碧野圭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前半のリアルでシビアな人間関係から一転、後半の怒涛の展開に胸が熱くなり、最高に面白い一冊だった!
最初は、人間の劣等感や嫉妬による視野の狭さに「人をまっすぐ見る難しさ」を痛感させられた。
けれど中盤以降、厳しい状況に立ち向かう理子のプロ根性に痺れた。
悪質なクレーマーにも躊躇なく応える覚悟、そして周囲の目が変わっていくのを素直に感謝する姿が本当にカッコいい。
店の存続を巡る、希望からの掌返しには心が冷え切るような絶望感を味わったが、そこからの「神展開」による救いの手には歓喜!
現実の厳しさを描いていたからこそのハラハラ感と、最後のホッとした安心感がたまらない。
途中まで泥臭い人間関係が描 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天才肌の青と几帳面なめぐみの対比がとてもよかった。
いくらその分野での才能があっても、人は完璧でいられないのが良くも悪くも人間らしくて強い共感ができる。お互いの長所を活かし短所を補い合う二人はまさに理想的なパートナーであり、青は能力の発揮に、めぐみは目指すべき成長に、お互いが欠かせない存在になっていく過程が見どころ。友人とは違うけれどただの仕事仲間でも上司部下でもない、そんな二人が立ち向かう大仕事と未来への終着点は、読者の夢さえも後押ししてくれているような気もした。
また、ブックデザイナーという専門的な職でありながらも説明しすぎない文章のおかげで読みやすかった。これから本屋に寄る度に、デザイン -
Posted by ブクログ
ネタバレどれもよかったけど、小路幸也さんの「イッツ・ア・スモールワールド」と、碧野圭さんの「わずか四分間の輝き」がよかったな。
自信を持てていた過去の自分と比較して落ち込むことってあるけど、今あるものだって別に捨てたもんじゃないし、それより大切なのは『自分が何をしたいか?』だよなって。
青井夏美さんの『金環日食を見よう』もよかったけど、プラネタリウム泊まるの羨ましい反面、確かに市の持ち物かつ大切な資料が沢山あることを考えると、親が同伴であっても小学生が泊まるのは怖いかも…って思っちゃった。逆に資料館じゃないプラネタリウムでお泊り企画あったら参加したいのにな。地元に子どもの頃よく連れて行ってもらったプラ -
Posted by ブクログ
----------------------------------
えっ、
私が部長になるの!?
水上駒子42歳。
セクハラ・パワハラが横行する男社会で、
「女性の出世」が巻き起こす波乱とは。
----------------------------------
ずっと読みたくて買い物籠に入れっぱなしだった一冊です。
主人公の駒子は、出版社の管理課課長。
専業主夫の達彦と、高校生の娘 澪がいて、
平穏に過ごしていた。
そこに突然の辞令。
新しい部署を設立し、もう一人の女性課長と競い合って勝った方を部長にするという。
突然の出世レースにエントリーさせられた駒子。
さらに、夫の仕事復帰、澪 -
Posted by ブクログ
菜の花食堂シリーズ第7弾。
季節の料理を楽しみながら靖子先生の推理も楽しめる。
ちょっとした謎がスパイスになり、人が死なないミステリーというのも安心できて、サクッと楽しめるのがいい。
蕎麦と思いやり〜蕎麦とうどんのバトルの果ては…
トマトは嘘を吐く〜薬膳料理を勧めるご近所さんの行動に靖子先生は…
栗は告発する〜商工会主催の栗を使ったオリジナルレシピの審査会で、紛失したものが…
かぶと終活〜御祈祷後のおさがりを粗末にする理由とは…
ウエディングドレスは華やかに〜結婚式を控えた香奈さんが、暗い理由なのは…。
短編5話、小さな事件の裏側には誰かが隠している思いが潜んでいる。
ちょっと