碧野圭のレビュー一覧

  • 書店ガール 7 旅立ち

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    ネタバレ

    冒頭、前を走りバトンを繋ぐリレーの描写があり、そういう事なんだろなと思い、良い始まり方だと感じました。
    描き終わりは女傑ではなく前向きなアキで締めているのもとても良い終わり方でした。

    「本を語る事は自分を語る事」
    「読み通した本は自分の地肉となる」
    書店ガールのナンバーの中で一番、好きな言葉です。

    完結まで読み通してよかったと思える作品でした。

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    2021年09月17日
  • 書店ガール 5 ラノベとブンガク

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    ネタバレ

    本作は版元、作家にスポットをあてた内容となっており、過去シリーズの中では一番読み応えのある作品だと思います。

    感動場面もあり楽しく読ませて頂きました。



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    2021年09月15日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    就活、友達、パン

    勝手な解釈だけど、パンの様な作品と思いました。

    表面だけしかみえないであろう就活の面接。
    表面も中身も自分次第な友達関係。
    表面はパリッと中身はもっちりなパン。

    そう、、、パンは偉大である!

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    2021年09月10日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    ネタバレ

    心のこもった最後の挨拶も良かったが、どんな状況下にも前に進む事しかしないあきらしさが戻ってきたのも良かった。さらには二世も置き土産に。

    震災、マーキングママを題材にした本作だが、フェアの売場の説明に実際の出版物も登場する事で、読み手側としても、震災を風化させる事がないよう、今一度関連する著作を読んでみようと思える内容となっていました。

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    2021年09月07日
  • 書店員と二つの罪

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    展開が気になって、通勤時間に一気読み!
    主人公の、書店員としての正義感と、事件関係者としての憤りやトラウマが入り混じって、どんな結末になるのかと、ページを繰る手が止まらなかった。

    主人公の母親の気持ちも分かるし、主人公の弟や加害者の弟に同情するが、なんと言っても17年前の事件を蒸し返そうとする犯人と出版社に対して、ムカムカする気持ちが止まらない。
    実際の事件でも、被害者家族や、近隣に住んでいたというだけでマスコミに追いかけられる人たちの苦悩は計り知れないものがあるだろう。
    主人公の家族たちが出した結論が、正しいかどうかは議論が分かれると思うが、被害者家族のことを考えると、これで最善だったので

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    2021年08月23日
  • 書店員と二つの罪

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    17年前殺人事件が起きその後17年が経って、この中学の出身である正和は、東京で書店員をしていたが事件で正和も関わる事に成る。弟は事件の後引きこもり正和の実家の名古屋で三人で暮らしていた。父は死に母と弟を見る為名古屋の書店に変わるこの時の母は偉大だ、とにかく母強い、この母の様にはなれない。

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    2021年08月23日
  • 書店員と二つの罪

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    かつて起こった未成年による猟奇殺人事件
    遺体発見時の状況
    長い時を経て出版された犯人による告白本

    実際に起こった事件を想起させる設定に、事件当時の報道やその後の経緯を思い出しながら読んだ。

    プロローグに登場した2人は誰なのか。
    主人公が覚えていないと言う事件当時の記憶。
    元少年の現在。
    タイトルにある「2つの罪」とは。

    間延びすることなくスピード感をもって展開していき、真相はすべて明らかにされる。

    それを踏まえてあの結末をどう捉えるのか。
    罰とは何か、贖罪とは何か。

    書店は世相を映す鏡。
    書店の使命と現実、本への愛情も感じられた。

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    2021年08月07日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    春菊は調和する/セロリは変わっていく/裏切りのジャム/玉ねぎは二つの顔を持つ/タケノコは成長する

    ささやかな事件?当事者にとっては大変な事件。靖子先生の謎解きは鮮やかだけど、関係者がほっとしていると良いな。

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    2021年08月05日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    菜の花食堂シリーズ第4弾。いつも通り出てくる野菜たちが魅力的で、レシピも参考になるし、1日で読み終えてしまった。川島さんと優希の恋の行方にドキドキ。

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    2021年08月03日
  • 書店員と二つの罪

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    なんとなく、誰が関わってくるのかの予想はついたけど、どんなふうに関わり、どう着地するのか気になって、一気に読んだ。
    現実の事件をモチーフにしていることは明らかだったので、この結末はこれでよいの?というモヤモヤはある。
    書店員だったり、司書だったりが登場するのは、本好きは惹かれるポイント。

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    2021年07月31日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    今回は特にビターなお話が印象的。
    でも、菜の花食堂のオーナー、靖子先生の謎解きは、どんなにビターで悲しい結末でも、立ち居振る舞いか素敵で、厳しさも混ざることもあるけれど、優しさに溢れている。
    最後、優希さんに恋の予感が。
    続編も読みたい。

