碧野圭のレビュー一覧
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セロリは変わっていく
犬と小学生の女の子二人のお話しでした。
お金持ちで恵まれた環境の女の子が犬を飼っていた。
菜の花食堂のご主人は この子が犬の世話ができなくなって 捨てた と読み解く。
いやあ すごい推理力
お金持ちの両親 犬を飼いたがっていた片親の女の子
その子の母親
みんなに こじれのないように 説明していく。
私も犬を飼っているので どうなるのかしら とハラハラしながら読みました。
裏切りのジャムも 犯人がわかるだけでもすごいのに
そのあと どこもこじれないように解決する。
いやあ こんな手腕があったら 素敵です。
これが4冊目ですね。
5冊目は先に読んじゃったので そのあとの話しが早く読みたいですね。 -
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ネタバレ遂に最終話。
ペガサス書房の閉店で始まり、櫂文堂書店の閉店で終わる。ずっと、本屋の意味・意義を問い続けてきた。同時に、ネット通販には勝てない現実も。
「モノではなく体験を売る」リアル店舗は語る。しかし書籍の場合、、店舗で売るものと、ネットで買うものに、恐らく違いはない。ホントの”体験”は、”買う”ことではなく、”読む”・”感じる”ことにあるからかもしれない。”買う”ことはその第一歩で。(自宅にも読まずに積み上がった本が…)
本屋の「体験」は、ブックリストの拡張版なのかもしれない。書店員・沢村さんが語るような、「お勧めの本」があれば足りるのか。無目的に本屋を巡って、偶然目にする手にする”本”を選ぶからよいのか。時に悩む。例えば、本書はリアル店舗で手にすることは、きっと無い。この現実を私たちは、受け止めるしかないのか、と。
「効率とか合理化、数値化できないところに良さがある」と説く。私たちは、「書店」の良さを味わう最後の世代になるかもしれないと、考えながら、理子さんの涙に想いを重ねたい。 -
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フィギュアはたまにテレビで観て「すごいなぁ」と思う程度です。碧野さんの小説に出てくるフィギュア選手たちは皆「高みを目指しながらも葛藤を抱えている若者」で、テレビで見ている選手たちもきっとこんな感じなのだろうと没入させられてしまいます。
今回の作品は特に「有名なあの人」がモデルなんだろうと詳しくない私もピンときました。
主人公を取巻く人たちは皆一つの目標に向かっていて、周りから見ると不可解なことも純粋に彼を思うが故の行動で憎めない。「自分のために」尽くしてくれる皆のために理想とする自らを演じなければならない主人公の心情も見えてきてお母さん目線で「ああ、もうっ!」とヤキモキするシーンも多かったです。
巻末の槇村さとるさんのイラスト入り解説も見応えがあってお得な1冊でした! -
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ネタバレ「大丈夫、宮崎さんはどこへ行っても、何をやっても、きっと頑張れる」一番おいしい所を西岡さんが持っていった。今回も、頑張ってる姿に途中から涙が止まらない。
メディアミックスの難しさ、そして、奥深さが伝わる。
プロ、プロを知るではないけれど、クリエータを大事にする気持ち。それを大切にする関わる一人ひとりの想いに心揺さぶられる。だから、もの造りは止められない。だから、お金じゃないのかもしれない。
作品の持つ力と、メディア(媒体)の持つ力。本だけが全てではない。コミックも、アニメも、映画(アニメ・実写)も、挿絵も、音楽も。きっかけは何でもいい。作品に触れる機会があれば、あとは作品が引き込んでくれる。原作イノチかどうかは、微妙だけれども。
「本なんかいらないって言った子は、可哀想。本の楽しさを知らないんだな、と思って。」その点、私は、ラッキーだったのかもしれない。できれば、この喜びを誰かに伝えてゆきたい。
最後に、『世界はあなたのためにはない』でも、だからこそ自分を大事にしなければならないんですね。胸に刻んで、本を閉じた。 -
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ネタバレ「作品の力ってヤツ」伸光が何度も口にする。
