あらすじ
武道は奥深く、恋はまだほのか。弓と自分、あるのはそれだけ。
ドラマ化『書店ガール』著者の新シリーズ。
(あらすじ)高校入学目前、矢口楓がふと足を踏み入れた神社の片隅にみつけた弓道場。おとなたちに交じって弦音(つるね)を響かせる少年の凛々しい姿に魅せられ、そこの弓道会に入門することに。人見知りの女子高生が日本古来の弓道の奥深い魅力に目覚め、新しい世界の扉を開いていく青春エンタテインメント小説!【書き下ろし・講談社文庫50周年記念作品】
カバーイラストはアニメイターの新井陽次郎。
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高校入学を前にした楓が、偶然立ち寄った神社の弓道場で弓を引くことになり、そこから弓道の世界に入っていく物語です。
最初は人見知りで、自分から積極的に動くタイプではなかった楓が、道場の大人たちに教えられながら、自分の居場所を見つけていく姿が印象に残りました。
弓道というと、正直「的に当てる競技」くらいのイメージしかありませんでしたが、姿勢や呼吸、礼儀、弓を引くまでの一つ一つの動作に意味があり、むしろ的に当たることだけを追いかけないところが面白かったです。
うまくいかない時ほど力んでしまい、気持ちの乱れまで射に出てしまうという感覚も、何となく仕事や日常に通じるものを感じました。
物語としてはゆっくり進みますが、そのペースが楓の成長とリンクしていて読みやすく、少しずつ変わっていく姿を見ていると、こちらまで一度弓を引いてみたくなります。
弓道の技術だけではなく、自分の心を整えることの難しさと面白さを感じられる一冊でした。
続編があるので、早く続きが読みたいです。
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手に汗握るとか瞬間的なものは無いけど、じわじわと来るものがあって個人的に凄く良かった。楓の成長が分かりやすく描写されててその点も好みで、こういう系統の小説は普段読まないけどハマってしまった続きが凄く気になる。
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神社にある弓道場が舞台の話です。
主人公が通う弓道場の移転問題や、真田兄妹が弓道を休むようになることもあったけど、うまく乗り越えられて良かったと思いました。
楓みたいに好きなことをできる環境って恵まれたいるんだと感じました。
この本を読んで久々に弓道をやりたくなりました。
乙矢と楓の関係も進展して欲しいです
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弓道の事ってあまり解らなかったんですけど、この作品を読んで、弓道ってなかなかカッコ良いなって思いましたし、主人公の楓ちゃんのひたむきな姿に勇気をもらいました。
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図書ガールからのファンです。弓道について丁寧な説明と神社のある場所の意味と掃除する意義と携わる人が前田さんとか多種で生徒もわかりやすいし、思った通り面白い。出だしのオトヤとの出会い弓道との出会いも良いです、妹の人との距離感が分からない、もっと何か事情があるのか思うたけども、最後のオトヤは楓のこと気にいってる発言がすんなり出ていたの良かった。高校が舞台かと思いきや、5人の切磋琢磨する姿を見せてくれるって良いですね。ラストおじいちゃん出てくるけど、もっとじっくりと何巻にもしても良かったです。
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感想
書店ガールズもそうだったが、優しい文体で内容がスッと入ってくる。
あらすじ
矢口楓は名古屋から東京に引っ越してきた。ある日神社に行くと弓道の体験会に遭遇する。最初は作法ばかりでつまらないと思ったが、入り立ての高校でテニス部を辞めたこともあって弓道を始めることにする。
楓は同級生の善美と打ち解けられずも一緒に通い、徐々に弓道に興味を持ち始める。善美の兄の乙矢の昇段試験も見学する。楓は朝のランニングの時に道場で国枝と会い、手ほどきを受ける。
