あらすじ
「書店に就職したいと思ってるの?」新興堂書店アルバイトの高梨愛奈は就職活動を控え、友人たちの言葉に迷いを吹っ切れないでいた。一方、駅ビルの書店の契約社員・宮崎彩加は、正社員登用の通知とともに思いがけない打診を受ける……。理子と亜紀に憧れる新たな世代の書店ガールたちが悩み抜いた末に見出した「働くことの意味」とは。書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第四弾。文庫書き下ろし。
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Posted by ブクログ
3巻までは、理子と亜紀が主役でしたが、4巻は後輩の愛奈と彩加が主役です。
愛奈がバイトしている書店では就活フェアをやります。書店員たちが選書した本に興味がわきました。
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今回もめちゃくちゃ良かった!
読んでみたい本がたくさん増えちゃった。
書店ガールシリーズを読むと、仕事を頑張りたくなる。もっと自分のやってみたい事に挑戦したくなる。
今回の主人公は就活中のバイトの女の子と、契約社員の書店員だけど、初々しくて、それもまた新鮮だった。
次が早く読みたい。
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シリーズ4冊目。
お話の主役が変わりました。
就活や異動にまつわる不安や悩みなど。自分のことも思い出しながら読みました。
自分らしさについて、考えさせられたところもありました。
主人公が企画したフェアで、自分の好きな1刷がとり上げられたのも嬉しかった。
まだまだ続きが読みたいです。
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「合わない手袋をするくらいなら、手袋を持たなくていい」向田邦子に全賛成と思っていたけど、否定する人もいるのですね。そういう時代だったのかも。手袋がなければ寒いし、多少合わないくらい…。
上梓が2015年。まだ契約から正社員登用があったのですね。「テンションを高く保つのは難しいかな」が印象的です。新店舗の一人店長。やっぱり、ある意味幸運だと思うし、学ぶチャンスと捉えた彩加の姿に、羨望を感じてしまった。人生無駄なことは無いよって。
愛奈の就活については、もし可能ならば、理子さんや亜紀さんの意見やコメントが欲しかったかな。書店員さんの”ありがたさ”は、とっても感じるし、読書子としては絶対なんだけど、自分ができるか・選ぶかと言うと、きっとそうではない。就職の対象として”書店”を選ばせる側(迎える側)はどう考えてるのだろうかと、気になります。
これから、就活のあり方や働き方が問われる中、二人の将来が楽しみです。就活・職業に悩んだ昔を少し思い出してしまいました。本書が「就活フェア」の片隅に置かれることを願いつつ。
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今回は就活が一つのメインテーマ。
就活本を読んだり説明会に行ったりネットで調べたりするより愛奈が経験した仕事で感じる喜びや苦しみ、人との繋がりの方がよっぽど大事だと思う。
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この本の感想とはいえないが
縁
という言葉がでてくる。
子供の頃、よく母親から縁があったんだということを言われたことがあった。
その当時は何を変な事を言っていると思っていたが、大人になってこの縁という言葉が十分自分を納得させるとしみじみと思う。
それから解説にかかれてあった文章で
書店へ行って何も探してなかった本なのに
気になってしまった数冊の本を抱えてレジに向かう。
これはネットでは味わえない出会いが書店にはある。これは書店員が導いたもの。
改めて書店員の皆さんに感謝です。
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えっ、変わっちゃったの?
主人公!
理子と亜季は?何で、どうして?
今まで応援してたのにー!
4作目からは亜季の愛弟子の愛菜と駅ビルの書店員の彩花の二人。
年齢も若くてフレッシュな感じ。
愛菜の就活と彩花の転勤、親戚の叔母の書店がメインストリー。
就活は一生の事だから悩むよね。
就活で悩む愛菜のお母さんのアドバイスがジーンときた。
向田邦子さんの『夜中の薔薇』のなかの「手袋をさがす」。
あわない手袋ならしなくてもいいんだよ。って
本好きの母ならではだよね。
『すてきなケティ』の話も良かった。
1冊の本がその人の支えになる、病気に負けないように。思い出の本。
私も、そういう本に出会いたい。
1冊といわず、できればたくさん欲しい!
