碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いい本だった。読んでよかった。
彩加が店長を務める取手店が閉店してしまう!
まだ始まったばかりという印象だったので、私も少なからずショックを受ける。
開店準備から書店員の確保、棚の工夫、お客の確保、売り上げなど、つい5巻でやったばかりではないの!!
閉めると聞かされた彩加の悲しみと、そこからの閉店準備を思って心が傷んだ。
閉店とはこんなにつらい作業だったのか。
そして小説のアニメ化、コミック化がこんなに大変な作業だとは想像もしなかった。
原作者、担当編集者、アニメーター、漫画家。意地と作品への愛情のぶつかり合い。
これからノベライズ本や映像に触れる時に重みを感じそう。 -
Posted by ブクログ
食堂に来るお客さんとのやりとりを期待して読み始めたら、まさかの料理教室ものだったという。この作家さんは初めましてでしたが、どうにも主人公が好きになれないタイプでしたね。料理教室の助手を務めているとはいえ、参加者のプライベートに立ち入りすぎ(理由があるにしろ、盗撮はやりすぎ)だし性格がちょっと…ある意味リアルなのかもしれませんが。物語は主人公目線で語られるものですから、ちょいちょいうーんとなりながら読み進めていきました。それでもストーリーは面白かったです。靖子先生の観察眼には驚かされるばかりでした。えっ?全然わかんないのに先生はわかってるの?先生すごい!ってはしゃぐ主人公と同じ気持ちになれて、楽
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Posted by ブクログ
東日本エリアマネージャーになった理子が仙台の老舗書店をリニューアルオープンさせるところから始まる。被災地や被災者の現状も展開するので、大して影響がなかった私でもチリチリするものがある。
ちょうど仙台旅行へ行く新幹線とアンパンマン ミュージアムとホテルで読んだのが偶然にしてはタイミングがよい。
震災当日何をしていたか、直後に行った東北出張、あちこちの家でブルーシートがはられた屋根、岩手県で見せてもらった更地となって何台もの重機が動く海岸など、いろいろな物を思い出す。
何の支援もできないけど、本文にもあった、東北に行くことだけでも支援になるという言葉を信じて旅行します。
市街の本屋さんには寄