碧野圭のレビュー一覧

  • 辞めない理由

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    最初の数ページを読んだ時は読み始めたことを後悔した。図書ガールを読んだ後でもありこの後の逆転劇を感じていても、主人公にのしかかる悲劇は読んでて辛いものでした。負の連鎖はその後全編の約半分近く続き、予想通りの展開。しかし前半の痛めつけもあってとても心地よく読みすすめることができる。いくらなんでもうまく行き過ぎでは?と思わなくもないが、本来の主人公のポテンシャルが手繰り寄せた幸運なんだと思い納得しておく。この物語はワーキングマザーを応援する雑誌作りを題材にしたワーキングマザー応援小説という入れ子構造なんだと、読み進めて気がつく。
    それにしても雑誌刊行のプロセスがよくわかりますね。出版社のお話だけに

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    2015年05月24日
  • エール!(1)

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    お仕事小説のアンソロジーシリーズ第一弾。特に良かったのは、『イッツ・ア・スモール・ワールド』かな。最後の『終わった恋とジェット・ラグ』はダイエットと英語の勉強はよく似ている…の冒頭分で通じるものがありストーリーも面白かった。第2弾も愉しみ。

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    2015年02月15日
  • エール!(1)

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    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。

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    2014年12月27日
  • 辞めない理由

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    面白い。フルタイムで働く女性として、タイトルに惹かれて買い、その日のうちに一気読みしました。
    組織で起こる理不尽な仕打ちに負けない強さ。
    「辞めない、奴らが辞めろと思っているなら、辞めない。
    このまま引き下がってたまるもんですか。
    このままでは、絶対に終わらない。
    絶対に見返してやる。」
    このセリフには、意地とともに強烈な意志の強さを、感じました。
    ただ、後半にもう一波乱あるかと思っていたら、トントン拍子に最後まで進んでしまい少し拍子抜けしました。そのため、星4つです。

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    2014年11月30日
  • 辞めない理由

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    ネタバレ

    書店ガールでおなじみの作者の原点。自身の15年に及ぶ出版社勤務の経験を活かした作品。

    前半は本当にむかむかと気分が悪く、腹の立つ展開。
    後半は主人公・和美の逆転攻勢…に見えるのだが、実は違う。

    結局、人間関係や根回し下手で、実直に仕事に取り組んでいた和美が周囲の意見に耳を傾けたり、上司の立場を慮ったりという組織人としての成長を遂げ、周囲とも瓦解して一件落着。。と見えた。

    つまりは仕事の能力よりも組織の一員としての振る舞い方や、管理職として部下や後輩を育てたり、多くの人脈を持つ人間が社会を勝ち上がっていくものだと示唆されているような気がした。

    ごもっとも。能力主義など日本社会では夢物語。

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    2014年10月23日
  • エール!(1)

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    近藤史恵のラストが良すぎた。元カレ騒動がメインかと思いきや『そっちで締めたか~!』と。やられた。
    全体的に『エール!(3)』より好印象。次は(2)を読む。

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    2014年09月23日
  • 全部抱きしめて

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    不倫、退職、離婚を経た女性が、件の男性と復縁して幸せになる話。
    主人公の立場から見たら確かにこんな感じだと推測できるものの、やっぱり共感はできないわ。
    自分の立場に置き換えて、どれだけ好意をもつ女性であっても、娘たちを選ぶだろうな。

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    2014年09月10日
  • エール!(1)

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    仕事頑張ろうって思える本。短編集だけど、他の話のキーワードがちらほら出てきて微妙にリンクしているのがいい。

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    2014年08月22日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

    職業物のアンソロジー、全6編。収録作品は全て書き下ろし
    独身女性が、仕事に悩みながらも前進していく話。
    読むまで、順風満帆のまま暮らしているの話を連想していたが、ゆずこしょうの効いた物語で一喜一憂しながら読めた。
    (窮状認識+報告連絡相談)×努力×忍耐=成長or成果

    ・大崎梢「ウェイク・アップ」→元売れっ子漫画家
    ・平山瑞穂「六畳ひと間のLA」→通信講座の英語講師
    ・青井夏海「金環日食を見よう」市営プラネタリウム解説員
    ・小路幸也「イッツ・ア・スモール・ワールド」→ディスプレイデザイナー
    ・碧野圭「わずか四分間の輝き」→スケート専門のスポーツ記者
    ・近藤史恵「終わった恋とジェット・ラグ」→団

