碧野圭のレビュー一覧
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シリーズ第六作。
靖子先生が文旦フェスから身を引いた理由。
竹藪から筍が一本か二本、時々盗まれる理由。
亡くなった母が残した珊瑚の指輪の行方。
野川フェスのカレーブースで続く体調不良者。
コロナで靖子先生が離脱中に店にやってきた怪しい男性の正体。
全体的にはほのぼのした雰囲気。
優希と川島の関係も穏やかに進行中。
靖子先生からメニューを考えるのを手伝ったり、靖子先生離脱中には香奈と一緒に店の切り盛りをしたりと仕事でも頼られるようになっている。
事件の謎解きも全体的にはほっとするものが多かったが、野川フェスの話は完全解決とはいかず、今後にも引きずりそうな予感。
靖子先生の話としては過去の著作が出て来たことで、優希がモヤモヤするのが分かるような。
でも先生らしい姿だったけれど。
最後は大団円。こちらは今後明るく繋がりそうな終わり方。 -
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大変読みやすい。出版社の女性2人の出世に関わる会社の人間関係や、夫婦関係、子育て関係などが取り上げられている。
ワークバランスってとても大事だ。
仕事だけの生き方で、家庭を顧みないっていうのも男性の生き方としても困るし、それが独身女性のキャリアウーマンといる人たちの生き方で幸せならいいけれど。
家事や家庭、子育て介護を両立させている奮闘している女性の生き方も難しいな。
そういう中で、主人公は各部署のお荷物と思われるいろんな事情を抱えた人材を新部署に集めていく。
セクハラ、パワハラ、嫉妬等。仕事していると、残念ながら誰もが経験することもさらっと描かれている。育児や介護をしながら働きたいと思う人の時短勤務も含め、退職者、学生のアルバイトいろんな人たちの事情を組んでより良い実績にも結びつけられると言う仕事の割り振りができる、俯瞰できる上司がいるといいなあ。ご自身が苦労された女性会長が最後水戸黄門なみに方針をズバッと示すところ、爽快だし長年の思いが伝わってきた。
出版社について作者はわかりやすく描いてくれています。 -
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ネタバレ装丁や編集や印刷など
本や雑誌や美術展のパンフレットなどが
出来上がるまでの過程が描かれる
THE お仕事小説!!
本好きには たまらない物語でした!
普段の私だと…
マンガのようなイラストの本は
あまり手に取ったりしないのだけど…
読まず嫌いしてたのかも…と感じました
イチから何かを作り出し
作り出したもので自分を表現する世界に
身を置いてる全ての方を
応援したくなりました!!
好きなことを仕事にするって
覚悟がいりますよね!
私は小説のようなお仕事に
就いているわけじゃないけど
今の仕事が大好きで
もっと極めたいと思ってます!!
