碧野圭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「凛としてして弓を引く」5冊目。
本の紹介に『最後の大会となるインターハイ予選がいよいよ始まる』とあるが、その試合はあっという間に終わってしまう。
早々にこんな結果でどう進んでいくのかと思ったが、そこからは、受験勉強の合間に、後輩たちの夏合宿を手伝いに行ったり、ひとりインターハイに出場する善美の応援に長崎まで日帰りしたりが描かれる。
善美のインターハイでの個人戦の様子にはちょっとドキドキ。弓道の試合ってああいう風に色々な形で射を競うのだな。正に相手とではなく自分との戦いという緊張感がよく伝わってきた。
楓はと言えば、同じ時に弓道を始めた善美との差に落ち込んだり、乙矢の従姉妹だという奏楽にかき -
Posted by ブクログ
高校生になって近所の弓道会に出会った楓。
形や礼儀、作法がめんどくさいなという感想が
だんだん変化していく過程が、なんか好感。
作法が身について、実になって生活にも反映され、
積み重なって、弓道と向き合う姿勢が作られる...
...軽く読める爽やかな作品なのに、そんな真髄を味わうことができた。
著者は2016年から弓道始めて2021年に出版した作品だそうで、なるほどナットク。
的に中るかどうか、自分と仲間の結果ばかり比較している時には中らない。
けれどまっさらになって、弓と己の存在だけを感じる瞬間。
その一瞬の感覚が鮮やかで、とても好きなシーンだった。
楓を取り巻く大人たちも、とても素敵 -
Posted by ブクログ
人と人とを繋ぐ本を売る、書店員のお仕事小説。
電子書籍が広がり、紙の本の売上が減少傾向にある現在における書店のあり方について、またPOPのひとつひとつへの書店員のこだわりについて触れたり、考えたりするきっかけになった。街の本屋は姿を消していくが、主人公らが働くような素敵な書店は残されていって欲しい。自分も書店で働きたくなった。
そして、この本は男社会に生きる女性というのもテーマのひとつで、小説の半分ほどは女性同士の妬みや嫉み、男性の女性への蔑視などが描かれており、恋愛も絡んで個人的になかなか読みにくいと思う部分もあったが、あるピンチをきっかけに主人公らが変わっていく姿に勇気を貰えた。
ま -
Posted by ブクログ
本屋とミステリーが絡み合うお話は面白い。
本好きな書店員椎野が、積荷の中に入っていた少年犯罪者の告白本を見つけたところから話は始まる。
その犯罪者は椎野の同級生だった。
数年経った今、椎野はこの本をきっかけに記憶の中に封じ込めていた過去の出来事が鮮明に思い返されていく。創は何故このような行為に及んだのか、動機は何か少し違和感を感じつつ、過去の記憶を辿りながらも真実に近づいていく過程は面白かった。
椎野自身が記憶の扉に鍵を掛けていた分、真相が分かった時はなんともいえない気持ちになった。
例え椎野自身が発した言動に触発され、事件を起こしたとしてもそれは創がその言動にただ刺激されたからであって、誰も -
Posted by ブクログ
書店ガールは理子と亜紀から、彩加と愛奈へ。
4巻目のレビューになります。
概要です。
真面目な性格の理子、お嬢様気質な亜紀、事ある事に意見を衝突させる二人であったが、今やカリスマ的な存在となった本作では、新たに二人の書店ガールが登場します。
静岡の田舎らしさに埋もれてしまう自分が嫌で、東京の書店に勤めている彩加は、新たなチャンスに不安が募り、仲のよい年下の愛奈を頼る。
そんな愛奈は理子が店長を務める書店のアルバイト学生にして、就活の時期を迎えて悩む日々に苦労していた。
二人は、自分と自分を取り巻く環境に隔たりを感じ始めつつ、新たな道の進み方を知っていく。
感想です。
新章突入?といった -
Posted by ブクログ
ネタバレ川瀬光流
フィギュアスケーター。二十七歳。
浜村麻美
光流のファン。三十歳になってフィギュアスケーターにハマる。三十三歳。、埼玉の療養病棟に勤務する看護師。
南敦子
師長。優秀だが厳しい。
日野浩子
麻美と同期。ジャニオタ。
三木
主任。知りたがり。
神谷紀久子
ISUジャッジの資格を持つ審査員。三歳から十二歳までアメリカで育った。スケートの基礎もアメリカで習った。
ジェレミー・リュウ
カナダの天才ジャンパー。
間瀬孝之
連盟の理事。かつては男子シングルの全日本チャンピオン。本業は不動産鑑定士。
八木
強化部長。
文恵
光流の母親。
光流の父親
ジミー・ジャクソン
光流の -
Posted by ブクログ
ネタバレ矢口楓
都立武蔵野西高校。二年四組。初段。賢人の提案で学校に弓道部を復活させようとする。喜美と同じクラス。
真田喜美
武蔵野西高校一の美人だと言われて男子には圧倒的な人気を誇る一方、女子からは「性格ブス」と陰口を叩かれている。初段。二年四組。
久住明子
弓道会の指導者。
小菅ゆかり
弓道会の年配の女性。
高坂賢人
弓道会。弍段。武蔵野西高校。一年二組。
大貫一樹
賢人の塾の友だち。武蔵野西高校。一年五組。
白井康之
弓道場の会長。範士八段。
フレデリック・モロー
弓道会。初段。留学を終えフランスに帰る。
真田乙矢
喜美の兄。弍段。国立大の一年生。
薄井道隆
楓と同じクラス。図 -
Posted by ブクログ
ネタバレ矢口楓
名古屋から引っ越してきた。都立武蔵野西高等学校一年二組。家から歩いて五分ほどにある神社の裏手にある弓道場を見つける。見学中に体験教室に誘われる。高校では部活に入らず、弓道を始める。
真田乙矢
楓に弓道の体験教室に誘う。高校三年生。喜美の兄。弍段。
大翔
楓の弟。中学二年生。サッカー部。
楓の母
薬剤師。
楓の父
真田喜美
体験教室に来ていた楓と同じ年頃の少女。はっとするくらいきれいで、色が抜けるように白く、睫毛が長く、大きな目は褐色で澄んでいる。一年七組。
小菅ゆかり
体験教室に来ていた年配の女性。
前田幸子
体験教室の指導の責任者。
久住明子
体験教室の指導者。
隅