碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版社で働く管理職の女性のお仕事小説
タイトル通り、主人公の水上駒子さんは管理課の課長のままさほど出世したくないのに新事業部の次長に昇進し、同じく昇進した女性次長と1年後の部長のポストを争わされる
また、家庭では完璧に家事をこなしていた専業主婦の夫が仕事を再開したり、高校生の娘の様子がおかしかったり……
社内に蔓延する噂話や陰口、パワハラ、セクハラ、男社会のやっかみ、伝統を笠に旧態依然とした保守的な社員等々様々な問題の中で駒子さんはどうするのか?
ちゃんとした大きい会社は大変ですねぇと思ってしまう
部署間のあれこれや、出世欲の強い人達の足の引っ張り合いなんて、もっと上の人から見たら無駄なのでは?と思うけど、上の人も出世欲の強い人で組織がそういう人を評価する体制になってたらそうなってしまうのかもね
実際問題として、管理職の女性が少ないのは出世を望む女性が相対的に少ないから結果としても少なくなっているんじゃないですかね?
作中でも駒子さんもそんなに出世したくないと思っていたように……
そう思う要因としては、出産育児によるキャリアの中断とか、家庭の事情とか、自己も含めての社会的偏見とかなので結局はジェンダー問題なんでしょうね
家庭内の家事に関しては、実体験として、炊事掃除洗濯をしても感謝されないでやるのがあたりまえという状況は辛いものがある
「そのくらい自分でやれ」と思うけど、拒否するとモラハラで精神的に責められる事を考慮して渋々やらざるを得ない辛さ
今は自分の事だけすればよいという完全自由意志によるものなのでとても楽
前の一人暮らしのときより生活の質は上がって、作業時間は増えたけど負担もそれほど増えたとは思っていない
辛い経験があったからこそなおさらそう思うのでしょうね -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ときどき思うんだ。仕事辞めなかったらどうだったかなって。」亜紀の従妹の舞の言葉です。ふと、目頭が熱くなってしまいました。後悔はしていない、でも満足もしていない。子供を持った母親は、”この一言”で、慰めるしかないのだろうか、と。
本当は、優秀な人が追い詰められないような、多様な働き方が出来るとよかった。保育園も発熱した幼児を預かってくれる環境になってればよかった。子育てと仕事が、女性だけの負担にならない社会になっていればよかった。
亜紀は語る。すぐには社会は変えられないけど、いつかそれを実現させるために、動いてみたいと。
ずっと、ずっと、ずっと、応援してゆきたい。そして、出来ることがあれば、声をあげてゆきたい。
東日本大震災から、3年目。復興支援フェアを東京で開催する。被災地には被災地なりの、東京では東京なりの復興支援の方法があるハズ。亜紀さんではないけど、すぐには社会は変えられないけど、と、心を強く持ってみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
展開が気になって、通勤時間に一気読み!
主人公の、書店員としての正義感と、事件関係者としての憤りやトラウマが入り混じって、どんな結末になるのかと、ページを繰る手が止まらなかった。
主人公の母親の気持ちも分かるし、主人公の弟や加害者の弟に同情するが、なんと言っても17年前の事件を蒸し返そうとする犯人と出版社に対して、ムカムカする気持ちが止まらない。
実際の事件でも、被害者家族や、近隣に住んでいたというだけでマスコミに追いかけられる人たちの苦悩は計り知れないものがあるだろう。
主人公の家族たちが出した結論が、正しいかどうかは議論が分かれると思うが、被害者家族のことを考えると、これで最善だったのではと思う。
下世話な暴露本に対する出版社や書店の葛藤も、読めてよかった。 -
Posted by ブクログ
今回は東日本大震災のあった東北の本屋さんとの関わりがテーマになっている。
そこで理子はとても辛い経験をした
書店店長沢村さんと出会い
東京でイベントを企画する。
とても重いテーマだけど
みんなきちんと向き合って
真剣に取り組む姿に
やっぱり彼女たちは素晴らしいと思った。
他にも亜紀の子育てとお仕事のことや
元気なバイトちゃんが登場したり
3巻もいろんなお話がうまく同時進行して
読み応えがありました。
書店ガールが7巻まであることを知り
びっくりするとともに
「しゃばけ」の次は
書店ガール読破だな、と
また楽しみが増えました。
頑張りまーす♪