碧野圭のレビュー一覧

  • 菜の花食堂のささやかな事件簿

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    あまり期待していなかったのに、意外と良かった。
    登場人物それぞれがしっかりキャラクターとして立っていて、どんな人なのかがきちんと伝わってくる。

    ミステリーといっても大きな謎ではなく、小さな出来事を描いた程度の話ばかり。でも逆に肩の力を抜いて安心して読めるところが魅力だと思う。少し説教臭い場面もあるけれど、許容範囲。

    最後が先生自身の謎なののも ありがちな展開なのに良かった。

    「シリーズ化してもいいな」と思っていたら、すでにシリーズが続いていることを知って納得。全体として、想像していたよりもずっと良い読書体験だった。

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    2025年08月29日
  • 凜として弓を引く

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    弓道を始める女の子のお話。

    弓を引く一人として楽しく読みましたが、弓道未経験の方にとってはどういう風に映るのだろう。何より活字で読む弓道の所作は伝わるのかしら?と不思議に思いつつ読みました。
    弓道と一口に言っても射手の技量や会の技術レベル、雰囲気、学生か一般かなどがらりと環境が変わったりするものですが、割といい感じに「よくある街の道場」を舞台に描いていてよかったです。

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    2025年08月25日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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    小松菜のお好み焼き美味しそう。なんとなく恋の予感を感じもしたり。今回は続きを感じそうな終わり方だった!スパッと会社を辞めてて驚き。

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    2025年08月15日
  • エール!(1)

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    お仕事アンソロジー。スポーツライターとツアーコンダクターの話が良かった。
    いろんな仕事の裏側が知れるのが楽しい。

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    2025年08月15日
  • エール!(1)

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    軽く楽しく読める本を、と思い選んだ本がピッタリでよかったです。後書きにもありましたが、仕事後寝る前にベッドで読むのに最適でした。
    近藤史恵さんのツアコンのお話が好みでした。一番仕事中の話だったからかな? それ以外も粒揃いで楽しく読めました。
    お仕事小説は大好きなので、2、3冊目も読みたいと思います。

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    2025年07月31日
  • 書棚の番人

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    神戸児童殺傷事件の流れをモチーフにしている。
    その本質に迫るというものではなく、それを用いて別な事を描いている。
    であるなら完全に架空の事件の方が気持ち的には読みやすいと思うのは個人的な感想。

    事件関係者、周辺者の話としては考えさせられるものがある。
    書店が店員目線で描かれている様子などは面白い。
    仕方がない事にちゃんと寛容でなければなというのが学びかな。

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    2025年07月22日
  • 書店員と二つの罪

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    同級生の女生徒を殺害した犯人は隣に住む幼馴染。始めの語り手が誰なのかずっと引っかかっていたけれど終盤でわかる。巻き込まれた者達の苦悩や封印していた心の罪。共感もあればスッキリしない点も残る。書店員として本に向き合う姿勢は興味深かった。

    日々、右から左へ流れ、消費されては忘れ去られていく様々な事件事故に対する自分自身の姿勢も振り返り、考えさせられました。

    〈心に残った言葉〉
    "忘れること、忘れられることは、時に救いとなる。"

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    2025年06月27日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    それぞれが新しい環境で壁にぶつかって、もがいて、あがいて、どうにかしてその壁を越えようと努力する

    どうしょうもできない事がそこにはあったりもするのだけれど、もがいて、あがいた人にしか見えないものもそこにはある。

    ご褒美かどうかはこれからの楽しみ

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    2025年06月23日
  • 書棚の番人

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    読みはじめて間もなく読んだことが有ると気づいたが詳細は思い出せなかったのでそのまま再読。話はおもしろかったが、主人公が記憶を封じ込めるほど罪の意識を感じる必要がないような気がする。

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    2025年05月16日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日

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    どれも面白かった!オーディブルの読み方が結構強い読み方だったけど。

    続きも絶対にまた聴きたいな。軽くて何かしながらとか歩きながら聴くと楽しめる。

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    2025年05月05日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    いよいよ若い世代に

    就活がメインだけど、みんな不安や心配から何を目標にして仕事を選ぶのか

    書店で働くことの意義とは、、、

    不安に思ったり、疑心暗鬼になったり、何事にも億劫になったりもするけど、ちょっとしたきっかけで何に対しても喜びを見出せる!

