【感想・ネタバレ】書店ガール 5 ラノベとブンガクのレビュー

あらすじ

取手駅構内の小さな書店の店長に抜擢された彩加。しかし意気込んで並べた本の売れ行きは悪く、店員たちの心もつかめない。一方、ライトノベル編集者の小幡伸光は、新人賞作家の受賞辞退、編集者による原稿改ざん騒動などトラブル続きの中、期待の新人作家との打合せのために取手を訪れる。彩加と伸光が出会った時、思わぬ事実が発覚し……。書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第五弾。文庫書き下ろし。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前作を読んでからずいぶん時間がたってしまい、登場人物などすっかり忘れていましたがしっかり世界観に入れました。
テンポも展開も良く、店長の苦悩もありありと感じ。そしてこのシリーズを読むといつもすぐ本屋に行きたくなる。笑

解説で作者が昔編集者だったことを知り、なるほどと感じました。

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2025年04月21日

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今回からは駅中店の店長になったアヤカと、アキの旦那の伸光が主役。
駅中店でも個性を出して頑張りたいけどなかなか上手くいかない中、アルバイトともだんだん打ち解けてラノベとかで繋がるアヤカは応援したくなるし、転職した伸光もラノベ編集者になって奮闘。新しいレーベルを立ち上げる大変さと、それでもいい作品は人を動かすのが伝わってきて、そこにみんなが熱い気持ちを持ってるのに感動

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

このシリーズにすっかりはまっています。この巻ではまた違う人物がメインキャラとなって、ラノベ大賞作品の出版までの奔走が描かれています。バイトと社員のやりとり、近隣本屋の店長どうしの集まり、編集者と作者のやり取りなど、リアルで面白く読みました!

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2025年02月20日

Posted by ブクログ

やっと続きを読むことが出来た。
そしてやっぱり面白い。
本屋さんの世界だけではなく、本が出版されるまでの過程、働く人にもとめられる事、仕事とは何なのかがズドンと落ちてくる。
普段当たり前のように手にしている本はこんなに色々な事があって読むことが出来るのだと思うとますます本が好きになる。
本が好きで良かった。

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2022年11月05日

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ネタバレ

「作品の力ってヤツ」伸光が何度も口にする。

作品っていうのは不思議です。作家が編集者が、最良の作品を作ったと思っても、売れるものもあれば、そうでないものもある。売れる作品を読者が手にしても、嵌るものもあれば、そうでないものもある。
きっと、作品を作る時は、誰も(作家も編集者もイラストレーターも)手を抜こうとは考えない。読書子も、時間的・環境的・金銭的制約のため、すべての作品を読むことはできないゆえ、厳選を重ねて手にする。それでも、途中で投げ出すものも少なくない。
ラノベはわからないけど、発行時はそうでもなくても、何年かして爆発的なヒットになるものも少なくない。たまたま再読した時に、ぐっと”嵌る”一冊も少なくない。読み手の琴線や経験値にも依存するのかもしれない。これも、作品の持つ”力”なのかもしれない。

”作品の力”は、購買までのパワーでしょうか。読者が会得する感情を誰かに伝えるパワーでしょうか。さらなる次作へ期待を載せるパワーでしょうか。作家へ作品へ抱く期待。そんなものが”力”になるのかもしれないと、感じる。

エンディングの彩加さんとお父さんの場面、かける言葉は、きっと、、「お父さん自身の夢、まだこれからでも遅くないんじゃないですか」

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2022年03月15日

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ほっこり、とてもよい話だった。
家族の話も、逆境に打ち勝とうと頑張る話も、
人間関係のしがらみとかある中でできることを
ただ一生懸命やって掴み取る成功は素晴らしい。
汗水垂らして働きたいと思った。

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2021年04月26日

Posted by ブクログ

駅中本屋へ行った彩加ちゃんの話であることは、本の紹介文に書いてあったので知ってたけど、予想外の展開やった…。
もっと、彩加ちゃんが理想と現実のはざまでもがく話かと思ったら、全然…。この子、めっちゃ逞しいっていうか、ドライっていうか、うん、だから、今時の若い子ってしっかりしてるな~の象徴やった…。天晴

