碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ天才的スケーター・川瀬光流が大切な試合の前に突如失踪。そして、ファン、ジャッジ、アナウンサー、母親、振付師。それぞれの目線で光流への思いを考察する。
普通の家庭に育った光流が、フィギアと言うお金の掛かる事をするのは並大抵ではなかったと思う。だから、母親が光流に依存するのも仕方ないのかもしれないけれど、何ともやるせなかった。
光流もファン像を壊さない様に演じてる節がありそれこそ努力の人なんだと感じた。
一番のお気に入りは、ファン目線。看護師長の心意気がとても格好良かったです。やっぱり推しは強しですね。
周りに流される事なく、常に上を目指す光流の今後に期待です。 -
Posted by ブクログ
出版社で働く管理職の女性のお仕事小説
タイトル通り、主人公の水上駒子さんは管理課の課長のままさほど出世したくないのに新事業部の次長に昇進し、同じく昇進した女性次長と1年後の部長のポストを争わされる
また、家庭では完璧に家事をこなしていた専業主婦の夫が仕事を再開したり、高校生の娘の様子がおかしかったり……
社内に蔓延する噂話や陰口、パワハラ、セクハラ、男社会のやっかみ、伝統を笠に旧態依然とした保守的な社員等々様々な問題の中で駒子さんはどうするのか?
ちゃんとした大きい会社は大変ですねぇと思ってしまう
部署間のあれこれや、出世欲の強い人達の足の引っ張り合いなんて、もっと上の人から見たら無駄なのでは?と思うけど、上の人も出世欲の強い人で組織がそういう人を評価する体制になってたらそうなってしまうのかもね
実際問題として、管理職の女性が少ないのは出世を望む女性が相対的に少ないから結果としても少なくなっているんじゃないですかね?
作中でも駒子さんもそんなに出世したくないと思っていたように……
そう思う要因としては、出産育児によるキャリアの中断とか、家庭の事情とか、自己も含めての社会的偏見とかなので結局はジェンダー問題なんでしょうね
家庭内の家事に関しては、実体験として、炊事掃除洗濯をしても感謝されないでやるのがあたりまえという状況は辛いものがある
「そのくらい自分でやれ」と思うけど、拒否するとモラハラで精神的に責められる事を考慮して渋々やらざるを得ない辛さ
今は自分の事だけすればよいという完全自由意志によるものなのでとても楽
前の一人暮らしのときより生活の質は上がって、作業時間は増えたけど負担もそれほど増えたとは思っていない
辛い経験があったからこそなおさらそう思うのでしょうね