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    2025年04月09日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿

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    ネタバレ

    靖子先生が開く菜の花食堂の料理教室が舞台というコージーミステリー。食堂の話というより料理教室がメイン。主人公、思い込みが強い気がする…でもそうしないと話が進まないのか。みんな色々人には言わないけど、込み入った事情があるよね…という感じ。登場人物、ちょいちょいイライラするのが出てきます。

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    2025年03月28日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    儲けるより大事なことがある、人の縁とか日々の充足感とか。仕事って、そういうものを犠牲にしてやるものではない。

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    2025年03月20日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    今回は東日本大震災がテーマになっています

    現地で被災した方はもちろん、そうでなかった人たちもいろんな形で傷ついたり苦しんだり、しんどくて、どうしょうもない気持ちに

    でもそこから一歩を踏み出さないといけないことは百も承知してるのだけど、それでもその一歩がなかなか踏み出せない

    どうやったらその一歩が踏み出せるのか?

    というお話です

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    2025年02月28日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿~人参は微笑む

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    シリーズ第六弾。

    食堂兼料理教室〈菜の花食堂〉のオーナー・靖子先生が様々な謎を解明していく連作五話が収録されております。

    前巻で”わかりにくすぎる告白”を経てめでたくカップルになった優希と川島さん。
    二人が"地元デート"中に見つけた「文旦フェス」をきっかけに、靖子先生の"華麗なる過去"が明らかに(第一話「文旦とためらい」)。
    優希は自分の知らない靖子先生の過去があることにモヤっていたけど、周囲が騒がしくなることにうんざりしている感じの靖子先生からすれば、敢えて自分から言う事ではない、ってなるのも"そら、そうでしょ"って思いますけど

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    2025年02月24日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    今回はこんなところがテーマです。

    仙台店
    震災の話
    晶紀の子育てと仕事の両立
    亜紀と店長理子のお互い助け合う、高めあうよい関係性


    理子がエリア長として働く仙台の本屋が出てきて、震災絡みの内容も描写されるのだが、その部分は読んでいて気が重くなるのでスルーしました。
     
    無神経なメンズたちの言葉の端々にいらっとする晶紀の様子。作者の男子優先の社会に対する不満をシリーズ中ちょいちょい感じる。まったく同感!でまだまだ女子って社会からのサポートが薄くて損だなぁと思う。昭和の男性優位的な感性がなくなるにはまだ時間がかかりそう!

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    2025年02月14日
  • 書店ガール

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    この本の中で紹介される本が楽しみ!

    クールな西岡理子店長と自由な晶紀。会社内の妬み
    、気が合わない、女子のめんどくさいやつ、等々、実際現実でも目にするなぁと思う。

    最初は空回りしていた理子だけど、店長に抜擢されて成長していく。確執のあった晶紀も、理子の本質を見抜いてなついて協力的になっていく。影響を受けて周りの人もいつしかポジティブに。
    頑張り屋の理子さんのキャラは好きですねー。

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    2025年02月12日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿~人参は微笑む

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    いつものように元気と頭の冴えている。春子先生色々な料理も考え困っている人話を聞き早く解決する。少し話した言葉で色々な事がわかってすごいと思う。料理をする人は頭が良いと思った。春子先生が体調悪くし、病院に行った所コロナになっていた。休みの間2人が頑張る。春子先生は仕事に復帰したけど、味覚障害で味がわからなくなった。そしてクリスマスイブ、久しぶりの息子と親子の再会涙ぐむ2人。

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    2025年02月02日
  • 書棚の番人

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    書店絡みの描写はなかなか興味深かった。
    ただ、事件の真相の部分は肩透かしな感じもした。結構引っ張って、期待感が高まったところで一気に明かされた分、特に主人公と事件の関係性のところは、それだけ?と思ってしまったのが少し残念だった。

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    2025年01月11日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    4作目は主人公が代替わりして、就活に悩む大学生のアルバイト愛奈と契約社員として働く書店員5年目の彩加の昇進と転勤という人生の転機の話し。
    仕事は私生活の充実のために条件で選ぶもの?条件よりもやりたいこと優先で選ぶ?周りの人はみんな自信満々に見えるけど自分は… 悩んで悩んで自分らしさをみつけていく。 
    自分もグダグダ悩んだりしてきたけど結局たいした努力も行動もしないで今まで生きてきちゃったなぁ〜 若いっていいな〜いろんな道があって。

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    2024年12月17日