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    2014年06月06日
  • 全部抱きしめて

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    帯の「全てを捨てて誰かを愛せますか?」に惹きつけられた。
    「書店ガール」とは、全然雰囲気の違う話。
    こんな結末は現実ではそうそうない。
    でも小説の中くらいハッピーエンドが良い。
    読み終わった後に幸せの余韻が欲しい。
    でも読んでいる時のドキドキは欲しい。
    人は我儘で貪欲だな。

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    2014年11月02日
  • エール!(1)

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    ネタバレ

     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。

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    2014年01月13日
  • 全部抱きしめて

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    男と女の関係は、男と女の数だけあってそこに正解は無いと、数々の愛憎劇を耳にするたびに思う。自分にはそんなに感情の起伏が無いのでのめり込んだことは無いけど。女ごころ‥良くわかりません。

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    2013年12月11日
  • エール!(1)

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    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。
    一番良かったのは、やっぱり小路氏の「イッツ・ア・スモール・ワールド」かな。

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    2013年11月18日
  • 書店ガール

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    なんかイメージと違うなーというのが最初の印象でした。
    書店のお仕事小説ということで、もっと楽しくお仕事しているかと思ってたのに、なんだか読み進めるうちになんかこうモヤモヤしたものが胸内にたちこめるようなあまり気分良くない感じを受け取りました。
    女性の戦いとか特にそう。
    それを一気に越えてくれたのが男性陣の存在でしたね。
    タイムスリップして明治とか昭和とかに行ったっけ?と思うくらい女性蔑視がひどかったです。
    そこで手を組む女性二人がカッコイイのですが。
    しかし現実にもこんな現代でも女性蔑視の風潮ってあるのですね?
    作者が女性か男性か知らないのですが、そこらへんが自分的には目から鱗でした。
    でもそ

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    2025年05月31日
  • 銀盤のトレース age16 飛翔

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    再読。
    全日本ジュニア選手権、全日本選手権への招待出場、世界ジュニア選手権とどんどん階段を上がっていく主人公。
    学業との両立、自己管理の甘さ、周囲の変化についていっていない様子がよく表れている。
    日本のトップスケーターはまともな学生生活を送っていない、スポーツエリートの傲慢な言葉など、所々に出てくる描写が気になった。


    2012.7.10
    シリーズ三作目。
    フィギュア王国名古屋を舞台にした女子フィギュアスケーターの成長物語。
    高校生の主人公が、サブタイトルのとおり世界へと飛翔していく。
    自分の技量や才能に心がついていっていない様子がよく表れている。
    表舞台に立つ人は、早く大人にされてしまうの

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    2019年09月15日
  • 銀盤のトレース age15 転機

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    ライトノベルというジャンルにしたけど、ちょっと昔の「ジュニア小説」と言った方がいいかも。
    派手さのない良質な青春小説でした。
    スケートのシーンも面白かった。
    登場するスケーターも上手く現実の選手をミックスして「これは○○選手」と特定できないようになってるのがいいな。

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    2012年05月01日
  • 銀盤のトレース

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    朱里のまっすぐさや強さに惹かれます。
    姉・瑠璃を始めとした家族も丁寧に描写されているなと感じました。

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    2012年03月21日
  • 銀盤のトレース age16 飛翔

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    左右両回転ジャンプという、ぎりぎり現実にありえそうな設定がうまい。等身大のスケート少女物語です。大げさすぎないリアルな展開・描写が面白い!

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    2012年02月25日
  • 銀盤のトレース age16 飛翔

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    (No.12-12) フィギュアスケート小説です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『高1の秋、中部ブロック大会で優勝した竹中朱里は2ヵ月後、全日本ジュニア選手権大会へと駒を進めていた。世界ジュニアの出場権がかかった試合当日、朱里は体調を崩し、スケート靴のトラブルにも見舞われ絶体絶命のピンチに。ところが演技中に朱里のとった行動は周囲をあっと驚かせる。
    スケート少女の苦悩と成長を活写する人気シリーズ続編。文庫書下ろし。』

    前作 age15 で、悩んだ末に頑張って入った高校は朱里にとって大正解でした。一時ギクシャクした明子先生ともすっかり元通りになり、朱里はこれからも先生と一緒にやって行き

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    2012年02月17日
  • 銀盤のトレース age16 飛翔

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    今作もおもしろかった。すごい勢いで朱里ちゃんが成長している。
    全日本ジュニア、全日本、世界ジュニアとステージが上がることでの悩みも出てきて、今後もどうなっていくのか楽しみ。
    フィギュアの世界ってこんな感じなのかなー、と実際の選手を想像しながら楽しんだ。

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    2012年02月12日