藤井太洋のレビュー一覧
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東京に原子爆弾を仕掛けたテロリスト。予告時刻は3月11日の午前0時。それを阻止するため、公安部やCIAが動く。
題名の「ヌーク」とは核という意味。東京に原子爆弾を仕掛けたということで、それぞれの登場人物にスポットをあて、同時進行で物語が進行するので、昔の「24」を見ているような躍動感がありました...続きを読むPosted by ブクログ -
カチッ、カチッ、カチッ……
まるでドラマ『24』のように、短期間で時系列、複数場面の同時進行が、読む人を夢中にする。
夢中になり過ぎて、久しぶりに帰宅時にひと駅乗り過ごすとこだった。
2020年3月6日から11日までの5日間のお話。ーー「東京に核爆弾⁉︎」
多くの人が昨年3月にリアル読書を試みた...続きを読むPosted by ブクログ -
原爆テロ予告、爆発は2020年3月11日。3Dプリンタやネットワークを駆使した現代ならではの爆弾作成や材料調達を始め、物語は妙にリアルだ。映像を見ているように600頁を夢中で一気に読んだ。テロリスト各々の事情、阻止する側の思惑、面白かった、と素直に言っていいか迷うほどメッセージ性は高い。「One m...続きを読むPosted by ブクログ
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東京のど真ん中で原子爆弾を爆発させようと試みる但馬樹(たじまいつき)とサイード・イブラヒムだが、二人の目的は微妙に違っていた.長崎型の原爆を日本で組み立てるという難題を彼らは難なくこなすが、中核になるプルトニウムの純度が問題になる.20 or 70%.但馬は20%でも起爆させることを企画して3Dプリ...続きを読むPosted by ブクログ
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オリンピックの年の3.11、オンタイムで読むことを想定された本作は、コロナによってすっかり世界線が変わってしまった後でも十二分に読むべき本、映像化すべき作品である。
世界的に見てぬるくてチョロい国である日本は、これからますます困窮していく世界において、真っ先に紛争ターゲットにされ得るカモ国家だ。
規...続きを読むPosted by ブクログ -
あっこれはこの3月に読むのがリアルタイムベストでしたね…!
「核をもう一度」か…。
テロに関わった彼女らのそれぞれの立ち位置と理由……。
相変わらず藤井氏の長編は映画のようなドラマチックな盛り上がりが良いな。
ぜひ実写化を、といつも読後に感じるのだけど解説・説明が難しいかなあやはり。
東京五輪を控...続きを読むPosted by ブクログ -
被爆者として、核の恐怖を世界に知らしめたいムフタール・シェレペット。
途上国の悲惨な現状を先進国に知らしめるため、使命に燃えるイブラヒム。
放射能のプロフェッショナルとして、事態の収束にあたる舘野とそのチーム。
日本国内でのテロ行為を未然に防ぐために奔走する、警視庁公安部。
そんな彼ら/彼女らを全...続きを読むPosted by ブクログ -
なるほどなあ……とか思うくらいノンフィクションに感じた。現実に同じような事が、国内で起きているんではないかと思わせられたが、現実はどうなんだろう。ネットセキュリティーとか、プログラムとか、本当に分からない世界なので、全て信じてしまいそうだ。
ストーリー的にはブダイというキャラが個性的で印象的。
刑事...続きを読むPosted by ブクログ -
友人に、SEが居ます。彼の言動の原因が、この本を読んで、なんとなくわかった気がします。病んでるなぁ・・・
って言うか、描かれている事が、余りにも“リアル”なので、不思議な感じがしたんですが、それはそう、著者が、元々ソフトウェア会社に勤務していたので、その経験が活きているんでしょうね。
ただ、ちょ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。各分野のプロフェッショナルが集結し、それぞれが死力を尽くして戦う構図が熱くてかっこいい。SFでありサスペンスであり、そのどちらの視点からも素晴らしいエンタメ作品として楽しめた。
ただ、主人公チームの能力がほとんどチートと言っていいほど高すぎるために難問が難問として機能しておらず、ただ主人...続きを読むPosted by ブクログ -
若者の貧困をテーマの一つとして描かれていますが、そこを力強く駆け抜けていく姿に希望を抱ける良作です。仮想通貨が世界中を席巻していますが、日本ではまだまだ広がっていないし、僕自身まだpaypayもLinepayも使っていません。なんとなく必要性を感じていないからというのが大きいです。それでも殆ど買い物...続きを読むPosted by ブクログ
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個人的に大好きなジャンル。農学と生物学(遺伝子工学)と、プログラミングが合わさった話。
ジーンマッパーとして、遺伝子をプログラミングすることを生業とするフリーランスの主人公と、遺伝子組み換えではなく、遺伝子からプログラミングされて作りだされた植物の話。
何故か、緑の革命を思い出しました。多分作物の名...続きを読むPosted by ブクログ -
拡張現実、遺伝子デザインされた作物が広く行き渡る未来。
遺伝子デザイナーは大手企業に依頼されて手がけた自身の仕事、稲のデザインに不備があったと告げられる。企業のエージェントとともに原因究明に乗り出すが・・・
思っていたより楽しく読めました(当初はもっと難しいかと思ってた)。
拡張現実のギミ...続きを読むPosted by ブクログ