作品っていうのは不思議です。作家が編集者が、最良の作品を作ったと思っても、売れるものもあれば、そうでないものもある。売れる作品を読者が手にしても、嵌るものもあれば、そうでないものもある。
きっと、作品を作る時は、誰も(作家も編集者もイラストレーターも)手を抜こうとは考えない。読書子も、時間的・環境的・金銭的制約のため、すべての作品を読むことはできないゆえ、厳選を重ねて手にする。それでも、途中で投げ出すものも少なくない。
ラノベはわからないけど、発行時はそうでもなくても、何年かして爆発的なヒットになるものも少なくない。たまたま再読した時に、ぐっと”嵌る”一冊も少なくない。読み手の琴線や経験値にも依存するのかもしれない。これも、作品の持つ”力”なのかもしれない。
”作品の力”は、購買までのパワーでしょうか。読者が会得する感情を誰かに伝えるパワーでしょうか。さらなる次作へ期待を載せるパワーでしょうか。作家へ作品へ抱く期待。そんなものが”力”になるのかもしれないと、感じる。
エンディングの彩加さんとお父さんの場面、かける言葉は、きっと、、「お父さん自身の夢、まだこれからでも遅くないんじゃないですか」 -
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ネタバレ「合わない手袋をするくらいなら、手袋を持たなくていい」向田邦子に全賛成と思っていたけど、否定する人もいるのですね。そういう時代だったのかも。手袋がなければ寒いし、多少合わないくらい…。
上梓が2015年。まだ契約から正社員登用があったのですね。「テンションを高く保つのは難しいかな」が印象的です。新店舗の一人店長。やっぱり、ある意味幸運だと思うし、学ぶチャンスと捉えた彩加の姿に、羨望を感じてしまった。人生無駄なことは無いよって。
愛奈の就活については、もし可能ならば、理子さんや亜紀さんの意見やコメントが欲しかったかな。書店員さんの”ありがたさ”は、とっても感じるし、読書子としては絶対なんだけど、自分ができるか・選ぶかと言うと、きっとそうではない。就職の対象として”書店”を選ばせる側(迎える側)はどう考えてるのだろうかと、気になります。
これから、就活のあり方や働き方が問われる中、二人の将来が楽しみです。就活・職業に悩んだ昔を少し思い出してしまいました。本書が「就活フェア」の片隅に置かれることを願いつつ。 -
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面白かった。面白すぎた。休日に読み始めたのをいいことに、イッキ読みしました。面白かった…。
わたしは西日本の某県に住んでいるので、某事件を彷彿とさせなくもなかったんやけど、もしかして(恐ろしい話やけど)この手の少年犯罪ってわりとどこでもあるんかもしれへんな…。いやほんまそれ恐ろしい話やわ…。
著者の本はどれも好きやけど、今までにないタッチやったような気がする。そもそも、男性目線の本を読むのも珍しいかも? 違う?
たぶん、あのあたりが怪しい…、とか、こういうオチがくるかも…、とか、たしょう予想はできるし、また
「まさかそんな展開!?」
と、いうこともないねんけど、もうページをめくる手が止まらん。
あえて言うなら、最後のページやったかもしれへん。
ここまでこれほどドラマティック(?)サスペンスホラー(?)な展開やったのに、すべてのまとめ方がほんまに著者らしいというか何というか…。
少年犯罪についての話ではなかった。犯罪者の周辺に対するマスコミの圧の話でもなかった。
ノンフィクションに対するモラル。でも、出版の自由は守られるべきやから、それに対して作られた本に対してどう真摯であるべきなのか、そのあたりが深く考えさせられるのが、とにかく著者ならでは。
読む立場のわたしとしては、やっぱり読む自由は守られるべきなんやろうけど……。
今までわたしはこういった「犯罪者の手記」的なものは読んでこなかったので、よくわからん。
たぶん今後も読みたいとはなかなか思わんやろうし…。
自己啓発本もさほど得意でない。よほど面白いと言われてたら手に取るけど、読み始めてもわりと途中で飽きつつ読んでる。(笑。ごめんやで)
物語が好きで読書をしてるから、ノンフィクションに対する意欲はあまりないんよね。
ノンフィクションなんて現実でおなか一杯。そんな現実から逃避するために読書をするのに、現実そのままの本なんていらねえなー。わたしは。笑
(この本はノンフィクション本ではないのよ!)