愛奈ちゃんは前巻にも登場していた同級生の男の子とお付き合いを始めたのね…。うふふ。いいなあ。こうしてみると、西岡さんや亜紀ちゃんの問題に比べると、彩加ちゃんや愛奈ちゃんのそれはまだ刹那的というか、一時的というか、まだまだ「やりなおしはできる」範囲のような気もして、そこもいいなあ。

とりかえしがつかない失敗の話なんて読みたくないし、また、それこそ可能性があることが当たり前すぎて可能性の意味すらわからないときっていいなと思うので…。(年を取ったな…)

とはいえ、著者のお仕事小説はもうすこし骨太なので、彩加ちゃんと愛奈ちゃんの話だけでは「ふーん」と、終わりそうなところに、まさかの小幡(夫)の編集部の話がくるとは…。
こっちがかなりおもしろかった。また、ここが彩加ちゃんに繋がっていく課程もすっごく楽しかった!
もしかすると、シリーズ一作目の次に面白かったかもしれない。

解説を読むと、著者は編集部で働いていたとのこと。な、納得~。そりゃ書店のことも、編集のことも、営業のこともここまでリアルかつエンターテイメントに書いてくれはるわ! ありがたい。

本を読むということには訓練がいるのだそう…。えっそうなのか。
でもわたしは、ライト文芸、ライトノベルしか読まない。果たしてそれで「読書をする」って言うてええんかなと思うときはときどきあるけど(ライト文芸がアカンとは言うてへんけど、読書家の方から見るとライト文芸およびライトノベルは本に非ずっていう勢も確かにいるとは思うので)、でもまったく読まない人も世の中にはいるんやもんね。

そう思うと、時間を作ってせっせと文章を読むっていうのは、少数派というか、「誰でもやる趣味」ではないのかもしれへんなあ。
ついでに、自分で文章を書くっていうところも加えるとなおのこと少数派になるのかもしれへん。

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2020年09月12日

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シリーズ4まで読んでしばらく止まっていたが、
5をよんでみた。
まあまあ面白かったが、ライトノベルが自分には合わなかった。
やはり小説だからか話しが上手くできすぎている。
心に残ったところ
何がその人のこころに響くのかはわからない。
ただただ娯楽のために読んだ物語の、ほんの一フレーズに、こころを解き放たれるなこともある。
そういう出会いがあれば、その本はその人にとっては黄金の価値を持つ。
これは本に限らず映画、テレビでも同じと思う。

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2025年09月10日

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今回はシリーズ4から主役の彩加と
亜希の夫信光の話がメインだけど、
どちらというと編集者の信光が柱。

ラノベの新人賞を受賞した1冊の本を爆発的ヒットに繋げようと編集者、作家、書店員が一致団結して奮闘する姿を書店ガールの彩加と
編集ボーイの信光の視点で描かれています。

 編集者視点は著者がラノベの編集者をされていたのでリアルな現場の雰囲気や気持ちが伝わってきました。
信光は前の出版社でも大変な目にあっているので今回のトラブルもヒヤヒヤさせられました。
もしかして、くび?なんてことも!
一方、彩加の小さな駅ナカ書店も苦戦を強いられるが、そこはさすがカリスマ書店員、アルバイトの子達を巻き込んで活気づいていく。
一冊の本を爆発的ヒットさせるために
彩加と信光が協力し本の輪が広がっていく様は読み手を惹き付けワクワクさせられます!
実在する本や作家が登場したり、知らなかった本に出会えるのもこの本の楽しみの一つ!

私達読者のために頑張っている書店ガール、編集ボーイに感謝感謝です。
彩加の恋の行方、愛菜の今後も
気になるところ。
理子と亜希の最強の二人の活躍見たかった!
シリーズ6に期待!!

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2025年06月04日

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順調に見えても時として様々な壁が立ちはだかる

でも、必死になってその壁を乗り越える努力をする事で新たな道が開ける

そこにはとても素晴らしい未来が!

