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Posted by ブクログ
おもしろい!
日本SF大賞受賞の傑作長篇、と裏表紙には書いてあって期待を持たせられたのですが、上巻を読み終わって思ったのは、SFのジャンルを飛び越えて面白い!ということ。
※念のため、SFは大好きだし、低く見ているということも無いです。歴史小説だろうがビジネス書だろうが、なんかもう普遍的に面白いな!的な驚きと興奮がある本だと言いたい…
最初は別々の出来事に見えていたそれぞれの情景が、物語が進むにつれて徐々にリンクしていき、ジェイソン・ボーン的なスピード感や緊張感が生まれてきて…の途中で上巻は終わります(笑
登場人物も今のところ非常に魅力的で(ちょっと全員スペック高すぎ感はあるのですが)、カッコいい。上巻だけで2箇所ほど「うおー」ってなったシーンが。。
理論やIT、諜報関係等々の考証は私には検証不能ですが、よくぞここまで贅沢に盛り込んでくれた、という印象です。かつ、決してこれらの要素にストーリーが振り回されることなく、上手く調和しているのが素晴らしいところ。
下巻が楽しみですが、同時に上巻を読み終わった時点で自分の中でのハードルが上がりすぎてしまっているのでそこが心配。。
Posted by ブクログ
刊行した時点では約5年後の未来が舞台だが、
まぁいわば現代と言っても差し支えない時代を舞台にしたSF。
2020年、流れ星の発生を予測するWebサイト『メテオ・ニュース』を
運営する木村和海は、イランが打ち上げたロケットブースターの
二段目『サフィール3』が、大気圏内に落下することなく
逆に高度を上げていることに気付く。
シェアオフィス仲間である天才的ITエンジニアの沼田明利の協力を得て、
サフィール3のデータを解析する和海は、
世界を揺るがすスペーステロ計画に巻き込まれていく。
まず基本としてロケットが飛ぶ仕組みがわかっていないと訳がわからない。
前半はとにかくセットアップのための説明が続いていく。
丁寧に設定の詳細だったりを説明してくれるのだが、
専門用語のオンパレードなのでもうちんぷんかんぷん。
宇宙工学にもIT関係にも疎いので、頭の中で画を浮かべるのに苦労する。
まさにSFあるある。興味がないと脱落してしまう。
だが中盤以降、異変に気付いた和海と明利に対して
テロリストたちの魔の手が伸びていく辺りからグッと面白さが加速する。
想像の遥か上を行くスケールのデカさに期待感も膨らんでいく。
よくこんなことを思いつくものだと感嘆の声をあげてしまう。
さて、下巻へと。物語はまだ全貌を見せていない。
どう展開していくのか、期待で胸が膨らむ。
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