碧野圭のレビュー一覧
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シリーズ第三弾は東日本大震災が大きなテーマになっている。震災から10年以上の年月が過ぎ、関東住みの私には薄れかけていた記憶が少しずつ蘇ってきた。
震災の後にも次から次へと災害が起こり辛い事件や事故など心が痛くなることは日々たくさん起きる。
だけど辛いことにいつまでも意識をむけてばかりいたら前にすすむことは出来ない。安心して忘れるために記録に残す。たしかに忘れないことも前にすすむこともどちらも大事だな。
何かが起きた時、何も力になれない自分を不甲斐なく思うことがよくあるが、自分のいる場所で自分なりに思いを寄せ何ができるのかを考えることが大切なことなんだと感じた。 -
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『菜の花食堂のささやかな事件簿』シリーズの六作目ですね。
前作から、約二年です。シリーズも六作ともなると、登場人物や物語も落ち着いてきて、まったりと楽しめます。
目次
文旦とためらい
筍の胸さわぎ
ゴーヤは打たれ強い
疑惑のカレーライス
人参は微笑む
「文旦とためらい」は、文旦フェスに偶然に、デー中の優希と川崎は遭遇する。農家で川崎のアパートの家主でもあり、「菜の花食堂」に食材を卸ている保田さんがいて、文旦フェスの事を聞くが、靖子先生が昔文旦フェスに関わっていた事を知る。「菜の花食堂」には、文旦のメニューは無いのと、靖子先生が文旦フェスを退いた謎が出てく -
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ネタバレ定期的に料理教室も行っている小さな食堂、菜の花食堂。
オーナーの下河辺靖子先生は旬の野菜をいかした絶品料理を作るだけではなく、お客様やまわりのひとたちの悩みや謎を解決してしまう。
文旦とためらい
靖子先生の過去の一部が明らかに。
昨今のSNSやメディアの問題が思い起こされる話でした。
筍の胸さわぎ
謎を解き明かすのは靖子先生だけどヒーローは柴犬!?
高齢社会の課題が浮き彫りになります。
ゴーヤは打たれ強い
血の繋がらないきょうだいの行き違い。
ステップファミリーの難しさ。
疑惑のカレーライス
地元のおまつりで突如体調不良者が発生。
原因はなんと…!?
真犯人含め、今後につながりそうな話 -
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ついに完結。
いい本に出会えたと思う。
本作は個人にスポットを当てて話が進んでいく。
彩加の章では最後のまなみとのシーンはぐっとくるものがあった。
中村くんのビブリオバトルの本音のところも良かった。
西岡理子は管理職としての立場と現場との板挟みで重たい話がだったが、ビジネスではあり得る話だったし、その後の処遇もしかたないのかなと。
最後に亜紀を登場させることで、前向きに終わらせるのは良かった。さり気なく田代を登場させ、理子との関係を想像させるのも読者心がわかってる憎い演出。
これで終わるのはさみしいがこれまでの登場人物にもしっかりとフォーカスしており、大団円というわけではなかったが、い