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2025年05月09日

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安定の面白さ。
駅中書店、今度見つけたらのぞいてみよう!
本屋さん、もっとじっくり丁寧にのぞかなきゃ失礼だ!つい、そう思ってしまうような作品。
このシリーズは全部そうだけど…。
久しぶりに本シリーズを読んだけど、やっぱり面白かった。『インドクリスタル』読みたくなった。

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2025年03月10日

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シリーズ5番目だけど、このシリーズ自体初読でした。名前だけはうっすらと知ってる気がしたら、昔ドラマ化されていたんですね。

書店と出版社の事情がよくわかり、一気に読めました。時代の流れはちょっと感じるかな。いまの現状はどうなんだろうと気になります。

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2025年02月06日

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今回も読みやすくさくさく読めてしまいました。
書店員と編集者、お互い仕事は違いますが通ずるものがあるのだなと今回のおはなしを読んでよく分かりました。
それぞれの目線で同じ目標に向かって頑張っている2人がとってもかっこよかったです。

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2024年12月18日

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シリーズ第5作目。今回は前回登場した彩加が取手店の店長となりそこに小幡亜紀の夫伸光が関わっていく。1冊の本を売り出すために作家や編集者や書店員が一丸となっていく痛快お仕事エンタテインメントでした。理子の登場がなかったのが残念でした。

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2024年08月25日

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取手に赴任した彩加とラノベの編集長になった伸光の話。

伸光のラノベの大賞の原は、彩加の書店でバイトする田中だった。

色々な問題に直面しつつ、原の作品をヒットの導く様が楽しかった。

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2024年07月30日

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今回は仕事に対する取り組み方がメイン。

軽く読めるものの、しっかりとしたストーリー構成で最後は円満解決と、水戸黄門パターン。取手だけに。

西岡理子は名前のみの登場になったが、次作での登場期待したい

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2024年04月22日

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店長とアルバイトがお店を作り上げる過程や、
作家と編集者、営業、書店員が作品を生み出す過程にワクワクした。
5巻まで読み進め、理子さんが出てこないのが残念ではあったが、意外にも結構好きな一冊。

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2023年09月20日

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ネタバレ

宮崎彩加
取手駅改札内「本の森」の店長。こだわりの文芸棚を配置し、工夫を凝らすが売り上げには結びついてない。
昼間のワンマンオペレーション時に万引き騒ぎも頻発し疲弊気味。サラリーマン風の常連客の純文学の知識の深さに触れ、天狗の鼻を折られるように文学への浅い関わりに気づかされる。

中谷茂之
本部の統括部長。

小幡亜紀
新興堂書店本部マーチャンダイジング部勤務。三歳になる息子の光洋には親バカ的に接する。

小幡伸光
大手出版社の編集者。ライトノベル編集部、ライトノベルレーベル「疾風文庫」編集長。今の会社にコミック編集者として採用されたにもかかわらず、編集長ときてライトノベルを担当することになった。新興レーベルである疾風文庫のPRと新人発掘のために新人賞を企画。大賞の原滉一を担当することになる。

田中幹
都内の国立大学を六年目で中退。携帯代を止められ仕方なく彩加の店のアルバイトに応募し働き始める。勢いで書いた作品を「原滉一」のペンネームで疾風文庫の新人賞に応募し大賞を受賞する。コミックやライトノベルに詳しく、彩加の新しい棚作りを助ける。

戸塚健太
彩加の店と同じチェーンの柏店店長。本屋大賞参加スタッフのひとり。彩加より一回り近く年上の彼を心の中で「柏のムーミン」と呼んでいる。
しかし彼の仕切る柏店は本屋大賞とは無縁そうなラノベやボカロ本が目立つ所に陳列されている。彩加は彼をひそかに「柏のムーミン」と呼ぶ。

松江和幸
疾風文庫の編集者。契約社員。もともとコミックやラノベのファン。本多光流の原稿を勝手に校正し、「原稿書き直し事件」と炎上す?。
責任を取って編集部を辞めようとするが伸光に留意され作家に関わらないホームページの管理業務などを担当する。

森野哲平
疾風文庫の編集者。正社員。世田谷の大きな家に両親と祖父母と住んでいるおぼっちゃま。おっとりした素直な性格だが、おっとりしすぎて仕事はいろいろポカをする。部長のひとことで佳作の神谷傑の担当になる。