彩花の恋の行方もどうなるのか楽しみ。
理子や亜季のような「最強の二人」を越えるように頑張ってほしい。
たまに、理子と亜季のコンビの活躍もあると嬉しい。
次作も楽しみです。
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メインキャラがバイトのマナと、他の書店員のアヤカに代わり、それぞれ就活や移動での葛藤があったりの話
今回1番だったのは、本を探しに来たおばさまの探してた本が素敵なケティだったこと!たまたま知ってたし、読書感想の絵もこれで描いた私にも思い出の一冊が実はちょっとマイナーだったなんて。反対にパレアナは知らないから気になる。
書店員の話だけあって、いろんな本が出てきて読みたくなるのがいいね。
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書店ガール1、2巻のメインキャラ2人は吉祥寺から異動したりして、次の世代の子達が主役。楽しく読みました!
世代間の感覚の違い、若いときの仕事の選択の悩み、本屋の事情、等々。
書店の就職フェアで紹介される本の中には読みたいものもあり、参考になりました。
次の書店ガール5も楽しみです。
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理子と亜紀のバトンを引き継いだ新たな人物が登場し、理子と亜紀の登場が減って少し寂しい気持ちになってしまいました笑
しかし新たに登場した愛菜と彩加の新しい門出に向かうまでのリアルな葛藤や悩み、新たなことに立ち向かっていくための気持ちの変化などとても丁寧に描かれており私もまた明日から頑張ろうと思えました。
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今回は前回までメインで登場していた理子と亜紀は脇役にまわり、次の世代の子たちの物語でした。書店や本に対する熱量が凄く、文中に出てくる様々な作品にも興味が湧いてきました。とても面白かったです。
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主人公変わったね。
最初の方で彩加なのか愛奈なのかよくわからなくなったけど、なんと誤植が2箇所!
電話で沼津の親と話しているのに愛奈になってるし、そりゃあ混乱するわ。
終盤に怒涛のように出てきた作品はほとんど読んだことのないもので、ほんと作者は色んな本知ってるなぁ…
Posted by ブクログ
仕事に誇りをもった女性書店員の話。
ここで働く書店ガールに教えられて、また、新たな本との出会いが始まる。
今回は就活の話。就活生に読んでほしいと思った。
碧野圭さんの文章は読みやすく、心にすーっと入ってくる。
Posted by ブクログ
高梨愛奈
新興堂書店吉祥寺店のアルバイト店員で文芸担当で大学生。大学の先輩の小幡亜紀に憧れて、今の店でアルバイトを始めた。
川西紗保
名前のわからない児童書を探し新興堂書店を訪れた客。
白石佐知子
新興堂書店吉祥寺店の児童書売り場の責任者。
宮崎彩加
駅ビルに入居する書店の書店員で文庫担当。書店員歴五年目。大学二年からアルバイトを始め、卒業後は契約社員として勤めている。二十四歳。静岡県沼津市出身。正社員となり、取手に出店する店長になる。西岡理子に憧れていて理子の店で働く愛奈を少しうらやましく思うことがある。
石川早苗
彩加より二回り近く年上の主婦アルバイト。
日下部茂彦
彩加の店の上司。店長の次に偉い。文芸・文庫の責任者。事なかれ主義で、最低限の仕事しかしようとしない。やる気クラッシャー。
国定幹生
彩加の勤める書店の店長。関東地区エリア長に昇進する。
平井梨香
愛奈の大学の同級生で仲の良い四人グループのメンバー。就活に出遅れ気味の愛奈を心配してOB訪問に誘い出す
友野裕也
愛奈の大学の同級生で仲の良い四人グループのメンバー。梨香の彼氏。
佐々木峻也
愛奈の大学の同級生で仲の良い四人グループのメンバー。家庭教師のアルバイトをしていて吉祥寺に通っている。
亜由美
彩加が住むシェアハウスの住人。
宮崎久美子
