碧野圭のレビュー一覧

  • 書店ガール 7 旅立ち

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    ネタバレ

    遂に最終話。
    ペガサス書房の閉店で始まり、櫂文堂書店の閉店で終わる。ずっと、本屋の意味・意義を問い続けてきた。同時に、ネット通販には勝てない現実も。

    「モノではなく体験を売る」リアル店舗は語る。しかし書籍の場合、、店舗で売るものと、ネットで買うものに、恐らく違いはない。ホントの”体験”は、”買う”ことではなく、”読む”・”感じる”ことにあるからかもしれない。”買う”ことはその第一歩で。(自宅にも読まずに積み上がった本が…)

    本屋の「体験」は、ブックリストの拡張版なのかもしれない。書店員・沢村さんが語るような、「お勧めの本」があれば足りるのか。無目的に本屋を巡って、偶然目にする手にする”本”

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    2022年09月11日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿

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    こういう料理教室があれば、通いたくなりますよね。なかなか面白い本でした。料理が好きでも好きじゃなくても、楽しめる一冊ですよ❗

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    2022年09月05日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    今回もめちゃくちゃ良かった!
    読んでみたい本がたくさん増えちゃった。
    書店ガールシリーズを読むと、仕事を頑張りたくなる。もっと自分のやってみたい事に挑戦したくなる。

    今回の主人公は就活中のバイトの女の子と、契約社員の書店員だけど、初々しくて、それもまた新鮮だった。

    次が早く読みたい。

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    2022年05月21日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    大好きなシリーズの第4弾!
    おっと、最後には優希に春が!?
    裏切りのジャムは悲しいお話だった。選定されるために、同じことを続けることも大切だが、日々頑張っている人も多いはず。

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    2022年05月10日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    シリーズ4冊目。
    お話の主役が変わりました。
    就活や異動にまつわる不安や悩みなど。自分のことも思い出しながら読みました。
    自分らしさについて、考えさせられたところもありました。
    主人公が企画したフェアで、自分の好きな1刷がとり上げられたのも嬉しかった。
    まだまだ続きが読みたいです。

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    2022年05月02日
  • 跳べ、栄光のクワド

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    フィギュアはたまにテレビで観て「すごいなぁ」と思う程度です。碧野さんの小説に出てくるフィギュア選手たちは皆「高みを目指しながらも葛藤を抱えている若者」で、テレビで見ている選手たちもきっとこんな感じなのだろうと没入させられてしまいます。
    今回の作品は特に「有名なあの人」がモデルなんだろうと詳しくない私もピンときました。
    主人公を取巻く人たちは皆一つの目標に向かっていて、周りから見ると不可解なことも純粋に彼を思うが故の行動で憎めない。「自分のために」尽くしてくれる皆のために理想とする自らを演じなければならない主人公の心情も見えてきてお母さん目線で「ああ、もうっ!」とヤキモキするシーンも多かったです

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    2022年05月02日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    ネタバレ

    「大丈夫、宮崎さんはどこへ行っても、何をやっても、きっと頑張れる」一番おいしい所を西岡さんが持っていった。今回も、頑張ってる姿に途中から涙が止まらない。

    メディアミックスの難しさ、そして、奥深さが伝わる。
    プロ、プロを知るではないけれど、クリエータを大事にする気持ち。それを大切にする関わる一人ひとりの想いに心揺さぶられる。だから、もの造りは止められない。だから、お金じゃないのかもしれない。

    作品の持つ力と、メディア(媒体)の持つ力。本だけが全てではない。コミックも、アニメも、映画(アニメ・実写)も、挿絵も、音楽も。きっかけは何でもいい。作品に触れる機会があれば、あとは作品が引き込んでくれる

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    2022年04月09日
  • スケートボーイズ

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    ネタバレ

    スケオタにとって、このお話はなんとなくモデルは誰だなーなんて思ったり、いやいや、あのスケーターのこういうところとこのスケーターのこういうところを合わせたら、こうなるな…なんて思ったり。

    そして、そうなんです。もちろん、オリンピックや世界選手権レベルの選手たちもすごいけれど、全日本は全部見ても、全部泣けちゃう。

    見せる(魅せる)競技であるフィギュアスケートを文章におこすって、難しい…と思ったけれど、今、目の前で、演技が行われているようで、感涙でした。

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    2022年03月30日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日

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    菜の花食堂の第二弾。今回もささやかな謎が二人に訪れる。
    マルシェの話は面白かったな。なんとなく転売の予想はしていたけれど、まさかあそこだったなんて。
    前回も最終話は靖子先生の家族にまつわる話だったけど、今回も。過去がちょっとずつ明らかになる?!

