魚豊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良かった
旬な陰謀論を当事者とインテリ側で戦わすシーンや「いかにも」な先生のキャラクターのせいで陰謀論漫画の印象だったが、最終巻まで改めて最初から通読した時、弱者男性の葛藤のストーリーで、陰謀論はむしろその素材に過ぎないのだとも感じられた。
憧れた女性との現実的なギャップに耐えられず、自分自身の容姿や能力を否定する過程が0.5巻までの表層弱者男性パートで、
ギャップを形成する社会そのものを否定しようとする過程が3.5巻までの陰謀論パートで、
陰謀論を失ってからの半年間は自分の容姿や能力を認めて(諦めて)、好きだと思う気持ちそのものを否定して(先生が定食屋で言わなかったことが本当はもうわかっ -
Posted by ブクログ
新たな探究者のもとに、地動説が引き継がれました。
地球は神がつくった特別な存在で、その周りを天体が動いていると考えられていた時代に、異端・禁忌である地動説に触れて、「天界は崇高で荘厳で偉大で広大で、そして地球と調和している」と感動する聖職者の姿は印象的です。
一方で、ネットには「地動説は数理的な理論の一つとして協会も理解していた面がある」という記述も見られ(それが正しいかどうかはわかりませんが)、本書で描かれているように地動説=異端・悪魔の手先ということで片端から火あぶりにされる、ということではなかったのかも? という気もします。
C教(キリスト教)を、旧来の考え方に凝り固まった「悪」とし -
無料版購入済み
ひさしぶりに見る本格派歴史コミ
転生や魔法ものばかりが多い歴史ファンタジーの中でひさしぶりに見る本格派歴史コミックである。命と名誉をかけてまで真実をそして何より「美しさ」を追求するやむにやまれぬ情熱を描き出している。
残念なことに絵柄が稚拙で動きが硬い。ストーリーがいいだけに惜しい作品である。