あらすじ
初めての試合!
自分で自分のことを認めてやらなくて、誰が認めてくれる?
大ヒット『書店ガール』著者の弓道“胸アツ”青春シリーズ、第3弾!
発足したばかりの武蔵野西高校(通称ムサニ)弓道同好会は、女子三人男子三人で初めて試合に挑む。
部長の矢口楓をはじめメンバーは調子の出ないまま試合を終える。
悔しさをバネにそれぞれ課題をもって練習に臨み、次の試合へ。
そして、ムサニ弓道の快進撃が始まる!?
青春“弓道”小説シリーズ!〈文庫書下ろし〉
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シリーズの最終巻。3巻。
順調に物語が流れていくのだが、時々学習的な内容が入ってくるのがこの作者の特徴だと思う。例えば、流鏑馬についてとか、弓道にまつわる言葉を挙げていくとか。(矢継ぎ早、一矢報いる、光陰矢の如し、かけがえのない等々、案外たくさんある!!)
バラバラの仲間が、同じ目的を持つようになり、思いやりや愛情を持つようになり、素敵な同志たちに成長していく姿に好感が持てる。
書店ガールも個々の成長、仲間とのやりとりがテーマだけど、弓を引くシリーズも同じようなテーマを感じました。
軽く読めるけど、スポーツをしている自分が参考になることもあってとてもよいです。
弓道や流鏑馬にも興味が出ました!
Posted by ブクログ
身近にない物を知る喜び、弓道は古来からある神事だしスポーツでもあるし、前回の読んで弓道場に練習する高校生見に行ったもんね。終章の体配に絞ったかなりマニアックな所を事細かに書いている。6人それぞれ成長するのも面白いし薄井が良い人になっててカンナが夢より大事な物見つけて弓道部に残ると、乙矢の矢を人に向けるとかアオハル的な青春を所々に出してますね。あと田野倉先生のコンフォートゾーンの話も面白いしもっと聞きたいし、自分の限界決めてそれ以下にそれ以上も自分らしくないと決めてしまう→田野倉先生の役割も良いねって事
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シリーズ第3弾
武蔵野西高校の弓道部同好会の部長になった矢口楓。
高校生になって初めての試合に臨みます。
そして、ムサニ弓道の快進撃が始まります。
面白かったです^_^
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改めてなんとか道に携わらなかったことを後悔。
「足許を見て自分の位置を確かめたり、的に視線を向けた後で手元をみなおしたりすることは許されない。」
こういう様式美の世界に住んでみたかった。
2024-015
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ついに試合に出ることになるけど、やはり部員の中には温度差があったり、試合に出て、いきなり結果ぎ出るわけではなかったり。単に熱く戦えばよい競技ではないところが、高校生の部活の話なんだけど、単に熱くなるだけではない話になっていてよかった。
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弓道小説第三弾。とうとう試合に出始めました。結構展開早いので次回くらいで終わってしまうのかなあ。結構好きなシリーズなのでもうちょっと読みたいです。登場人物にシンパシーを抱いてきました。
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弓道の試合に臨む弓道同好会。楓は緊張から調子が出ず悔しい想いをするも練習を重ね家族からのアドバイスもあり結果が出始める。進路に悩み恋愛話にドギマギする楓もかわいい。乙矢は楓に関心があるみたいだけどアプローチが遠回しすぎ。もう少し積極性を見せて、せめて連絡先の交換して見学に誘うのは自分でやれ!と思っちゃう。
弓道を実際に観てみたくなる。
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久しぶりのムサニ弓道部。
弓道部として活動を始めて初陣。”試合慣れしていない”ことが裏目に出る。
乙矢の意外な一面にびっくりする楓。今や反抗期のない子どもがいるとのニュースも聞くが、若者らしい反応だろう。
高校の部活動としての初陣も見られたような気がする。
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一巻以来出番無かった乙矢が登場して嬉しい反面、楓のふわふわした感情が憧れで終わりそうで何だか残念でした。もう少し進展して欲しいです。
試合慣れしてなかったムサニメンバーも、数をこなして少しずつ上へ進めた様でこれからも楽しみです。
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前作で高校部に弓道部を復活させ、今作は試合に出場する弓道部の奮闘記。
本当に弓道っていいなぁと思わされる。
凜とした佇まいがとても素敵。
流鏑馬の話なども興味深かった。
この後の皆の成長がとても楽しみ。
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シリーズ三作目。高校になかった弓道部を同好会という形でスタートした楓たち。今作は初の公式戦が始まる。まだまだ経験が浅いからうまく行かないことが多く、悩みながらの日々。ひとつひとつ覚えながら何かを掴みながら進んでいくなかで弓道の歴史や所作の描写などもとても興味深くそういうところも面白い。大学への進路の話も出てきてこのシリーズはどこまで続いてくれるのかも気になるところ。
Posted by ブクログ
「凛としてして弓を引く」3冊目。
先日、乗っていた電車が大阪城公園駅に着いたところ、弓を持った若い人たちがどっと乗ってきた。調べてみたら、近くに立派な弓道場があるのね。
施設の案内には『個人の練習をはじめ各種大会や競技会に利用される他、弓道体験や弓道教室なども行っています』とあって、観客席も200席とあるのでなかなかのものだな。
本作は「初陣篇」とあるので、ようやく楓たちもそうした会場での試合の話が中心になるのかと思っていたら、どちらかと言えば、部長の立場や弓道の上達、乙矢くんへの気持ちに進路のことなど、ず~っともやもやし続ける楓の姿が中心で、読んでるこちらもちょっともやもや。今どきの高校生ってこんな感じなのかな。
そんな彼女に対して、今回は顧問の田野倉が先生らしいところを見せる。『自分は自分』とか『口にしたら、それが自分の中の真実になる』など、いいこと言うね。
的中を競う試合と『日常の動作が訓練になる』という弓道会の教えが別々のものに見えて、最初の巻に感じ入った私としては、今作はいささかもどかしかったのでした。