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    2022年03月16日
  • 書店ガール 5 ラノベとブンガク

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    ネタバレ

    「作品の力ってヤツ」伸光が何度も口にする。

    作品っていうのは不思議です。作家が編集者が、最良の作品を作ったと思っても、売れるものもあれば、そうでないものもある。売れる作品を読者が手にしても、嵌るものもあれば、そうでないものもある。
    きっと、作品を作る時は、誰も(作家も編集者もイラストレーターも)手を抜こうとは考えない。読書子も、時間的・環境的・金銭的制約のため、すべての作品を読むことはできないゆえ、厳選を重ねて手にする。それでも、途中で投げ出すものも少なくない。
    ラノベはわからないけど、発行時はそうでもなくても、何年かして爆発的なヒットになるものも少なくない。たまたま再読した時に、ぐっと”嵌

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    2022年03月15日
  • 書店ガール 4 パンと就活

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    ネタバレ

    「合わない手袋をするくらいなら、手袋を持たなくていい」向田邦子に全賛成と思っていたけど、否定する人もいるのですね。そういう時代だったのかも。手袋がなければ寒いし、多少合わないくらい…。

    上梓が2015年。まだ契約から正社員登用があったのですね。「テンションを高く保つのは難しいかな」が印象的です。新店舗の一人店長。やっぱり、ある意味幸運だと思うし、学ぶチャンスと捉えた彩加の姿に、羨望を感じてしまった。人生無駄なことは無いよって。

    愛奈の就活については、もし可能ならば、理子さんや亜紀さんの意見やコメントが欲しかったかな。書店員さんの”ありがたさ”は、とっても感じるし、読書子としては絶対なんだけ

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    2022年02月23日
  • 跳べ、栄光のクワド

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    北京オリンピックのタイミングで、この作品を読めて嬉しかった。モデルになった選手の姿が脳裏で再現されて、何倍も楽しめました。

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    2022年02月05日
  • 凜として弓を引く

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    ネタバレ

    高校入学前、引っ越してきたばかりで行き場が無かった楓は、ふと立ち寄った神社の弓道場で弦音を響かせる少年に魅せられる。その気はなかったが、なりゆきでそこの弓道会の体験入会をする事に。人見知りで流されやすい楓が、弓道との出会いによって少しずつ変わっていく…

    「道」と付く物は、全て礼儀作法があると言うのは納得でした。弓を引く前に礼儀作法から。中々受け入れるのは難しいかもしれませんが、それが出来ている人の所作は美しいです。
     流されやすい楓だけど、性根が素直だからこそ向いていたんだと思います。

    一目惚れした乙矢と善美兄妹がどうして母に弓道を禁じられていたのかと言う理由も切なかったけど、それを乗り越

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    2022年01月11日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    今回も美味しそうな料理が沢山!春菊とセロリ、苦手な人多いですよね、私はどちらも好きです。身勝手に飼われて捨てられて、結果いい子に貰われたから良かったけど、無責任すぎる!ジャムの犯人、同じ食品を扱う商売なのにバレなきゃいいと思ってたのかな。私も料理苦手なので玉ねぎのおばあさんの気持ちわかります。優希さんと川島さんは新しい展開を迎えるのかしら、次回が楽しみ!

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    2021年11月06日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    菜の花食堂シリーズ第4弾
    今回も先生の推理が冴え渡る
    ハラハラ ヒリヒリしても ちゃんと心に温かな物をくれる先生の優しい謎解きが好き
    最後も素敵な予感を残して終わり 後味まで良かったです

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    2021年10月26日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム

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    ネタバレ

     今回も靖子先生の推理が冴え渡ってました。

     お気に入りは春菊。私も春菊苦手だったのですがこれはやってみたくなりました。そして旦那さんのダイエットと奥さんの女心のすれ違い。靖子先生の仲裁が見事でした。

     やっと軌道に乗ったジャムのトラブルも解決できて良かったです。老舗とは言えアップデートしないと飽きられるんでしょうね。良い方向へ向かえてホッとしました。

     そして優希にも幸せが訪れたのも嬉しかったです。色々あったけど幸せになって欲しいです。

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    2021年08月30日
  • 書店員と二つの罪

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    面白かった。面白すぎた。休日に読み始めたのをいいことに、イッキ読みしました。面白かった…。

    わたしは西日本の某県に住んでいるので、某事件を彷彿とさせなくもなかったんやけど、もしかして(恐ろしい話やけど)この手の少年犯罪ってわりとどこでもあるんかもしれへんな…。いやほんまそれ恐ろしい話やわ…。

    著者の本はどれも好きやけど、今までにないタッチやったような気がする。そもそも、男性目線の本を読むのも珍しいかも? 違う?

    たぶん、あのあたりが怪しい…、とか、こういうオチがくるかも…、とか、たしょう予想はできるし、また
    「まさかそんな展開!?」
    と、いうこともないねんけど、もうページをめくる手が止ま

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    2021年08月22日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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    問題を通して少しずつ人脈ができて居場所ができていくところがほっこりして安心できる。
    どれも心温まる良い話ばかりだった。

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    2021年08月14日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日

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    『おいしいものは人を幸せにする』
    最近 本当にそう思います!
    美味しい物を食べてる時の至福感!!

    とっても優しい気持ちになれる一冊でした(*´∀`)

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    2021年08月12日
  • 書店ガール 6 遅れて来た客

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    人の足を引っ張り意地悪や嫌がらせばかりする人間の小ささと、周りが敵ばかりでも信念を持って限界まで戦い頑張ることで成長し人間性が磨かれ器がどんどん大きくなる対比が印象に残った。
    たとえうまくいかなくても見てる人はちゃんと見ているし失敗から気づき見えてくるものもある。

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    2021年05月01日