碧野圭のレビュー一覧
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なんかイメージと違うなーというのが最初の印象でした。
書店のお仕事小説ということで、もっと楽しくお仕事しているかと思ってたのに、なんだか読み進めるうちになんかこうモヤモヤしたものが胸内にたちこめるようなあまり気分良くない感じを受け取りました。
女性の戦いとか特にそう。
それを一気に越えてくれたのが男性陣の存在でしたね。
タイムスリップして明治とか昭和とかに行ったっけ?と思うくらい女性蔑視がひどかったです。
そこで手を組む女性二人がカッコイイのですが。
しかし現実にもこんな現代でも女性蔑視の風潮ってあるのですね?
作者が女性か男性か知らないのですが、そこらへんが自分的には目から鱗でした。
でもそ -
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再読。
全日本ジュニア選手権、全日本選手権への招待出場、世界ジュニア選手権とどんどん階段を上がっていく主人公。
学業との両立、自己管理の甘さ、周囲の変化についていっていない様子がよく表れている。
日本のトップスケーターはまともな学生生活を送っていない、スポーツエリートの傲慢な言葉など、所々に出てくる描写が気になった。
2012.7.10
シリーズ三作目。
フィギュア王国名古屋を舞台にした女子フィギュアスケーターの成長物語。
高校生の主人公が、サブタイトルのとおり世界へと飛翔していく。
自分の技量や才能に心がついていっていない様子がよく表れている。
表舞台に立つ人は、早く大人にされてしまうの -
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(No.12-12) フィギュアスケート小説です。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『高1の秋、中部ブロック大会で優勝した竹中朱里は2ヵ月後、全日本ジュニア選手権大会へと駒を進めていた。世界ジュニアの出場権がかかった試合当日、朱里は体調を崩し、スケート靴のトラブルにも見舞われ絶体絶命のピンチに。ところが演技中に朱里のとった行動は周囲をあっと驚かせる。
スケート少女の苦悩と成長を活写する人気シリーズ続編。文庫書下ろし。』
前作 age15 で、悩んだ末に頑張って入った高校は朱里にとって大正解でした。一時ギクシャクした明子先生ともすっかり元通りになり、朱里はこれからも先生と一緒にやって行き -
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(No.11-91) 「銀盤のトレース」の続編です。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『怪我、進学、心身の変化、スケート少女の転機と成長!
中3の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。しかし数ヶ月のリハビリ期間に猛勉強し、名古屋のスポーツ強豪進学校に合格した。フィギュアスケート部でライバル達と切磋琢磨の日々を送るが、怪我で芽生えた恐怖心を拭うため、ある重大な決断をする。
競技と勉強の両立、家族やコーチ、仲間との関係などを活写した青春フィギュアスケート小説の傑作!』
実は私は「銀盤のトレース」より先にこっちを読んだのです。というか、前作を知らなかった。これを読んでから調べて -
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(No.11-90) フィギュアスケート小説です。
紹介文をオビから転載します。
『名古屋でフィギュアスケートに打ち込む小6の竹中朱里。だが、レッスン費用がかさむスケートをやめさせたい両親に「バッジテストで5級に受かるか、県大会で3位以内に入らない場合はクラブを辞める」という条件を出される。
バッジテストに落ち県大会でも大きなミスをし、絶体絶命の朱里にスケート連盟からある提案がなされて・・・・。
夢はトリプル・アクセル!氷上の妖精にあこがれ、熾烈な競争をくぐりぬけていく少女たちの日々を活写。
フィギュア王国・愛知県を舞台に描く、書き下ろし青春小説。
綿密な取材に基づく、リアルなフィギュアス -
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名古屋が舞台のフィギアスケートの話。プロローグではフィギアスケートをするきっかけから話は始まり、第一章はその2年後。県大会で3位までに入らなければフィギアスケートを辞めなければいけない。才能もあり、努力型の主人公です。技だけではなく、精神面も成長していく物語です。トップアスリートになれるのはほんの一握りでなれない人の方がほとんどで、分かってはいてもなれない人(クラブメイトの譲や珠紀)の方に思い入れてみたり。主人公の地道な練習や突き進んでいく強さ、そして試合ではなくとも最高の演技が出来る事に感動を覚えました。普段はしないのですが、初めにざっと内容を確認してからもう一度読みました。それだけ引き付け
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「凛としてして弓を引く」5冊目。
本の紹介に『最後の大会となるインターハイ予選がいよいよ始まる』とあるが、その試合はあっという間に終わってしまう。
早々にこんな結果でどう進んでいくのかと思ったが、そこからは、受験勉強の合間に、後輩たちの夏合宿を手伝いに行ったり、ひとりインターハイに出場する善美の応援に長崎まで日帰りしたりが描かれる。
善美のインターハイでの個人戦の様子にはちょっとドキドキ。弓道の試合ってああいう風に色々な形で射を競うのだな。正に相手とではなく自分との戦いという緊張感がよく伝わってきた。
楓はと言えば、同じ時に弓道を始めた善美との差に落ち込んだり、乙矢の従姉妹だという奏楽にかき -
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高校生になって近所の弓道会に出会った楓。
形や礼儀、作法がめんどくさいなという感想が
だんだん変化していく過程が、なんか好感。
作法が身について、実になって生活にも反映され、
積み重なって、弓道と向き合う姿勢が作られる...
...軽く読める爽やかな作品なのに、そんな真髄を味わうことができた。
著者は2016年から弓道始めて2021年に出版した作品だそうで、なるほどナットク。
的に中るかどうか、自分と仲間の結果ばかり比較している時には中らない。
けれどまっさらになって、弓と己の存在だけを感じる瞬間。
その一瞬の感覚が鮮やかで、とても好きなシーンだった。
楓を取り巻く大人たちも、とても素敵 -
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人と人とを繋ぐ本を売る、書店員のお仕事小説。
電子書籍が広がり、紙の本の売上が減少傾向にある現在における書店のあり方について、またPOPのひとつひとつへの書店員のこだわりについて触れたり、考えたりするきっかけになった。街の本屋は姿を消していくが、主人公らが働くような素敵な書店は残されていって欲しい。自分も書店で働きたくなった。
そして、この本は男社会に生きる女性というのもテーマのひとつで、小説の半分ほどは女性同士の妬みや嫉み、男性の女性への蔑視などが描かれており、恋愛も絡んで個人的になかなか読みにくいと思う部分もあったが、あるピンチをきっかけに主人公らが変わっていく姿に勇気を貰えた。
ま -
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本屋とミステリーが絡み合うお話は面白い。
本好きな書店員椎野が、積荷の中に入っていた少年犯罪者の告白本を見つけたところから話は始まる。
その犯罪者は椎野の同級生だった。
数年経った今、椎野はこの本をきっかけに記憶の中に封じ込めていた過去の出来事が鮮明に思い返されていく。創は何故このような行為に及んだのか、動機は何か少し違和感を感じつつ、過去の記憶を辿りながらも真実に近づいていく過程は面白かった。
椎野自身が記憶の扉に鍵を掛けていた分、真相が分かった時はなんともいえない気持ちになった。
例え椎野自身が発した言動に触発され、事件を起こしたとしてもそれは創がその言動にただ刺激されたからであって、誰も