あらすじ
俺はトガシ。生まれつき足が速かった。だから、100m走は全国1位だった。「友達」も「居場所」も、"それ"で手に入れた。しかし小6の秋、初めて敗北の恐怖を知った。そして同時に味わった。本気の高揚と昂奮を──。100mの全力疾走。時間にすれば十数秒。だがそこには、人生全てを懸けるだけの"熱"があった。
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ひゃくえむ
チ。―地球の運動について―でブレイクした漫画家「魚豊(うおと)」さんの作品。凝縮された感情の表現が特徴的でこころを動かされる。とくに何も考えず無思考で逃げていることにも忘れてしまっている漂流者には鈍痛のように響く作品。彼の漫画はそんな人間にとってAEDの装置のような作品だ。「大丈夫ですか?起きてください!」と彼は叫んでいるようだ。短距離走にかける高校生たちの熱い青春群像劇!主人公・十種(とくさ)の純粋なまでの速さへの執着と、個性豊かなライバルたちの存在が、読み手をグイグイ引き込みます。疾走感あふれる描写と、それぞれのキャラクターが抱える葛藤が丁寧に描かれており、陸上経験者はもちろん、そうでない人も胸が熱くなること間違いなしです!
半端ない緊張感
絵に気持ちというか魂というかがこもっているシーンがいくつかあり、綺麗事だけでない強い欲望や恐怖をえぐるようなセリフまわしも緊張感を増している。漫画を読んでいるだけなのに、息を止めているような感覚になった。
Posted by ブクログ
小学生で12秒台は確かに早い。
大人を経験してる私たちにはわかるであろう、その先に待ち受ける「壁」。
主人公トガシのセリフ、小学生のうちなら「そう」と言えるだろう。
小宮くんのオタク?ぶりとコミュ障ぶりがリアルでいい。
「熱」を持たず、「才能」だけ持ったトガシと、
「熱」はあるが、(まだ)「才能」を開花していない小宮くん。
これから関わっていく人たちによって、彼らがどう変わっていくのか。
センス
の塊です!魚豊先生の作品最高です。。本当に熱がある。狂気がある。びっくりするくらいハマっちゃいました。全巻買ったので楽しみです!
あっちゅう間に…
196Pってこんなに短かったっけ?
台詞が少ないから?
コマワリのせい?
よくわからないけど
あっという間に読んじゃった
なんか不思議な感じ
一点集中的人生
狂わされる~(*_*)
才能
ネタばれあり。
足が速いという才能。
中学で気付き始める、自分は頭打ちなのでは?ということに。
この漫画では指導受けてるとこほぼないからなぁ。
100メートル走のタイムに挑む物語。
何のために走るのか?足が速いとは?などの哲学的な問いかけも含めて描かれていて面白い。
ただ気になったのは小学生時代の会話が、大人びていて違和感を感じてしまった。
今時の小学生はあんなものなのかな?
萎える
なんかストーリー展開というか作品からほとばしる熱についていけませんでした。
この熱についていける人はハマるでしょうが、
私には合わなかったです。
ただの陸上に命がかかってるかのように描写されるのが大袈裟で
逆に萎えてしまいました。