藤井太洋のレビュー一覧
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バディものを想定していたら、不仲でした。中盤まではアレですが、そこから終盤への追い込みは勢いがあって、良かったです。私の知っている限りだと、4次受けが最大ですが、再派遣は日常。忙しいくらいで、あの人はそこまで壊れるか?と思える人は幸せです。Posted by ブクログ
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藤田太洋初めての警察モノ。当然ITがらみの話はどんどん出てくる。以前、ウィルス作成の疑惑で誤認逮捕された容疑者が犯罪を明かしていく。面白いキャラクタが揃ってるのでシリーズ化を期待したい。Posted by ブクログ
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マイナンバー制度、冤罪事件、マスコミの偏向報道、警察の横暴捜査など、現実に今起きている、また今後起こりうる問題がてんこ盛り。
その上で、物語としてエンターテイメント性抜群で一気読み。Posted by ブクログ -
XPウイルスの事案で逮捕されたが最終的に不起訴になった武岱修.弁護士の赤瀬香歩里と一緒に行動している.彼にコンポジタのプロジェクトの中心になっている月岡の切断された指が送られてきた.万田や綿貫が行う警察の捜査に協力する武岱.コンポジタに乗り込み月岡の同僚の内藤や中国人の劉が会う.最終的にはコンポジタ...続きを読むPosted by ブクログ
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これも面白かった。
gene mapperの話がメインなのだけれど、ところどころに出てくるギミックが、それだけしか出ないなんてもったいない、という感じで使い捨てられていっていた。
このお話で作り上げられた世界観で、いくつもお話が出来上がるのではないかと思うし、それをもっと読みたい。
150712Posted by ブクログ -
セルフ出版とはいえ多くの人の目と校正を経ている本書は、相変わらずの安定感で安心して読める数少ない自主出版本です。インタビューと編集後記が毎回楽しみで今回も読み応えがあり、面白かったです。ぜひ皆さんも読んでみてください。
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直訳すると「もう一度核を」。恐ろしいタイトルである。
原爆テロを予告する動画が日本政府に届けられた。その時に向かって、各国の組織が、日本の警察が動き出す。
緊迫感溢れるストーリーである上に専門用語がバンバンと飛び交うハードなストーリーだ。かつてテロリストが米国内で核テロを企てる『ピースメーカー』とい...続きを読むPosted by ブクログ -
現代東京、しかも時は2020年3月。
東京オリンピックを目前に控えた国内の混乱を具体的に描写しており、舞台描写はこの上なくリアル。
対して、そこで展開されるイスラム圏やCIAを巻き込んだストーリーは壮大で。
このリアルさと壮大さのギャップにイメージを刺激される。
突っ込み処はいくつもある。
例えば...続きを読むPosted by ブクログ -
良質なノンストップサスペンス。専門用語が多いが、犯人側の目的も、止める側の目的も明確。重要人物は経歴などの背景が過不足なく書かれてて感情移入しやすい。ラストも良い!映画化したら面白いと思う。Posted by ブクログ
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ヌークとは「核」。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを経験した日本で、2020東京五輪を目の前にした東京で「核」をもう一度というあらすじで、テロ組織とそれを追う者たちの時限サスペンスの物語構造。
重視されているのは2020東京のリアルタイムであることと、核爆弾の設計製作仕様のリアリティにあるように思う。
...続きを読むPosted by ブクログ -
和海がスーパーマンすぎてそんなにトントン拍子に上手くいくのか、という気もするけど、技術と理解力でアメリカを巻き込んで活躍する感じ、かっこよかった。流し読みだったので、スペーステザーがどういう仕組みでどんなものなのかイメージが把握しきれなかった。Posted by ブクログ
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藤井太洋さんの本は、知らない世界に自然と連れていってくれる。一気読みしてしまう。ITのエンジニアとか、中国の不可解さとか、システムネットワークとか、全く未知なのに、知りたい欲を楽しく満たしてくれました。Posted by ブクログ