碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『菜の花食堂のささやかな事件簿』シリーズの六作目ですね。
前作から、約二年です。シリーズも六作ともなると、登場人物や物語も落ち着いてきて、まったりと楽しめます。
目次
文旦とためらい
筍の胸さわぎ
ゴーヤは打たれ強い
疑惑のカレーライス
人参は微笑む
「文旦とためらい」は、文旦フェスに偶然に、デー中の優希と川崎は遭遇する。農家で川崎のアパートの家主でもあり、「菜の花食堂」に食材を卸ている保田さんがいて、文旦フェスの事を聞くが、靖子先生が昔文旦フェスに関わっていた事を知る。「菜の花食堂」には、文旦のメニューは無いのと、靖子先生が文旦フェスを退いた謎が出てくる?
「筍の胸さわぎ」は、「菜の花食堂」の料理教室に遅れてきた小瀧百合さんが、遅れてきた理由を「犬の散歩中に、犬が何時もと違って、ある古いアパートの近くで急に動かなくなって、時間をとられました。」
説明すると、靖子先生が「すぐに、そのアパートに案内して!」と言い出す。何か事件を、何時ものようにかぎわけたようだが……?
「ゴーヤは打たれ強い」は、「菜の花食堂」に、以前に料理教室に通っていた人の紹介で、柳原まりなさんが訪ねてくる。是非とも靖子先生に解いてもらいたい謎があるとの事。靖子先生と優希と香奈の「菜の花食堂」のスタッフは、話を聞いて見ることに……?
「疑惑のカレーライス」は、野原まつりが開催される事になったが、「菜の花食堂」は出店をしない。以前に「菜の花食堂」に出入りしていた小学生の奏太君が、カレーライスの店を出すと言うので、優希と川崎はデートのついでに、靖子先生もまつりを楽しみに出掛けてみると、急に具合が悪くなった人が次々に出て、ついには奏太君も具合が悪くなる。靖子先生がその謎を解くが……?
「人参は微笑む」は、靖子先生が熱を出して病院で診てもらったらコロナだった。急遽、香奈と優希で五日間「菜の花食堂」を切り盛りすることに…?
保田さんから、クリスマスイブに予約の依頼が、丁度靖子先生がコロナ待機から、復帰する日だから、予約を受け付ける。優希はその日、川崎とのデートの約束をしていたがキャンセルにするが……!
なんと、その予約がサプライズに……?
碧野さんのなめらかで、まったりとした人間模様にほだされながら、靖子先生の謎解きを味わうのは至福の時間ですね。
次回作が待ち遠しです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ定期的に料理教室も行っている小さな食堂、菜の花食堂。
オーナーの下河辺靖子先生は旬の野菜をいかした絶品料理を作るだけではなく、お客様やまわりのひとたちの悩みや謎を解決してしまう。
文旦とためらい
靖子先生の過去の一部が明らかに。
昨今のSNSやメディアの問題が思い起こされる話でした。
筍の胸さわぎ
謎を解き明かすのは靖子先生だけどヒーローは柴犬!?
高齢社会の課題が浮き彫りになります。
ゴーヤは打たれ強い
血の繋がらないきょうだいの行き違い。
ステップファミリーの難しさ。
疑惑のカレーライス
地元のおまつりで突如体調不良者が発生。
原因はなんと…!?
真犯人含め、今後につながりそうな話。
人参は微笑む
靖子先生がコロナに!?
ピンチを乗り越え、クリスマスには靖子先生に嬉しいサプライズが。 -
Posted by ブクログ
ついに完結。
いい本に出会えたと思う。
本作は個人にスポットを当てて話が進んでいく。
彩加の章では最後のまなみとのシーンはぐっとくるものがあった。
中村くんのビブリオバトルの本音のところも良かった。
西岡理子は管理職としての立場と現場との板挟みで重たい話がだったが、ビジネスではあり得る話だったし、その後の処遇もしかたないのかなと。
最後に亜紀を登場させることで、前向きに終わらせるのは良かった。さり気なく田代を登場させ、理子との関係を想像させるのも読者心がわかってる憎い演出。
これで終わるのはさみしいがこれまでの登場人物にもしっかりとフォーカスしており、大団円というわけではなかったが、いい締め方だったんじゃないかな。