碧野圭のレビュー一覧
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菜の花食堂のオーナーである下河辺靖子は、定休日に月2回料理教室をしている。
優希は、料理教室の助手としてオーナーのお手伝いをしている。
なぜ優希がここへ通うことになったかの経緯も含め、オーナーが、料理教室の生徒さんたちの困りごとを解決する物語。
メインの料理や食材とともに6話の短篇。
オーナーである靖子先生は、素朴で家庭的な料理の腕前も凄いのだが、料理教室に通う人たちの悩みや困りごとを瞬時に理解して、的確なアドバイスをする。
料理だけでなく心まで癒やしてくれる。
物語自体は、悩みを解決するのがメインなので詳しい料理のレシピが無いのが残念。 -
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野菜を中心にした〈菜の花食堂〉を営む傍ら定休日には料理教室も開いている下河辺靖子先生がタイトル通り「ささやかな事件」の謎解きをする第三作。
シリーズとしての変化は元生徒の香奈が押し掛け弟子として料理スタッフになり、食堂では瓶詰工房が完成して新たな目玉商品が出来ている。
主人公の優希は瓶詰商品の売り込みや新たな営業スタイルに向けての準備にこれまでにない充実感を感じて新たな決意をする。
事件は香奈の彼氏が料理を食べてくれない問題再び。
ピクルスのお酢だけを欲しがる女の子。
野菜の無人販売所で売り上げが増えている。
優希の隣人の謎の行動と臭い。
「ささやかな事件」だけに解決もあっさり。ちょっと -
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『ちょっとしたヒントから真実を見抜く、日本のミス・マープル』こと下河辺(しもこうべ)靖子先生は、ランチのみの<菜の花食堂>を一人で切り盛りする傍ら、月二度、定休日に料理教室を開き講師を務めている。
そして教室の助手を務めるのが語り手でもある館林優希。無償の助手だが代わりに教室で様々なことを学んでいる。
第一作である前作の終盤、娘のSOSで即行動を起こした靖子先生のその顛末を知りたかったのだが、『いずれ時期が来たら』ということで今回は無し。
代わりに靖子先生のとんでもない過去が明らかになった。
このシリーズ、探偵役である靖子先生が60歳ということで年代としては若いがどうしても吉永南央さんの -
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ネタバレジェンダーギャップをテーマにしてそうだなー男の私には頭が痛い話なのかなー、と読み始める前は心配でした。
けれど、読み進めていくと男・女に限らず、仕事や私生活において考え方の違う人同士、どのように歩み寄って前に進んでいくか、というのが主軸では?と考えるようになりました。特に仕事に対するモチベーションの違いというのは、多くの人が仕事場で体験する悩ましいことなのではと思います。
読んでいて思ったのは「もう少しお前ら歩み寄れよ」という考えですかね? あるいは「相手の状況も考えてあげて」でしょうか。仕事を再開した達彦と駒子さんが家庭内のことでぶつかり合うような場面は、だいたい自分のエゴを相手に押し付 -
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「スタンドバイミー」形式のサスペンス推理小説ですね‼️
東京の書店に勤務する正和は、中学生の時に隣に住む幼なじみ同級生が犯した猟奇的殺人事件に巻き込まれる⁉️
動機解明の謎を主題にした小説ですが、推理小説で「動機」ほど難しい問題は無いでしょう❗
本当の「動機」は犯人にしか分からない、犯人すらも確かな「動機」を持ってない事も有りうるから、本格探偵推理小説では「動機」は後回しにされることも有るくらいです⁉️
難しい課題に取り組んだ力作ですね✨
作家さんの書店員への愛着は並々ならぬものがあるのが良くわかる作風なので、シリアスながら興味深く読み進めました