藤井太洋のレビュー一覧

  • Gene Mapper -full build-

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    面白かった。DNAシーケンサ、DNAプリンタ、拡張現実など現在原形がある機器が登場するので違和感なく入れた。

    登場人物も、黒川、あっけらかんとしたハッカーのキタガワ、どことなくミリタリー臭のする金田などクセのあるオッサンばかりが活躍し若者の場面はないが、その分全体的に落ち着いた内容でイラッとくるところがなく楽しめた。

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    2016年10月12日
  • アンダーグラウンド・マーケット

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    ネタバレ

    冒頭、東京五輪直前という遠くない未来に1000万人の移民が来て中華系インド系の仮想通貨が流通し地下経済が誕生する、という設定がリアルすぎて引き込まれた。主人公の両親が家を手放す成り行きや非合法住宅に住む若者たちの描写もSFと思えず、妙に深刻になってしまう。サイバー犯罪のくだりは素晴らしい筆力。マイナス1は恵のマンガチックな暴力的態度。

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    2016年10月05日
  • Gene Mapper -full build-

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    近未来の世界、人々は拡張現実の空間で感情も言動も補正された状態でアバターを通して会議する。そして地球上の食料難を解決するため、遺伝子組み換えではなく、一から作物のDNAが設計されている世界。ある日主人公がデザインした農場でバイオハザードは起きた。言葉に慣れるまでが少し読みにくかったがなぜか場面はわりと楽に想像できた。地球上の生き物の一つである人間が、他の生き物の遺伝子プログラムに手を出すのは時間の問題なんだろうか。しかもその中に自死プログラムまで組み込んで操作するとは末恐ろしい。映画化したら見応えありそうな作品です。

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    2016年08月14日
  • アンダーグラウンド・マーケット

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    ネタバレ

    仮想通貨『N円』を使って生きる移民と若者たちの地下経済。東京オリンピック前の労働力として緩和された移民政策や新卒一括採用からこぼれ落ちた若者、なにやらすでにアンダーグランドでは実在しているんじゃないかと思えるリアル。続編が出来そうなエンディングに最後まで楽しめました。続編希望です。

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    2016年08月14日
  • ビッグデータ・コネクト

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    ネタバレ

    一般的に時給換算となる職種の人はコスト意識が低い。プログラマやSEではさらに、自分は特別という思いが強くなり、仕事を抱え込む傾向が昔から高い。プライドからサービス残業となっている場合もある。さらに、業務形態も孫請け、曾孫請けなどざらにある。本書では雲孫(ウンソン)、耳孫(エルソン)など何語だと思わせる請負まで。。やはり、IT業界で儲かるのは人材派遣か、丸投げして中間マージンを搾取するしかないのであろうか・・・
    武岱は、XPウィルスの作成者の疑いをかけられ、普通の社会人としては生きられなくなってしまった。復讐のため真犯人を一人で暴こうと、巨大な陰謀と戦う。その姿は、ハッカーらしからぬ鍛え上げられ

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    2016年07月24日
  • アンダーグラウンド・マーケット

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    今からほんの数年で東京がここまで多国籍化するかどいうかはわからないけど、描かれている状況はかなりリアルに感じました。スマホでの決済が当たり前になってくれば、確かに日本円にこだわる必要ななくなっていくかもしれない。
    この本で描かれている2話だけでは少し物足りないかな。視点や観点を変えて、もっと描き続けて欲しい世界観ですね。

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    2016年07月21日
  • ビッグデータ・コネクト

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    昨今いろいろIT系で話題になったキーワードをちりばめつつ、 外字や業界の下請け構造みたいな泥臭い部分を うまくつなげて一つの事件にしている。
    ちょっと超人じみたところがあったり、危機感を誇張しすぎている感はあるけれど、ありえなくもないIT的なSFとしては楽しめるかな。けど、興味のない人にとってはまったく???な感じで、読む人を選ぶと思う。

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    2016年05月22日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    文句なく面白かった。伊藤計劃と同時代のSF作家はこういう世界を作る ということがよく知らされたと思う。第三世界、AI、ドローンなど共通アイテムを持ちながら、それぞれが興味をそそられつつ読んだし、短編ながら充足感があった。
    長編が気に入らなかった某作家が、意外にもここではめっぽうひきこまれるものを読ませてくれたのも発見だった。

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    2016年04月12日
  • Gene Mapper -full build-

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    最近TEDにはまっていて、YouTubeで何本も見ていたら、へー電子書籍作家の作品って読んだことないなぁ。と興味を持ちました。

    ふだんはSFものは苦手なので、序盤は想像して読んでいくので時間もかかりましたが、気づいた時に夢中で読んでました。たしかにいつかこんな世界が来そうと腑に落ちました。

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    2016年03月19日
  • Gene Mapper -full build-

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    最初ルビの多さや拡張現実の表現がとっつきにくかったがそれをなんとかイメージできるようになると俄然面白くなってくる。ちょっと違うかもしれないけど攻殻機動隊的な世界?

