碧野圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版社で働く管理職の女性のお仕事小説
タイトル通り、主人公の水上駒子さんは管理課の課長のままさほど出世したくないのに新事業部の次長に昇進し、同じく昇進した女性次長と1年後の部長のポストを争わされる
また、家庭では完璧に家事をこなしていた専業主婦の夫が仕事を再開したり、高校生の娘の様子がおかしかったり……
社内に蔓延する噂話や陰口、パワハラ、セクハラ、男社会のやっかみ、伝統を笠に旧態依然とした保守的な社員等々様々な問題の中で駒子さんはどうするのか?
ちゃんとした大きい会社は大変ですねぇと思ってしまう
部署間のあれこれや、出世欲の強い人達の足の引っ張り合いなんて、もっと上の人から見たら無駄 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ときどき思うんだ。仕事辞めなかったらどうだったかなって。」亜紀の従妹の舞の言葉です。ふと、目頭が熱くなってしまいました。後悔はしていない、でも満足もしていない。子供を持った母親は、”この一言”で、慰めるしかないのだろうか、と。
本当は、優秀な人が追い詰められないような、多様な働き方が出来るとよかった。保育園も発熱した幼児を預かってくれる環境になってればよかった。子育てと仕事が、女性だけの負担にならない社会になっていればよかった。
亜紀は語る。すぐには社会は変えられないけど、いつかそれを実現させるために、動いてみたいと。
ずっと、ずっと、ずっと、応援してゆきたい。そして、出来ることがあれば、 -
Posted by ブクログ
展開が気になって、通勤時間に一気読み!
主人公の、書店員としての正義感と、事件関係者としての憤りやトラウマが入り混じって、どんな結末になるのかと、ページを繰る手が止まらなかった。
主人公の母親の気持ちも分かるし、主人公の弟や加害者の弟に同情するが、なんと言っても17年前の事件を蒸し返そうとする犯人と出版社に対して、ムカムカする気持ちが止まらない。
実際の事件でも、被害者家族や、近隣に住んでいたというだけでマスコミに追いかけられる人たちの苦悩は計り知れないものがあるだろう。
主人公の家族たちが出した結論が、正しいかどうかは議論が分かれると思うが、被害者家族のことを考えると、これで最善だったので