その後、国枝が出るのが最後になるという流鏑馬をみんなで見に行く。そこで乙矢の母親が子供が弓道をやることに反対していると聞く。楓は弓道を続けるも入った同期は次第に減って行く。善美も母親に反対されて来なくなっていた。そんな中、段位審査に挑戦することになる。また、弓道場の場所に新しいスポーツ施設を建てる話が持ち上がる。会員は現在の弓道場の存続を望む。そのことを伝えに乙矢の家に行くと弓道の話になり、流鏑馬中に乙矢が進路上に入って避けようとした父親が亡くなったことが分かる。母親はそのことを隠したかったのだ。乙矢の祖父の説得もあり、乙矢と善美は弓道を続けることを許される。
望んだ初段の審査では、無事に全員が合格する。
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弓道を通して主人公の楓が色んなことを知り、気付いて成長する姿が良い。普段の生活での向き合う姿勢だったり、物語を通して大切にしなきゃいけないものを教わった気がする。続編もあるようなので続きも読みたい。
Posted by ブクログ
ふとした事から、弓道を習い始め、少しずつその面白さを見出していく。知らない事ばかりなので、最初は弓道の様々な用語の説明が多く、進行が遅いが、次第に面白くなって来た。主人公の、矢口楓は、最後に初段に合格するが、まだまだこれからと言った感じ。続刊を読みたくなった。
Posted by ブクログ
表紙の主人公の後ろに書かれてるのが前田さんかなーっと読み終えたあとニヤリ。〇道と付くものは極めると極めるだけ奥が深いんだなぁ。自分を律することだけじゃなく、周りとの調和を考えながら行われる競技と知りなんだか凄くしっくりきた。まだまだ物語は始まったばかりだけど、それでもこの1冊だけで、読み進める事に主人公が言葉遣いや物事や人に対しての姿勢が変わっていくのが見えて好ましかった。続きも追いかけよう~。2369-48
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弓道をテーマにした作品は初めて読みましたが、知らない言葉ばかり出て来て新鮮でした。
妻がアーチェリーにハマったからこの本を選んだって訳では無いんですが、アーチェリーと弓道ってかなり違うんですね。
特に所作や礼節を重んじるのは流石武道です。
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普通の女子高生が弓道を始める物語。
弓道の考え方が普段の生活に役立つ事があり、大いに役に立った。今までの自分の生活やゴルフを見直す事ができた。せかせかしてるな〜自分
Posted by ブクログ
高校生らしい楓の幼さがなんとなくたどたどしい感じ。乙矢との関係性に期待。弓道に魅了されていく過程には、惹きつけられ読み進む手が止まらなかった。簡単に自分の好きなことをできるのを贅沢だと捉える小菅の言葉に、はっとした。
私も毎日好きな仕事ができていること、好きな読書に時間をあてられていることに感謝して生きていかねばだと思った。
シリーズものなので、全作読みたい。
Posted by ブクログ
女子高生が主人公の、王道のスポーツ小説。部活ではなく地域の弓道部を舞台にすることで様々な要素を取り入れることが出来、最後まで飽きさせず読ませてくれる。ミステリー要素もあり、最後までうまくまとめられていると感じた。弓道は武士道の一つであり、日常の所作はその延長であるという教えは自分も是非取り入れたいと感じる。それにしても会費、安すぎませんか?
Posted by ブクログ
弓道のことはほとんど知らなかったが
経験者だった気にさせてくれるように
弓道用語も丁寧に書かれていた
女子高生が弓道を通じて老若男女と出会い
成長していく話で
読後感もさわやかだし
ドラマにも読書感想文にもおすすめ
Posted by ブクログ
ど直球の青春小説。
主人公がめっちゃ普通の子。
複雑な家庭環境でもなく、みるみる才能を開花させるわけでもなく、特徴的な外見を持つわけでもなく、エキセントリックでもない。
だがそれが良かった。
キャラクターや世界にどっぷり浸るというよりも少し俯瞰で見ているような距離感。導入口だからかな?