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    2021年07月25日
  • 書店ガール 3 託された一冊

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    今回は東日本大震災のあった東北の本屋さんとの関わりがテーマになっている。
    そこで理子はとても辛い経験をした
    書店店長沢村さんと出会い
    東京でイベントを企画する。
    とても重いテーマだけど
    みんなきちんと向き合って
    真剣に取り組む姿に
    やっぱり彼女たちは素晴らしいと思った。

    他にも亜紀の子育てとお仕事のことや
    元気なバイトちゃんが登場したり
    3巻もいろんなお話がうまく同時進行して
    読み応えがありました。

    書店ガールが7巻まであることを知り
    びっくりするとともに
    「しゃばけ」の次は
    書店ガール読破だな、と
    また楽しみが増えました。
    頑張りまーす♪

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    2021年04月04日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    書店ガール完結編。4人の登場人物が新たなステージに向かう爽やかなラストでした。
    自分の内側を見せるのが苦手で、自分の読んだ本のこととかあまり人に話せないけど、ビブリオバトルみたいに他の人のおすすめはぜひ聞いてみたい。いつか私ももっと人に伝えられるようになりたい。

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    2021年03月31日
  • 書店ガール 5 ラノベとブンガク

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    小学生や中学生の頃、ライトノベルを楽しんでいたことを思い出した。本をあまり読まない友だちもそれなら読んでいたから、どんな本でも読書のきっかけになるってすごいなと改めて思った。

    新しいお店づくりもおもしろくて、通勤で通る駅ナカの本屋さんにも注目するようになった。このシリーズを読み始めてから、小さい本屋さんも大きい本屋さんも棚やポップを見るのが楽しくなった。特に手作りのポップがあると必ず見るようになった。

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    2021年03月29日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    オープニングから作り上げたお店が閉店してしまうのは悲しいけれど、スタッフを巻き込んで独自性のあるお店作りができたのは一番の財産になると思う。
    得意分野を活かすことで主体的に参加してもらって成果を出すのはどんな仕事にも活かせそう。

    漫画で読んだことあるからアニメは見なくていいやってこれまで思ったこともあるけれど、この話を読んで、それぞれの作り手の思いが込められてることに気付いたので、そういう視点で楽しめそう。

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    2021年03月29日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    シリーズ通して大変楽しませて頂きました。
    最後となる第7巻。それぞれ主役であったヒロインのアフターストーリー的(全4話)な本作です。
    再び、このヒロインが活躍する話が読みたいです。

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    2021年02月14日
  • 情事の終わり

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    大人の小説ですね!
    私も奈津子と同世代44歳なので、すんごく入り込んで読んでしまいました(笑)

    お互い好きなのに切ない気持ちが、本当に丁寧に描かれていると思います。関口のほうが上手?かなぁっと思っていましたが、やっぱり年上の奈津子の方が大人でしたね。

    碧野さんの小説は「菜の花食堂」シリーズが好きで読んていましたが、テイストがガラッと変わって、大人のお話でした。
    もっともっと他の小説も読んでみたいと思いました。

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    2021年02月14日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    閉店を前に苦悩する話、アニメ制作と出版業界との板挟みの話の2つの話が交互に進み飽きの来ない展開。
    途中、イラっとするシーンも有ったけど、言い換えればそれだけこの作品に没頭してた証拠。
    読み終えて、チョイとホッコリと少しの喪失感。
    あと1冊でこのシリーズ作品も完結と思うと、かなり寂しい感じがする反面、どんな感じでラストを締めくくるのか?
    とても楽しみです。

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    2021年02月06日
  • 書店ガール 5 ラノベとブンガク

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    最初は店の話&作者と編集者の話が別々に展開して行き、コレが上手い具合に繋がる。そこまで進めばもう止まりません。一気に読んでしまいました。ラストはホロリとしました。安定の作品でした。

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    2020年12月17日
  • 書店ガール 7 旅立ち

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    シリーズ完結ということで、4人の書店ガール1人ずつの物語が章立てて綴られている。子供の頃から1度本屋で働いてみたいと思っているけど、なかなか機会がなく、多分もう叶うことはないだろう。「書店ガール」というタイトルは「書店がある」とのダブルミーニングなのかなと思っているんだけど、書店で働いたことのない自分はシリーズを読んで初めて書店がどうやってそこに成立しているかということに思いが至ったし、リアルな店舗として書店がある、存在していることへの幸せを噛み締めています。お得意様の広瀬も草葉の陰で……え、死んでな

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    2020年12月06日