彩加の母。沼津でひとり暮らし。義兄が亡くなり姉の紀久子が一人で切り盛りする「前田書店」のことで相談あると娘に電話をする。
前田紀久子
彩加の伯母。母・久美子の実の姉。半年前に夫が亡くなり残された「前田書店」を1人で切り盛りしている。
沙織
彩加のひとつ年上の従姉妹。大学卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアに行き、そこで知り合った現地の男性と結婚した。
岩井遥
梨香の大学の先輩。化粧品会社に勤めている。
高梨祐子
愛奈の母。
高梨慶一
愛奈の父。五十歳。洋酒メーカーの営業マンで全国を飛び回っている。単身赴任。酒呑だが甘いものも好き。
川瀬慎吾
彩加が急遽四時間ほど出社することになり、待ち合わせに遅れてから三ヶ月連絡を取ってなかった。
広瀬
新興堂書店吉祥寺店の口うるさい常連。以前は経済書を担当していた小幡亜紀のお得意さんだったが、亜紀が本社に異動してからは文芸書売場をうろうろしている。
磯上
普通の主婦が自宅に絵本や児童書を集め、地域の子どもたちに開放する「おひさま文庫」を開いている。
安永
おひさま文庫を手伝っている近所に住んでい女性。
尾崎志保
新興堂書店吉祥寺店文芸担当。正社員に昇格している。
村上拓海
池袋駅の駅中に出店している書店の店長。国定が彩加を連れて行き取手店のお手本になる店と紹介する。
大田英司
前田書店の隣のトルコのパン専門店「レゼットリ」の主人。
水島
新興堂書店吉祥寺店経済書担当。
市川智紀
新興堂書店吉祥寺店副店長。相変わらず「口が悪いが実はいい人」。
西岡理子
新興堂書店吉祥寺店の店長兼東日本地区統括エリア・マネージャー。彩加が強く憧れる存在。
小幡亜紀
新興堂書店本部マーチャン・ダイジング部勤務。愛奈が尊敬している先輩。
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【あらすじ】
書店ガール第4巻。
3巻までの主人公である理子と亜紀ではなく、そのひとつ下の世代の愛奈と彩加がそれぞれの立場で奮闘する。愛奈は、理子や亜紀が勤めていた吉祥寺店のアルバイト学生で、就活を目前にして本と携わる職業を選択するかどうかの岐路に立っている。一方、愛奈とは書店員つながりのイベントで仲良くなった少し年上の彩加は、今まで契約社員として勤めていた書店から正社員登用の打診を受けると同時に、茨城県の駅中書店(かなり小さめ)の店長を任せたいと話が舞い込む。さらに、自身と本を繋いでくれるきっかけとなった地元沼津の亡き叔父の本屋では、トルコパンを扱う隣のお洒落パン屋から商店街活性化を見込んだブックカフェをオープンしないかと話を受けることになり、彩加はしぶしぶ手伝いとアドバイスを引き受ける。愛奈と彩加の2人が、本とともに働くことを考えると同時に、自分の人生や自分自身を見つめ直す、そんな大事な時期をフォーカスした物語。
【感想】
理子と亜紀、この2人には負ける。
キャラもまだ弱いし、ストーリーのインパクトもない。
そう思いながら、読み進めるのに前3作よりは時間がかかってしまったし居眠りもした。
でも、後半に進むにつれて、愛奈や彩加にどんどんと色が付き始めてキラキラと輝きだし、最後の方は応援しながら読んでいた。
いいなぁ、青春だなぁ。
序盤の悩める愛奈と同じく、わたしも就活にはそんなに前向きには取り組めなかったから、焦りや妥協で過ごしていた思い出がある。
俊也が言うように、愛奈のような『自分の世界がはっきりしている』人は、自分自身の強みや軸に気付いたら一転、めちゃくちゃトントン拍子に進み、キラキラと輝ける存在になると思う。
かといって、作中の『手袋をさがす』ではないが、じゃあそんな人間になれるか、と言われたらそうでもないと思うので、結局は自分らしくほどほどに生きるのがわたしに合っているんだろうなー、とも感じた。
第5巻で、それぞれの道に進む2人に会えるのが楽しみ。
Posted by ブクログ
若い人って良いなと。
悩んだり、昔を思い出したり、年代を超えた人達との関わりに感謝したりと厳しさと懐かしさを感じながら読み終えた。
もう学生でも若くもない自分でも共感出来て自分はどれだけ成長出来たかな、と考えてしまう。
Posted by ブクログ
4巻から世代変わった!