相馬大輔
ライトノベル編集部の部長。五十代後半。

黒田吾郎
ライトノベル編集部の契約社員。

天野賢斗
ライトノベル編集部の契約社員。

高遠夏音
疾風ノベル大賞選考委員。三十代の紅一点。

狩野雄二
疾風ノベル大賞選考委員。三十二歳。島根の作品に触発されてこの世界に入った。

島根峻
疾風ノベル大賞選考委員。四十代後半。

高梨愛奈
新興堂書店吉祥寺店の元アルバイト店員。書店への就職はできなかったが、出身校の私立中学の司書教員としての採用が決まった。

太田英司
沼津でトルコパン専門店を営む。彩加の彼氏、正確には片思い。

山根文博
ライトノベル業界でもヤシ手で知られる編集者。手がけた作品を何本もヒットさせ、メディアミックスでも成功させている。

神谷傑
疾風文庫の新人賞で佳作を受賞した。白白で気の弱そうな顔をした二十歳そこそこの若者。

三浦由季奈
彩加の店で働く学生アルバイト。お洒落がいちばんの関心事のような子だと思っていたがが、彩加がこだわりの文芸棚を片付け「女子のための本棚」を作った際に自分のBL好きもカミングアウトする。

宮里香南
彩加の店のアルバイト店員。ケータイ小説が好き。彩加に「文学的な本しかダメ。やたら難しい本知っていてそういう本しか仕入れない人だと思っていた」と指摘した。

本多光流
松江が担当している作家。四十代後半。ライトノベルがいちばん売れ行きがよかった九〇年代半ばにデビューし、それがヒットして十巻を超えるシリーズになったがそれ以降はヒットに恵まれず、あちこちのレーベルで単発の作品を書いて作家生命を繋いでいる。原稿書き直し事件の被害者。自分に断りなく原稿に赤字を入れたことについて激怒している。

田中幹の母親
専業主婦。息子の様子が気になり店を訪れる。

田中汰一
幹の弟で高校生。彩加の店でラノベを探していた。同級生にこの店で買うように言っている。

小山田寛
共学館営業部。四十歳。

木下
共学館営業部勤務。伸光は小山田を希望したが代わりに疾風文庫担当になる。森野とは同期。

近藤和馬
新興堂書店吉祥寺店ライトノベル担当。独自のラノベ哲学がある。

西正彰
青木書店店長。

夏目
船橋店から柏店に異動。三十代半ば。船橋店の文芸担当として、その名前をよく知られていた。

広瀬
戸塚の部下。

金子
大手チェーン店店長。

父親
高校の国語の教諭。漫画とかラノベを馬鹿にしている。自身もかつて「原滉」のペンネームで純文学の同人活動をしていた。

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2023年04月14日

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辛い状況の描写が辛すぎて、読み続けるのが辛くなるのは第一作からずっとだけれど、その分、読み終えた時の安堵感が半端ない。ああよかったと胸を撫で下ろして気持ちのよい読後感でした。

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2022年11月25日

Posted by ブクログ

最悪の雰囲気になった職場が一致団結して好転していく。
永年、わだかまりのあった親子が融解していく。
どちらもど定番なストーリーなんだけど、どうにも面白い。すぐに感情を揺さぶられる。自分って簡単な奴だなぁと思うのだが、好きなのだからしょうがない。今のところシリーズで一番好きな巻です。

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2022年08月31日

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ネタバレ

本作は版元、作家にスポットをあてた内容となっており、過去シリーズの中では一番読み応えのある作品だと思います。

感動場面もあり楽しく読ませて頂きました。



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2021年09月15日

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小学生や中学生の頃、ライトノベルを楽しんでいたことを思い出した。本をあまり読まない友だちもそれなら読んでいたから、どんな本でも読書のきっかけになるってすごいなと改めて思った。

新しいお店づくりもおもしろくて、通勤で通る駅ナカの本屋さんにも注目するようになった。このシリーズを読み始めてから、小さい本屋さんも大きい本屋さんも棚やポップを見るのが楽しくなった。特に手作りのポップがあると必ず見るようになった。

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2021年03月29日

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最初は店の話&作者と編集者の話が別々に展開して行き、コレが上手い具合に繋がる。そこまで進めばもう止まりません。一気に読んでしまいました。ラストはホロリとしました。安定の作品でした。

