碧野圭のレビュー一覧
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ネタバレ前作があまり記憶になかったけど、かなりいろいろと変化があって、新しいエッセンスが加わった分、読み応えはあった。
顧問の青田先生や1年生たち、そして関東大会に出てくる謎の三峰さん。1年生たちとの選抜選手のやり取りは、なんだかこちらが腹を立ててしまった。楓たちが一生懸命立ち上げて作ってきた弓道部を、入って間もない1年生たちがかき乱すなよ、生意気な、と。でも、部長としても弓道家としても成長した楓が頼もしくもあった。
関東大会での活躍も嬉しかったし、最後は気持ちよく終われるかと思いきや、次作に向けての不穏な流れ。ここで終わりかなと思う部分もあったので、次作が楽しみにはなった。 -
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「凛としてして弓を引く」4冊目。
表紙は誰だと思ったら、カンナなのかい。(なんで?)
今回は、同好会が正式に部として認められたところからスタート。関東大会の予選をあれよあれよと勝ち進み、本戦への出場が決まる。
その結果に多くの新入生が入部してくるは、顧問の先生が交代するは、順風とは言えない部の運営に悩みながら、大会への鍛錬も行う楓たちの奮闘を描く今回。前作ではあまり描かれなかった試合の様子やそれに臨む緊張感、そこに至る道筋がしっかりと描かれて満足。
何より楓が成長したね。顧問が変わって指導方法に戸惑い、大所帯になって学年間やメンバー間での意見の違いも今まで以上になって、自分たちがゼロから作り -
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今回はシリーズ4から主役の彩加と
亜希の夫信光の話がメインだけど、
どちらというと編集者の信光が柱。
ラノベの新人賞を受賞した1冊の本を爆発的ヒットに繋げようと編集者、作家、書店員が一致団結して奮闘する姿を書店ガールの彩加と
編集ボーイの信光の視点で描かれています。
編集者視点は著者がラノベの編集者をされていたのでリアルな現場の雰囲気や気持ちが伝わってきました。
信光は前の出版社でも大変な目にあっているので今回のトラブルもヒヤヒヤさせられました。
もしかして、くび?なんてことも!
一方、彩加の小さな駅ナカ書店も苦戦を強いられるが、そこはさすがカリスマ書店員、アルバイトの子達を巻き込んで活 -
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えっ、変わっちゃったの?
主人公!
理子と亜季は?何で、どうして?
今まで応援してたのにー!
4作目からは亜季の愛弟子の愛菜と駅ビルの書店員の彩花の二人。
年齢も若くてフレッシュな感じ。
愛菜の就活と彩花の転勤、親戚の叔母の書店がメインストリー。
就活は一生の事だから悩むよね。
就活で悩む愛菜のお母さんのアドバイスがジーンときた。
向田邦子さんの『夜中の薔薇』のなかの「手袋をさがす」。
あわない手袋ならしなくてもいいんだよ。って
本好きの母ならではだよね。
『すてきなケティ』の話も良かった。
1冊の本がその人の支えになる、病気に負けないように。思い出の本。
私も、そういう本に出会いたい。
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