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    2016年02月28日
  • ビッグデータ・コネクト

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    ある程度、IT業界を知ってる人は面白いが、あまり一般的でない気がする
    ブダイがそもそも何者なのか、設定に無理がないか?
    個人的には続きとか読んでみたい

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    2016年02月24日
  • ビッグデータ・コネクト

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    面白かったけれど、期待していたほどではなかった。
    GeneMapperがすごく面白くて、期待し過ぎていたのかもしれない。
    前半のテンポがあまり良くなくて、なかなか読み進められなかった。
    後半はエンジンがかかったかのように面白くなって、読後感は良いのだけれど、前半の印象が残ってしまっていて残念。
    160122

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    2016年01月22日
  • Gene Mapper -full build-

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    遺伝子操作により作られた穀物が枯れるはずがないのに枯れてしまう。浮かび上がる陰謀と遺伝子操作の弊害。
    あとほんの少しの未来だと思われる時代が舞台のSF。時代背景がよく描かれており仮想現実やアバターなどはとても便利で羨ましい。ハードSFではないものの色々な設定は理解しきれない部分もあり、人によっては苦手かもしれないが、ロジックを理解しなくても充分に楽しめる。

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    2015年11月06日
  • Gene Mapper -full build-

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    遺伝子操作植物を巡るストーリー。
    SFにしては地味そうなテーマだが、世界観も近未来的世界しっかりと作り上げられており、楽しめた。これが元は電子書籍の個人出版の本だというから驚き。

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    2019年01月05日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    読んでてダルくなる話が多いなと思ったのは私の読解力のせいとして…。未明の晩餐とフランケンシュタイン三原則はとても素敵な香りがしました。

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    2015年10月17日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    収録作のどの作家の作品も読んだことがない
    と思うけど、トリビュートという縁で知ったからには
    少し手を出してみようか、と思うくらいに
    どの作品も面白く読める。
    勿論、伊藤計劃という対象があってのことだけど。

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    2015年09月24日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    SFって踏み込んでしまうとエラいことになりそうで、星新一→筒井康隆→清水義範、小林恭二以外には手を出さないようにしてました、伊藤計劃まで。まぁ伊藤計劃も「ハーモニー」「虐殺器官」「屍者の帝国」しか読んでないけど。
    というSFあまり読まない人間の感想。一番伊藤計劃っぽいなと思って気に入ったのが藤井太洋、次が柴田勝家かな。機械による戦争というか殺戮への反発、中国辺境のムスリムテロリストとか伊藤計劃好きそう、と思いました。どうもファンタジー系は苦手みたいで伏見完と仁木稔はちょっと苦手。王城夕紀と長谷敏司は単独でおもしろいけど、前2人も含め伊藤計劃あまり関係ない印象。
    伴名練は屍者の帝国のスピンアウト

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    2015年09月16日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    ネタバレ

    伊藤計劃をテーマに、影響を受けた作家たちが集まったアンソロジー作品。

    伊藤計劃の作品、虐殺器官、ハーモニー、メタルギアソリッド、屍者の帝国とどこかで繋がるようなとても面白い素晴らしい作品が集まった。

    テクノロジーが人間をどう変えていくかを追求しているらしいが、あまりそこにこだわることなく、伊藤計劃が内包しようとした世界観にワクワクしつつ集まった新しい作家たちの物語を楽しむだけで良い作品だと思う。

    個人的に「未明の晩餐」が秀逸で、テクノロジーと人間との関わりはもちろん、退廃した未来の東京を描くSFらしさ、その世界観における人間模様、食の話を中心にし、その全てが綺麗にまとめられている。

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    2015年09月13日
  • Gene Mapper -full build-

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    非常に面白かった.遺伝子設計された作物が普通に出回っている近未来の世界が舞台で,主人公が設計した作物に異常が発見され,その原因を究明する,という話.仮想現実ではなくて拡張現実であったりと出てくるガジェットがスマートな感じがする.

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    2018年10月07日
  • オービタル・クラウド 下

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    要所要所で盛り上がるポイントがあって最後まで楽しく読み通すことができた。トントン拍子といえばそうなのだけど、そこはエンタメとして割り切った。
    主要な登場人物の和海と明利が米軍所属部隊とかCIAでも対処できないものをなんなくクリアしていくのはもう目をつぶるしかない、だって天才だし!ジャムシェド博士がいきなり裏切ったのが一番びっくり、そんな兆候微塵もなかったのに。人の気持ちはわかりません。
    黒崎が個人的に好きだけど、完全脇役で、最後の場面いなかったのは悲しい。関口と会話してくれよと思った。

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    2026年05月24日