碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋さんが大好きだ。普段コミックスしか買わないけど、どんな本が出ていて、どんな本が流行っていて、どんな本が映画化やドラマ化、アニメ化されているか、本だけでなくいろんな情報が溢れているから、ちょいちょい覗きに立ち寄りたくなる本屋さんが好きだ。
そんな素敵な本屋さんを支えてくれている書店員さんがいるということを、陰ながらにものすごく頑張って、考えて、いろんなものが目に入るように工夫してくれているということを、この本は気づかせてくれる。
今回はラノベのメディアミックスで直接は本屋さんと関係ないけど、漫画化やアニメ化になる裏話を丁寧に、もちろん面白く書かれている。
でも、本の中でも現実でも今の時代、本が全く読まれず、買われずに本屋さんが苦境に立たされている。
本の楽しさ、面白さは動画にだって劣らないと思う。むしろ本があるから映像化されるものだってあるぐらいなんだから。
タイパの時代かもしれないけど、じっくりと読み込み、文章から頭の中で映像にして動かす楽しさが広がるといいなと思う。
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Posted by ブクログ
「菜の花食堂」は、東京 武蔵野にあります。
びっしり建ち並んだ住宅の間に、古い神社や墓地やキウイ畑の格子棚が見え隠れする、昔ながらの細い街道沿いに、その店はあります。
元々は普通の住宅として建てられた家を一部改装して店にしています。
この店の店主は、下河辺 靖子(しもこうべ やすこ)さんです。すでに20年以上も女手ひとつで店を切り盛りしてきました。
店の定休日を利用した料理教室が開かれるようになってからも、5年ほどが経ちました。店はランチの時間から午後4時まで営業していて、料理教室は月に1回だったのが2回開くようになりました。店も料理教室も評判がよく、地域の人たちに愛されています。
そんな店や料理教室でも、ささやかな事件と呼べるようなことが起こります。
その時は、靖子先生の推理が役に立ちます。靖子先生は、細やかな観察による鋭い洞察と論理的な推理、そして何よりも人の心の機微を理解し誠実に事に当たることによって、事件を解決していくのでした。
そう、この本は、小さなレストランと料理教室を舞台にした、靖子先生のささやかな事件簿(連作短編集)なのです。
本書の表題作「裏切りのジャム」は、菜の花食堂が地域の店に卸している瓶詰のジャムに「カビが生えている」というお客のクレームから事件が始まります。販売している3種類のジャムに、別々の販売店から1種類ずつクレームがあがります。全商品を回収してもカビが生えていたのは各店に1瓶だけ。しかも3つの瓶は、すべて賞味期限内で、製造日は2週間以内なので、カビが生えるはずはありません。。。
さあ、謎が深まるこの事件を靖子先生はどんな推理と行動で解決していくのでしょうか?
他の4作も興味深い作品です。野菜の特徴や料理方法についても学べます。
ぜひ、お楽しみください♡
〔目次〕
春菊は調和する
セロリは変わっていく
裏切りのジャム
玉ねぎは二つの顔を持つ
タケノコは成長する -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作があまり記憶になかったけど、かなりいろいろと変化があって、新しいエッセンスが加わった分、読み応えはあった。
顧問の青田先生や1年生たち、そして関東大会に出てくる謎の三峰さん。1年生たちとの選抜選手のやり取りは、なんだかこちらが腹を立ててしまった。楓たちが一生懸命立ち上げて作ってきた弓道部を、入って間もない1年生たちがかき乱すなよ、生意気な、と。でも、部長としても弓道家としても成長した楓が頼もしくもあった。
関東大会での活躍も嬉しかったし、最後は気持ちよく終われるかと思いきや、次作に向けての不穏な流れ。ここで終わりかなと思う部分もあったので、次作が楽しみにはなった。 -
Posted by ブクログ
「凛としてして弓を引く」4冊目。
表紙は誰だと思ったら、カンナなのかい。(なんで?)
今回は、同好会が正式に部として認められたところからスタート。関東大会の予選をあれよあれよと勝ち進み、本戦への出場が決まる。
その結果に多くの新入生が入部してくるは、顧問の先生が交代するは、順風とは言えない部の運営に悩みながら、大会への鍛錬も行う楓たちの奮闘を描く今回。前作ではあまり描かれなかった試合の様子やそれに臨む緊張感、そこに至る道筋がしっかりと描かれて満足。
何より楓が成長したね。顧問が変わって指導方法に戸惑い、大所帯になって学年間やメンバー間での意見の違いも今まで以上になって、自分たちがゼロから作り上げてきた活動が揺らいでいく中で、自分たちの代だけでなく部活として後輩たちに何を引き継いでいくべきかを考えて行動するようになった姿がなかなか宜し。
また、五人たちの落ちとして全体を見渡しながら、一人の射手しては「どんな時でも動じずに射ができることが大事」という教えを常に意識して試合に臨めるようになっていったりと、弓の道においての成長も見える。
そんな彼女らに普段は口ではうるさいことを言いながら、しっかり試合を応援しに来てくれる親御さんたちの姿にも心が和む。
終盤には乙矢似で弓の腕も確かな新キャラが登場。お話はまだまだ続くわけですな。楽しみです。