このシリーズの好きなところは メインの人物のひとりひとりに自分と重なるところを見つけてしまうこと(共感したり、あー自分のこう言うとこってこう言うことかって思ったり)それぞれ一生懸命なところ 痛快なところ。毎日バタバタ過ごしている中でかなり楽しみを与えてくれました。5時間くらいでサクッと読み終えられるのも今の自分にはありがたい!
理想的な展開ばかりだけど、それが今の自分にはとても楽しく読めるのです。
Posted by ブクログ
就活、友達、パン
勝手な解釈だけど、パンの様な作品と思いました。
表面だけしかみえないであろう就活の面接。
表面も中身も自分次第な友達関係。
表面はパリッと中身はもっちりなパン。
そう、、、パンは偉大である!
Posted by ブクログ
いよいよ若い世代に
就活がメインだけど、みんな不安や心配から何を目標にして仕事を選ぶのか
書店で働くことの意義とは、、、
不安に思ったり、疑心暗鬼になったり、何事にも億劫になったりもするけど、ちょっとしたきっかけで何に対しても喜びを見出せる!
Posted by ブクログ
4作目は主人公が代替わりして、就活に悩む大学生のアルバイト愛奈と契約社員として働く書店員5年目の彩加の昇進と転勤という人生の転機の話し。
仕事は私生活の充実のために条件で選ぶもの?条件よりもやりたいこと優先で選ぶ?周りの人はみんな自信満々に見えるけど自分は… 悩んで悩んで自分らしさをみつけていく。
自分もグダグダ悩んだりしてきたけど結局たいした努力も行動もしないで今まで生きてきちゃったなぁ〜 若いっていいな〜いろんな道があって。
Posted by ブクログ
理子と亜紀はカリスマ的存在になり、彼女たちのDNAを継ぐ大学生アルバイトの愛奈と契約社員の彩加が活躍する。就活に迷いながらも前進しようとする愛奈が最後にてがける就活フェアなどで、いろんな本が紹介されてて、また読みたい本が増えました。まだまだシリーズは続きそうで、それもまた楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズの途中で主人公が変わるとは思わなかった。
大学生でアルバイトの愛菜や、正社員に登用され店長に推薦された彩佳のそれぞれの悩みは、自分も身に覚えがある悩みだったので、なんか胸がキュッとなった。
Posted by ブクログ
前向きな感じが好きです。が、、このシリーズの今までのやつよりなにか詰まるものがあったような、、。恋愛要素が入って年齢層が自分より若くなったからかなぁ?
Posted by ブクログ
この巻では、就活や自分に適した職を探すことがテーマになっている。
新興堂書店でアルバイトをしている大学生の愛奈は、就活を機に仕事について考え、周りの人に話を聞き、やはり書店や出版業界に入りたい気持ちを固める。そして、アルバイトを辞めて本格的な就活をすることにするが、その前に、"就活フェア"を企画し、選書からPOPやフリーペーパー作りまで夢中で取り組む。
一方、愛奈の先輩で、吉祥寺の別の書店で契約社員として働く彩加も、正社員に昇格すると同時に取手の駅中店の店長を任されることになり、迷いながらも、最後は店長として取手に異動する覚悟を決める。
就活自体は憂鬱だが、学生の頃にもっといろんな職業に興味を持ってきちんと調べてみればよかったと改めて思うとともに、これから職業を選べる若者が少し羨ましく思えた。
また、このシリーズは、書店のフェアのシーンで様々な本が紹介されるので、それを見るのも楽しみになってきた。