姿勢をなぜ意識するのか などについてちゃんと年長者からの解説を聞いて素直に受け止めているところが良かった。 ただ「やれ」でなく、こういう解説が必要なのよー。
どう続くのか楽しみなので、続きを買ってきた。
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弓道をテーマにしたスポーツ青春小説。書店ガールで好きになった作家さんなので期待しましたが、期待に十分応える面白さでした。
楓が退屈な日常の中でひょんな事から弓道に出会って、ザ・青春という感じになって行きます。スポーツよりも勝ち負けの概念から少し遠い所が清々しくていいですね。僕は剣道でしたが、今でも剣道で培ったものが息づいている気がします。自分の若かりし頃を思い出しました。
実際弓道やってみたくなります。
Posted by ブクログ
フォローしている方のレビューで時々見かけるシリーズ。表紙の絵にも惹かれるところがあり、最初の巻を買ってみた。
弓道を始めた女子高生・楓の姿を描いた話だが、本のタイトルと同様、涼やか爽やかな良いお話だった。
弓を射る場面と言えばお正月のニュースで三十三間堂の「弓の引き初め」を見るくらいしかない全く未知の世界だが、説明を聞けば古式ゆかしく伝えられてきた内容は結構小難しく、体験教室も最後にならないと的に向かって矢を射させてもらえないなどは、その世界に馴染みがない人が始めるにはかなりハードルが高いと感じられる。
にもかかわらず、偶然が重なって地元の弓道会に入ることになった楓が、同世代だけではなくそれぞれの事情を抱えながら練習に通ってくる様々な世代の人たちとも触れ合う中で、弓が上達するだけでなく少しずつ生活の中にその精神を落とし込めるようになっていく様子が好ましい。
初めて会心の一射を放てた時の心地よさ、『来られる時には、もっと早く来て、掃除頑張ろう』と思ったり他の人たちの道具の扱いを見て自らの雑さを恥じる素直さ、息を合わせて5人の動作で5人の射を作り上げた段級審査の場面など、読んでいてとても気持ち良かった。
ラストは思いがけなくいい感じになってきて、どうなることやら、その内、次巻へ行ってみます。
Posted by ブクログ
弓道経験者なのでとても面白かったけど、弓道やってない人にも楽しめるのかな?袴を着た時の凛とした気持ちを思い出した。一つ一つのことを丁寧に、不便の中にある良さを見出す、日本古来の美しさだ。
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弓道に馴染みが無さすぎて想像する事が難しいと感じる部分もあった。乙矢の過去が結構闇深くて悲しかったな、お母さんもいい人で安心。乙矢と楓の関係性の変化に期待。
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孫ができてからの弓道
昇段審査に出れる、緊張できることが贅沢
周りが理解して、協力して
平和で災害もなかった
好きなことができるのは、ほんと、
幸せだと思う
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弓道ってどんなものか全く知らないで読み始めた。初めて知ることばかり。なんとなくカッコいいというイメージしかなかった。小説も面白い。そしてもっと弓道について知りたいと思った。
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高校生になって近所の弓道会に出会った楓。
形や礼儀、作法がめんどくさいなという感想が
だんだん変化していく過程が、なんか好感。
作法が身について、実になって生活にも反映され、
積み重なって、弓道と向き合う姿勢が作られる...