仕事に対するモチベーションを
上げてもらえたので本当に読んで良かったです♡ -
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感想
神戸の酒鬼薔薇事件をベースにした作品と思われる。
キッカケを作ったと言っても、犯罪を犯した奴がおかしいことに変わりはない。
あらすじ
椎野正和は書店に勤める契約社員。ある日、17年前の犯罪者である死我羅鬼潔が猟奇殺人事件の告白本を出す。
正和は犯人と幼馴染であり、共犯者と疑われた過去を苦々しく思っていた。
久しぶりに実家に帰った折に、昔インタビューを受けた週刊誌記者の青木に出くわす。苦い思いをさせられたので会いたくない相手であったが、ある日、青木が階段を踏み外して亡くなったことを知る。
猟奇殺人鬼、藤木創を演じていたのは弟の佑だった。さらには、佑は創ともめて、殺してしまい、正和の弟の秀和が佑と結託して暴露本を仕上げ、創の遺体処理をしたのだった。
その後、佑は自殺し、秀和の告白で創の犯罪のキッカケを作ったのが正和自身であることを思い出す。 -
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正に、弓道の世界へ導く襖のような物語だ。
主人公である楓は、元来弓道もとい武道とは無縁な生活を送る女子生徒だった。思春期らしく、日常の様々な事象に不安も覚えていた。しかし、ある日神社へ足を踏み入れてから、弓道の世界へ引き込まれていく。
初めはその強かさから逃げることも考えるが、次第に魅力に気付かされる。自らの日々と武道との結びつきが浮かび上がってくる。
またそれが楓の生活や考えを豊かにしてゆく。恋もまたほのかに。
まさに弓道の静謐さ、神聖さを体現したような物語である。
主人公と共に、読者もその魅力に引き込まれていくようだ。
日本人は、いくら無宗教や多宗教と言われようと、根元には神道的自意識がどこかにあるのかもしれないと思わされる。
仄かに蕾が開き始めるようなラストは、次作への期待と共に、希望に満ち溢れている。
序盤の専門用語の羅列は、経験のない場合に少々退屈かもしれないが、弓道の知識が少しでもあればより楽しめる作品だと思う。 -
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碧野圭さん著『書店ガール3』の概要と感想になります。
概要です。
年齢は一回り違うけれども、お互いを戦友とリスペクトする理子と亜紀。吉祥寺店で働く亜紀は子育てと仕事の両立に悩みを抱え、一方の理子は、かつて日本を揺るがせた彼の地を訪れ、様々な悩みを消化しきれずにいた。そんな葛藤の末に開かれた企画は、どんな展開になるのだろうか?
感想です。
3作目ですが『ガール』と言うより『レディ』ですよね?と思うほど、理子と亜紀の成長が早いなと感じました。1作目の勢いは2作目では続いていたものの、本作は大人の女性視点で描かれる場面が多く、『ガール』と呼ぶのは失礼に感じ始めています。はたして4作目はどんな展開が待ち受けているのでしょうかね(^^) -
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「凛としてして弓を引く」3冊目。
先日、乗っていた電車が大阪城公園駅に着いたところ、弓を持った若い人たちがどっと乗ってきた。調べてみたら、近くに立派な弓道場があるのね。
施設の案内には『個人の練習をはじめ各種大会や競技会に利用される他、弓道体験や弓道教室なども行っています』とあって、観客席も200席とあるのでなかなかのものだな。
本作は「初陣篇」とあるので、ようやく楓たちもそうした会場での試合の話が中心になるのかと思っていたら、どちらかと言えば、部長の立場や弓道の上達、乙矢くんへの気持ちに進路のことなど、ず~っともやもやし続ける楓の姿が中心で、読んでるこちらもちょっともやもや。今どきの高校生ってこんな感じなのかな。
そんな彼女に対して、今回は顧問の田野倉が先生らしいところを見せる。『自分は自分』とか『口にしたら、それが自分の中の真実になる』など、いいこと言うね。
的中を競う試合と『日常の動作が訓練になる』という弓道会の教えが別々のものに見えて、最初の巻に感じ入った私としては、今作はいささかもどかしかったのでした。 -
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女同士の距離感や案件がポンポンと進んでいくのが小気味よく、辛い展開もなくて気軽に読めるお仕事小説。犬もかわいい。
同じ畑の人間なのでちょっとリアリティが薄いかなとは思った。持論ではあるが、青のような人物はデザイナーには向いてないように思う。トップデザイナーに必要なのは天才的なセンスではなくプレゼン力だと思っているので、青のようにコミュ力が低く人間嫌いな人には仕事が来ない気がする。
それに比べ、めぐみのような人は重宝されると思う。というか、彼女の喋り方が好感度高すぎて、この子超モテそうと思った。
中盤で印刷会社の人が語る「編集者やデザイナーが気概を持たず、「できればやりたい」くらいだと周りは動かない。熱意がある人に、人はついて行く(要約)」という言葉が胸に刺さった。自分ももう少し押しが強くなりたい。