存在、C教の弱体化も窺える。
Posted by ブクログ
神は理性の外、 自然にこそ宿る。
そもそも人は獣と然して変わらん。
知性を適切に扱う実力などないのだ。
半端な知性からは勘違いが生まれ、
勘違いからは悲劇が生まれる!
“自然な悲劇”は受け入れるが、
人が引き起こす“不自然な悲劇”は
あってはならない。
確かに 数が増える程 競争は激化するが、
その分 格差も酷くなる。
そしてそれは争いを生む。
この発想には弱者を救済する仕組みがない。
倫理を失った自由は混沌だ。
集団を動かす際は 常にそれを気にかけねばならん。
君は今から神に気を遣わなくていい。
寧ろ神に奪わせるな。感情の主導権も、生きる意味も。
“私は一生・・・ このままここで終わる運命なんじゃ。”
“信念がお前を導く。”
“知性が宿ると実行する勇気が沸く。”
「必要な時に必要な分だけ その場で作る。それで十分ではないか。
不自然に“楽”をしたいから人は争う。世界は混沌とする。」
「でも技術によって、救われる命もあると思うけど?」
「元々死ぬ運命だった命が不自然な力で救われる必要があるか?
人の命が 神の選択に優先されることなどない。」
「バカバカしい! それじゃまるで神の奴隷だ。」
「うむ。思い上がった人間より ましだ。」
情報の自由度が 社会の自由度に繋がる。
大昔、アカデメイアでは
思想の違うプラトンとアリストテレスが同居していた。
そういう開かれた場で、多様な意見が集まってこそ
理性は磨かれるーーーーー
以上はネタバレでは無いですが、
第6集に出てくる、深い名言の数々です。
本書のシリーズは全8冊ですが
とても内容の濃い、現代人向けの実践的な哲学書
だと私は感じました。
個々の登場人物が、出自も考えかたも価値観も違うのに、
それぞれ相互の関係性を通して自問自答しながら
生きかたを模索し続けていく。
その姿に感銘を受けました。
まだ読んだことのないかた、
漫画でもアニメでも構いません(どちらも、それぞれのよさがあり素晴らしいです)、是非ご一読ください、、、!
Posted by ブクログ
いつの時代においても、自分の属する団体や地位、利害関係に囚われず、フラットに物事を視る重要性を説いていて、その難しさを謳っていた。その阻害要因は、それこそ自分の属する何かかもしれないし、時代かもしれない。
今作は神について話される場面が多かった。もちろん神をどう捉えてるかは個人に委ねられているが、仮に信仰の共通化されたものであり、社会の当たり前に信じられている対象である世界線から、そこに一石を投じようとする活動には目を見張った。
今作では、この複雑とも言える主人公の行動に指針が与えられていて面白かった。
また後半では言葉についても取り扱われていたが、時が進んだプラスαの要素として、流布の仕方、お金を生み出す方法の模索に関して検討されていた。
それにしても、思想が登場する、言語化され継承される、消失するが幾度となく繰り返されている。かなり命懸けの攻防がどうなっていくのだろうか
「チ。―地球の運動について―」
2024年10月~ NHK総合テレビ
声の出演:坂本真綾、津田健次郎、速水奨
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少年・青年マンガ
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