...軽く読める爽やかな作品なのに、そんな真髄を味わうことができた。
著者は2016年から弓道始めて2021年に出版した作品だそうで、なるほどナットク。
的に中るかどうか、自分と仲間の結果ばかり比較している時には中らない。
けれどまっさらになって、弓と己の存在だけを感じる瞬間。
その一瞬の感覚が鮮やかで、とても好きなシーンだった。
楓を取り巻く大人たちも、とても素敵。
人見知りで周りに流されがち、そんな高校生がどんなふうに成長していくんだろう。
続編も気になるところ。
Posted by ブクログ
用語や漢字は難しかったですが、初心者にも分かりやすく、また、小説としてもライトに面白く仕上がっていると感じました。
武田綾乃さんの君と漕ぐを思い出しながら読み進めました。47歳のおじさんが女子高生のお話を楽しく読んでいることを勘弁してください。続編も楽しみに手に取りたいと思います。
Posted by ブクログ
矢口楓
名古屋から引っ越してきた。都立武蔵野西高等学校一年二組。家から歩いて五分ほどにある神社の裏手にある弓道場を見つける。見学中に体験教室に誘われる。高校では部活に入らず、弓道を始める。
真田乙矢
楓に弓道の体験教室に誘う。高校三年生。喜美の兄。弍段。
大翔
楓の弟。中学二年生。サッカー部。
楓の母
薬剤師。
楓の父
真田喜美
体験教室に来ていた楓と同じ年頃の少女。はっとするくらいきれいで、色が抜けるように白く、睫毛が長く、大きな目は褐色で澄んでいる。一年七組。
小菅ゆかり
体験教室に来ていた年配の女性。
前田幸子
体験教室の指導の責任者。
久住明子
体験教室の指導者。
隅田毅
体験教室の指導者。
三橋千佳
体験教室の参加者。
田辺明恵
体験教室の参加者。
フレデリック・モロー
体験教室の参加者。T大学の情報科学科。
白井康之
弓道場の会長。範士八段。
豊島玲奈
一年二組。
三木花音
一年二組。
神田汐里
一年二組。
山田光
弓道会。初段。
高坂賢人
弓道会。弍段。中学三年生。
中河内潤
弓道会。初段。高校三年生。
内田智樹
弓道会。無段→初段。中学二年生。
幸田真紀
弓道会。四十過ぎ。弍段の中でも上手な方。→参段。
国枝
七十過ぎくらい。初段。
笠原
工藤あかね
初段→弍段。
金子大輔
初段→弍段。
岡部太一
楓のクラスメイト。サッカー部のホープ。
真田一敬
乙矢の父。
大館
乙矢のおじいさん。
Posted by ブクログ
弓道を始める女の子のお話。
弓を引く一人として楽しく読みましたが、弓道未経験の方にとってはどういう風に映るのだろう。何より活字で読む弓道の所作は伝わるのかしら?と不思議に思いつつ読みました。
弓道と一口に言っても射手の技量や会の技術レベル、雰囲気、学生か一般かなどがらりと環境が変わったりするものですが、割といい感じに「よくある街の道場」を舞台に描いていてよかったです。
Posted by ブクログ
友達に弓道部が多いことから弓道に興味を持ち、購入。
弓道と無縁で内気な矢口楓(主人公)が弓道に魅了され、成長していく物語。
弓道の魅力が伝わってくる作品だと思いました。
袴姿、弓を引く姿に憧れを抱く楓と友達が弓道場で自主練している姿に魅入った自分が重なりました。読後に弓道を始めたくなるような作品です
Posted by ブクログ
正に、弓道の世界へ導く襖のような物語だ。
主人公である楓は、元来弓道もとい武道とは無縁な生活を送る女子生徒だった。思春期らしく、日常の様々な事象に不安も覚えていた。しかし、ある日神社へ足を踏み入れてから、弓道の世界へ引き込まれていく。
初めはその強かさから逃げることも考えるが、次第に魅力に気付かされる。自らの日々と武道との結びつきが浮かび上がってくる。
またそれが楓の生活や考えを豊かにしてゆく。恋もまたほのかに。
まさに弓道の静謐さ、神聖さを体現したような物語である。
主人公と共に、読者もその魅力に引き込まれていくようだ。
日本人は、いくら無宗教や多宗教と言われようと、根元には神道的自意識がどこかにあるのかもしれないと思わされる。
仄かに蕾が開き始めるようなラストは、次作への期待と共に、希望に満ち溢れている。
序盤の専門用語の羅列は、経験のない場合に少々退屈かもしれないが、弓道の知識が少しでもあればより楽しめる作品だと思う。