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2020年12月17日

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シリーズ5作目。ついに理子は名前のみの登場となった。 彩加と愛奈を主人公にしたTVドラマの新シリーズが見たいけど、今作での売れなければシリーズ化は難しいという言葉が重い。2015年に放送されたドラマは視聴率が芳しくなく、話数を短縮して終わることになった。その気になれば作れるだけの原作があるのに勿体ないなぁと思うけど、1stガンダムもリアルタイムでは話数短縮での打ち切りだったというし、何かがきっかけで最映像化の可能性はないわけではないだろうと思うので期待したい。WOWOWかNHKのBSあたりが良い。

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2020年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

松江の気持ちもわからないわけではない。松江は契約社員だから、本来正社員を教育する義務はない。しかし、毎日いっしょに仕事をすれば、ベテランの方が未熟なスタッフをフォローする必要が出てくるし、状況に応じて編集技術をレクチャーしなければならないこともある。時間いくらで雇われている自分が、正社員になぜ無駄な時間を割かなきゃいけないのか、と思ってしまうのだろう。正社員で高い給料を貰っているなら、契約社員よりレベルの高い仕事をしろ、と言いたくもなるだろう。だけど、それを態度に出してはダメだ、と伸光は思う。それを正直に出してしまう松江は、ある意味人がいいのだ。自分の思っていることを素直に出せるというのは、まわりの人間を信頼している証だから。会社という組織の中では、うかつな発言で揚げ足を取られないように警戒するに越したことはない。

「このまま続けるしかないじゃないですか。人の噂も75日といいますし、黙って耐えるしかないでしょう。言い訳すればするほど噂は続くし。我々は黙って、結果を出し続けるしかないんですよ」思いがけない回答だったのか、松江は泣きそうな顔になった。森野の言葉は優しい。厳しいことを言っているようで、松江を激励している。日頃の森野に対する松江の態度を思えば、信じられないほどやさしい言葉だ。

「そうですね。あの子は私より勇気がある。自分の才能の限界と戦う覚悟があるんだから」父親は噛みしめるように言う。

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2020年10月19日

Posted by ブクログ

今巻の主役は、取手の駅ナカ書店の店長になった彩加と小幡亜紀の夫で編集長の伸光です。
出版の世界がよく書かれています。本一冊売るのって大変なんですね。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

駅ナカ店に移動して狭いながらも店の個性を出そうと模索する彩加。ラノベのレーベルを立ち上げてヒット作を作りたい伸光。偶然に偶然が重なって接点を持ち盛り上げていく感じがワクワクでした。

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2023年03月13日

Posted by ブクログ

吉祥寺店から取手の駅ナカ店の店長に抜擢され、今までのやり方が通用せず足掻く・彩加。トラブルが続き窮地に陥る疾風文庫の編集長・小幡。それぞれがそんな崖っぷちの状況から必死に挽回を図る。登場人物の繋がりに出来過ぎ感は否めないけど、ついつい「頑張れ!」と応援してしまうほど引き込まれ、一気に読み切ってしまいました。

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2023年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書店ガール第5巻では、取手駅構内の書店の店長になった彩加と、ライトノベル担当になった小幡伸光の奮闘が描かれている。

彩加は、当初、駅中書店で売り上げが伸びないことに苦慮していたが、途中からは思い切ってバイトの意見を聞き入れ、ライトノベルなど若者向けの棚作りに変えた。その頃から客も増え、バイトたちの結束も強まる。そして、バイトの1人、田中君が、実はライトノベルの新人賞を受賞した期待の新人作家だと判明する。

一方の小幡はラノベの編集室長となるも、新人賞受賞者の受賞辞退や担当編集者と作家のトラブルなど、様々な課題を抱えるなか、新人作家の出版のために奔走する。
そして、作家との打ち合わせのために訪れた取手で彩加と会い、作家が彩加の店のバイトだと知り、一緒に彼の作品を売ろうとする。

オタクで家族とうまくいっていなかった田中が、受賞を機に
家族とわかり合えるようになるシーンはジンときた。

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2021年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、4巻の続き感が大きくありつつも、過去とのつながりを一層感じさせる本だった。
小幡夫婦がとてもいい夫婦感になって(成長して?)て、気持ちよかった。
ラノベ小説家を売りに出すぜ、っていう話。

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2020年04月13日

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