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Posted by ブクログ
社会的弱者と定義されるような男性の心情の変化を描いた作品。
チ。と共通して感じたのは
受け入れ難い不幸せに直面した時に人間は、
その事象を受け入れるための理由を求める。
やがて全ての事象には理由があり、それは神や見えざる手によるものだと信じることに繋がる。
ただそれ自体が悪いわけではなく、信じて救われるなら良い。
それでも、自分で見たこと、起きたことを歪めて解釈せず、思考することが大事だよって言いたいのかな。
良くSNSで見かける陰謀論とはなにか?良く見かけるデモはなにか?
"ヤバい人たち"と括って関わらず、深く考えないようにしていたことに対して、当事者目線で進むストーリーは、正直理解し難く、全く共感もできず、むしろ不快とまで感じたけれど。
リアルでむず痒く、とてもおもしろかった。
Posted by ブクログ
いわゆる「弱者」を描く描写が残酷なまでに細かく、心を痛めながら読み進めていきました。
私も裕福な生まれではなく、「強者」と会話する中で、生まれや環境、能力の差を感じ、劣等感に苛まれてひどく惨めになることがあります。
「そもそも住む世界が違うじゃん。ズルいじゃん」
そんな思いを、誰にぶつければいいのかわからない。やりきれなさを抱えて、モヤモヤすることがあります。
作中には、私自身もかつて経験したような、惨めさを感じるエピソードが細部にまで散りばめられていました。その一つ一つに、心臓を四方八方から刺され、抉られるような気持ちになりました。
(特に作中のお茶を飲むシーンは刺さりすぎて、一度漫画を閉じてしまったほど…)
だからこそ、主人公が陰謀論にのめり込んでいく様には強く感情移入し、物語に深く没入することができました。
もはや他人事ではない。これは、私の分身の物語なのだ、と。
この物語は、「努力して成り上がる」のではなく、「自分に正直に、できる範囲のことを精一杯やる」という、ある種の諦めを含んだ、それでもとても現実的な「生き方」を私たちに示してくれたように思います。
自分の弱さを認め、その痛みと向き合うことは、とても難しいことです。
だからこそ、作中のラストで、彼らが惨めに傷つきながらも、それでも互いにぶつかり合う姿には、もはや美しさすら感じました。
そんな彼らの姿に勇気づけられ、私も自分の痛みに立ち向かってみようと思える。
熱く、真っ直ぐで、闘う勇気をあたえてくれる。
そんな物語でした。
Posted by ブクログ
陰謀論にハマる過程をある意味で追体験しつつそのメカニズムを知れる一冊。個別の事象の説明ではわずかに説得力を伴うものが混じりつつ、陰謀論への反証に対しては「それが彼らのやり方」、「否定こそ肯定と同義でありむしろ証拠のようなもの」と反応し、対話不能。その実、何も積み上げなくても帰属欲求、承認欲求、自己実現欲求を一貫して満たしてくれるツールとして機能しているだけであるが、そうであるが故に、それ以外の日常でこれらを満たせない者にとってその魅力は絶大。ということか。
先生のキャラが良すぎる。特に「わいフェス」での動きと、その後の主人公との絡み方も最高。
最後は、きれいで甘いけど、納得の終わり方だったし、コンパクトで情報の詰まった良い作品だと感じた。
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少年・青年マンガ
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